天皇賞・秋/予想と展望
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天皇賞・秋/予想と展望

2020-10-28 19:59
    天皇賞・秋/芝・2000m


    秋天は枠番が大事だ。スタートから2コーナーまでの距離は短く、なるべくポジションが取りたい。そうなると、内枠が欲しいところだろう。12頭の出走であっても、三冠牝馬、18’菊花賞馬、19’有馬記念馬、18’菊花賞、天皇賞・春19’20’連覇馬、19’QE2世C、香港C勝ち馬、朝日杯勝ち馬、と並べてみるとレベルの高さは伺える。

    G1馬7頭、G1勝鞍はすべてで17個。豪華なメンツとなった。

    言わずもがな、待ち焦がれた秋天へのダノンキングリー号の出走である。去年の毎日王冠は古馬との対戦でどれほど通用するかのチャレンジであり、おそらく調教師としてはマイルの適正を見ていた。そして、同馬主のダノンプレミアムが天皇賞秋へと出走の煽りを受けて、ダノンキングリーは回避となった。だれもが天皇賞秋で見たかった存在であったろう。今でもきわめて鮮明に覚えている。心地の良いものではなく、憤慨した思いが強い。


    アーモンドアイは強い。新三冠牝馬が誕生したが、旧三冠牝馬は5歳になっても衰える素振りを見せずに、当週追切の南Wを全体時計64秒で走りきった。断言するが、彼女に勝つためには同じ中団からの争いしかない。先行して逃げ切ることは、府中競馬2000mにおいて例外を除けば不可能である。勝ち切るためには、馬場状態にもよるが後方からいくしかないのだ。

    ダノンキングリーの母母父のHonour and Glory(オーナーアンドグローリー)は、サンタアニタダービー2着馬。さいきんのディープインパクトの流行ニックス(コントレイルほか)である、母父Unbridled's Song(アンブライドルズソング)と同期だ。母母母父は、Majestic Prince(マジェスティックプリンス)、アメリカ競馬史上初の無敗二冠馬であったが、最後のベルモントステークスで破れ、その後はシンジケートの圧力による競走馬としての引退であった。年度代表馬も取ることができなかった。

    こうやってダノンキングリーの血統を見ていくと、Storm Bird(たてがみは切られ、発熱と脚部不安で早々と引退、V.オブライエンをしてニジンスキー以上と言わせた馬)もそうだが「どこか不幸な血統」である。言い換えれば、運のない血筋なのかもしれない。

    皐月賞はアタマ差、ハナ差の3着。ダービーはクビ差の2着。古馬になってから臨んだ大阪杯はクビ差、クビ差の3着。もう、あと数センチである。その数センチがたまらなく遠く、苦しむほどに遥か彼方に感じる。

    しかし、こうやってようやくメインの舞台に立てたこと。ようやく、本当にようやくかれの真価が発揮される距離で走ってもらえること。まずはそのことに深く感謝をしたい。そのうえで、彼はここで勝たねばならない。もう一度いう、アーモンドアイは”この距離で”こそ強い。マイラーなどではなく、2000mこそ圧巻の走りを見せている(マイルの化け物はグランアレグリアである)。スムーズな加速、大回りのコース、直線からの伸び足、どれをとっても素晴らしい。

    相手は強いが、負かすにはここしかない。馬名そのままに、タイトルを掴んでくれ。
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