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どんなにかっこよく、紳士的な振る舞いをしていても「こんなにジェントルマンな、オレ」に酔っていると気づいた途端、100年の恋も一瞬で冷める。女の子が合コンでサラダを取り分けながら「気配りができる、ワタシ」に酔っているのもまた然り。最近、こんなふうに自分におぼれる人が急増してると思います。あなたも周りもいたりしませんか??

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タイプ1:世の中を変えよう型

どちらかというと男性に多いのがこのタイプ。エネルギッシュで熱意はあるのだけれど、どこか的外れな感じが否めない。

台詞:「オレ、将来的には有名になりたいんだよね。最近世の中つまんねーじゃん?そういうヤツらに夢ってやつを教えてあげたいわけよ…」

特徴:やたらと“夢”というワードを用い、背景になる理由は簡素。“何か”大きいことをやりたい、など全体的に漠然としている。

結局言いたいことは「~で世の中を変えたいわけ!(そんなこと考えちゃうオレ、最高!)」


タイプ2:世の中は素晴らしい型

女性に多いのはこのタイプ。自分を浄化させることやポジティブな考えが大好きなのは良いけれど、それを人に押し付ける傾向も。

台詞:「そういうふうに酷いことを言う人もね、心の底では分かり合いたいって思っているんだよ…」

特徴:授業で聞くような道徳のような話しを交え、結論を自分流ハッピーエンドに解釈し、広めたがる。ネガティブな意見を言うと異様に批判する。

結局言いたいことは「ね?世の中って素晴らしいでしょう?(そんなふうに思えるワタシ、素敵!)」

問題なのは本人は自覚がなく、それを見ている他人も違和感を感じているだけで指摘しにくいということです。そして異論を唱えようものなら「理屈じゃねえんだよ、感覚っていうかセンス?ま、わかんねーだろうけど(ハッ)」とか「私もそうやって昔はひねくれてたなぁ(クスッ)」という言葉で一蹴されてしまうという手強さ。

世の中を変えようという情熱も、世の中を素晴らしいと感じる気持ちも、決して悪いものではありません。けれど「そういうことをしている自分が好きなのだ」という自覚を持たなければ、自分に酔いしれているだけで中身のないものになってしまう恐れも。
自分に向いているベクトルを世の中に向けることで新たな道が開けるかも。
え?もちろん筆者も「こんなこと書いちゃっている、ワタシ」に酔ったりなんか、していません!笑

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