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瑠璃さん のコメント

こりゃあ、楽しみだぜ!
No.1
135ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
今日は「 COMIC@LOID2 」で『拷問塔は眠らない -道化師の章-』の漫画を担当している ソガシイナさんへのインタビューをお届けします!! *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* Q:はじめて『拷問塔は眠らない』の曲と小説を   ご覧になった時の感想を教えてください。 A:小説の方はまず、三姉妹達にとっての拷問は「おもてなし」という概念が   面白いと思いました。    彼女達にとって【拷問】は悪い事でも罪の裁きでもなく、   【いい事】という価値観。それゆえの純粋な怖さ。   それが三姉妹の一番の特徴だと感じました。   楽曲PVは小説を見た後、執筆中に見させていただのですが、   歌の中では一小節しか出てこないレイモンドのヴィジュアルが、   結構出ていて嬉しかったです。   あとロゴのデザインも美しいですよね!   PVや小説で補完出来ない部分を、漫画でどう見せるか、   どう分かりやすく伝えるか、が個人的な課題だと感じました。    ビジュアル面の提案やアイディア、情報の見せ方、わかりやすさ、   拷問塔という作品の成長に対して+α、   私なりに関わっていければと思っています。 Q:コミック『拷問塔は眠らない ―道化師の章―』の物語について、   概要を教えてください。 A:『拷問塔』は誰が主人公か、はっきり提示されていないので   道化師の章ではレイモンドを主人公として、   その視点から見た拷問塔の世界を描いていきます。    様々な人達との出会いを通してレイモンドがどう成長していくのか 、   個人的にはそれらを見どころにしていただけたらと。   私が初めて拷問塔を見た時一番魅力的だと思ったのはキャラクターでした。   漫画版ではそのキャラクターのドラマをもっと掘り下げたいと思っています。   可愛いキャラクターと拷問という暗く重たいテーマ。   痛み、悲しみ、苦しみ、憎しみ、葛藤…   そして、そっと寄り添うように存在する愛情や想い。   それはまるで夜空に輝く星のように、真っ暗闇の中でしか   その存在の大きさを感じ取る事は出来ません。   だからこそ私は、多少残酷かもしれませんが「拷問」というテーマを真正面から描き、   その中で揺れ動くキャラクター達を描きたいと思っています。   皆さんも目を逸らさずに、彼等の気持ちを一緒になって感じとっていただけると幸いです。 Q:レイモンド・ロイド・ジベット・ラック・メイデンを、   漫画版用の描き起こすにあたって、     こだわった点や苦労された点などはありますか?   A:基本的に私はキャラクターは、内面から伴う動きや仕草を重視して   デザインを起こすので主に内面の話になってしまいますが    レイモンド/ 明るい印象も冷たい面も、どちらも変わらず彼の本音という二面性が         レイモンドの一番の個性だと思います。         表情がスッと切り替る瞬間がやっぱり魅力的ですよね。         その辺がストレートに伝わるように漫画版は努めていきます。         デザインとしては原作のレイモンドは初めから長剣を持っているんですが、         彼の能力をわかりやすく見せる為に短剣にしました。         あと道化師という職業柄の"癖"として         オーバーリアクションを取らせるようにしています。         正直アクションが一番大変です。               ロイド: レイモンドとは正反対に知性的で人によって顔を使い分ける         ニ面性を持っているロイド         役者としての過去を捨て切れない盗賊、その性格からくる行動に則って         衣服にとても自然な形で銃を隠し持っていたり         行動の節々に内面がにじみ出るようにと思っています。         ロイドに関しては見た目がちょっと中性的なレイモンドとの対比で、         わざと男性的に描くようにしています。             ジベット: 主人公核が野郎だらけで、画面がむさくなるといけないんで         おっぱいという名の潤いを!(笑)         …と言うのは半分は冗談で原作で、         ジベットは男性の目を惹く姿をしていると言う描写があったので         ぱっと見た目でそういう持ち味がストレートに伝わるようにと、         胸周りが大きく開いたデザインにしました。                     ラック: 一言で"残虐"と言っても色々種類があって         ラックの怖さというのは凄んだり威圧感を与えるものではなく、         本人にとっては拷問も戦いも、全て"ただ遊んでるだけ"というところに         彼女の個性があると思います。         レイモンドと戦っている時のラックの能天気な反応が可愛いですよね。         デザインはそんなに弄らず行動や反応をどう演出するかに苦労します。                    メイデン: 漫画版は動く事が前提なのである程度、どの角度から見ても         シルエットが崩れないよう         棘を2本にして、可愛さを残す為にリボンを強調しています。         三姉妹の中では一番好きなキャラなのに、後ろの棘が毎回毎回描きづらいです。         レイモンドとはまた違う意味で、純粋で真っ直ぐなので         これからの関わりを描くのが楽しそうです。         Q:9月13日発売の「COMIC@LOID2」に掲載の第1話について、   こだわった見所のシーンを教えてください。 A:囚人達のシーンでしょうか…   個人的にいわゆるグロを描く際、単純にスプラッタ、派手、とかではなく   何を具体的にどうされて、どうなっているのか、というのを描くように心がけているので   注目して見ていただいたら彼等が何をされたのか勘の良い方は大体わかってくると思います。 Q:一番好きなキャラクターは誰ですか? 理由もあわせて教えてください。 A:個人と言うよりコンビで好きになったりする事が多いので、   ロイドとレイモンドのコンビが大好きです。   正反対なのに似たもの同士のところとか、   いざって瞬間までどこまでもかみ合ってないところを描くのが楽しそうです。   あとレイモンドとメイデンのコンビも好きなので個人的には応援したいです。 Q:『拷問塔は眠らない』で、   「このキャラクターでこんなシチュエーションの漫画/イラストを描いてみたい!」   という野望がおありでしたら教えてください。 A:個人的にも色々ありますが、メディアミックスというのは   半分お祭りのようなものと捉えています。   折角なら読者さんの見てみたい、キャラクターのこんなシチュエーションや衣装、   イメージ等を叶えたいと思います。   もしこういうのが見てみたい!と言うのがありましたら、   COMIC@LOIDへのお便り(アンケート欄でも構いません)に   送ってくださればぜひ描きたいです。   (ちなみに11月13日発売予定の「COMIC@LOID 3」から   道化師の章本編と別におまけページも色々描く予定なので   楽しみにしていただけると嬉しいです!) Q:漫画はデジタルではなくアナログで作業をされているそうですが、   ご使用の画材について教えてください。 A:これといって特別なものは何一つありませんが    原稿用紙はアップル。   ペン先は日本字だったり、丸ペンだったり、Gだったり、スクールだったり。   描くものの質感に合わせて適当に変えたります。 Q:漫画執筆の作業中、欠かせないものは何かありますか? A:音楽です。   ボカロとSound Horizon、志方あきこさんあたりにいつも大変お世話になっております。   あとゲームサントラとか。 Q:作業机の上に常に置いてあるものは何ですか? A:ペルソナ3フェスのメティスのfigma(デッサン用の素体に便利なんです) Q:最後に、読者の皆様へ一言お願いします! A:漫画版はレイモンドを軸としてお話を描いてますので進行やシチュエーション等、   様々なところで原作と違いがあると思いますが、   ぜひこの機会に小説、漫画両方をお手にとっていただき、   違いも合わせて楽しんでいただけると幸いです。 *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* ソガシイナさん、ありがとうございました! コミック「拷問塔は眠らない -道化師の章-」第1話が掲載された 「COMIC@LOID2」は、全国書店で発売中です♪
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