ユーザーブロマガは2021年10月7日(予定)をもちましてサービスを終了します

  • セクショナルチャートの読み方とAirspace

    2017-05-27 17:00


    前回の記事では、各AirspaceごとのVFR最低気象条件を紹介しました。
    今回はSectional Chart上でのAirspaceの読み方を中心に解説していきます。

    ・Sectional Chartとは?
    Sectional Chart(区分航空図)とは、航空機のナビゲーションを行うための地図で、主にVFRでの飛行に使用されます。
    スケールは50万分の1で、目標物となるランドマーク、主要な道路などが記入されているなど、低速度~中速度域で飛行するVFR機のためにデザインされています。
    また、航法に必要な無線の周波数、空港、Airspace、飛行制限空域、障害物等の情報を含み、6か月に1回更新されます。
    最新のチャートはFAAのページからダウンロードできます。














    ・Airspaceとは?
    アメリカのAirspaceは大きく分けて2つに分類されます。
    Controlled AirspaceとUncontrolled Airspaceです。

    1.Controlled Airspace
    Controlled Airspaceとは、その名の通り管制されている空域です。
    このカテゴリーにはClass A,B,C,D,Eが含まれています。

    2.Uncontrolled Airspace
    Uncontrolled Airspaceは管制されていない空域です。
    Class G Airspaceと呼びます。

    ここから先はこの画像をベースに各空域について解説していきます。

    FAA-Pilot’s Handbook of Aeronautical Knowledge Chapter15 Airspaceより

    Class A Airspace
    18,000ft MSLから始まる空域で、上限はFL600までとなっています。
             この空域では計器飛行のみが許可されています。
             アメリカ上空のどこにおいても18,000ft MSL以上はClass Aと考えて問題ない         です。

    Class B Airspace 主に超過密空港の周辺に設定される空域で、進入するには管制官の許可が必要
             になります。

    「ウェディングケーキをひっくり返したような形」と言われ、チャート上では青の実線で描かれています。

    100/40のように書かれている数字はそれぞれTop/Bottomを示しており単位は100ftです。
    つまりこの範囲は下限が4,000ft MSL、上限が10,000ft MSLということです。


    ClassBについてはかなり複雑なため、別の記事で詳しく説明します。

    Class C Airspace この空域は、比較的過密な空港の周りに設定されています。

    この空域への侵入には特別な許可は必要ありませんが、飛行するには
    ・Two-way radio communication
    ・トランスポンダー モードC
    が必要です。

    チャート上ではマジェンダの実線で示されており、こちらもケーキを返したような形をしています。


    Class D Airspace Class Dは一般的なタワー付きの空港周辺に設定されています。

    この空域を飛行するには
    ・Two-way radio communication
    が必要になります。

    Class D,Cを管理しているタワーは、夜間は運用を停止しているものがあります。
    その場合、タワーが閉まるとその空域は後述するClass EもしくはGに変わります

    タワーの運用時間はAFD(Airport/Facility Directory)で確認できます。

    チャート上には青色の破線で描かれています。


    Class E,Gはそのうち追記します
  • 広告
  • Airspace and Basic VFR Wx Minimums ①

    2017-04-19 14:41
    Airspaceとは、トラフィックをコントロールし、安全に飛行させるために存在します。
    航空の黎明期、すべての空域はコントロールされていませんでした。当時は航空機も少なく、雲の中を飛ぶために必要な計器も存在しなかったからです。

    そのため See and Avoid (目視し回避する)がVFRの基本的なルールとして設定されました。

    このルールは設定当初はよく働きました。しかし航空機産業が発達し、技術の向上、空域を飛ぶ航空機の増加により、事態は変わりました。
    ・ジャイロ式計器の開発 - 雲の中を飛行することが可能になりました。
    ・See and Avoidの陳腐化 - 航空機同士の間隔を作るための仕組みが必要とされました。
    そのためATC、ClassE Airspaceが作られました。これがControlled Airspaceの始まりです。

    Airspace Categories
    Airspaceは大きく分けて2つに分けられます。
    1.ATCとの通信が必要な空域
    ClassA ClassB ClassD - これらの空域ではATCとの相互通信が必要です。

    2.Communication-Recommended Airspace
    ClassE ClassG - これらのエリアでは通信の必要はありません。しかし、パイロットは衝突の危険        を避けるためポジションレポートをするべきです。

    http://www.cfinotebook.net/notebook/national-airspace-system/class-alpha-airspace

    VFR Minimums
    FAR 91.155参照
    ・空域名 - 視程距離(Statute Miles) / 雲から離れるべき最低距離
    ・ClassA - IFR Only
    ・ClassB - 3.5SM / Clear of Clouds
    ・ClassC,D - 3SM / 500ft below 1000ft above 2000ft horizontal
    ・ClassE(10000ft未満)- 3SM / 500ft below 1000ft above 2000ft horizontal
    ・ClassE,G(10000ft以上)- 5SM / 1000ft below 1000ft above 1SM horizontal

    これより先のClassGでは昼夜、高度により最低気象条件が変化するため注意
    ・ClassG(Day 1200ft AGL以下) - 1.5SM / Clear of Clouds
    ・ClassG(Day 1201ft AGL以上 - 10000ft MSL以下) - 1SM / 500ft below 1000ft above 2000ft horizontal
    ・ClassG(Night) - 3SM / 500ft below 1000ft above 2000ft horizontal

    ClassG Eの10000ft以上では、昼夜にかかわらず一定の最低気象条件となる。

    次回は各空域の詳細な解説と、セクショナルチャート上のAirspaceの読み方を予定。


  • Airspeeds and the Airspeed Indicator

    2017-04-12 13:39

    Airspeeds and the Airspeed Indicator

    パイロットは次の3つの速度の略語の意味をよく知っておくべきある。

    Indicated Airspeed (IAS)-対気速度計から手に入れた、修正していない速度。

    Calibrated Airspeed (CAS)-IASから計器の内部誤差、取り付け誤差を修正した速度。

    True Airspeed (TAS)-CASから気温、気圧の変化を修正した速度。


    A number of airspeed limitations, abbreviated as “V” speeds, are indicated by color-coded marking on the airspeed indicator.


    Vs₀-失速速度もしくはLanding conditionにおける最小の安定飛行速度。(白い弧線の始点)

    VFE-フラップ展開時における最大速度。(白い弧線の終点)白い弧線の範囲内はFlap operating rangeを示す。

    Vs₁-失速速度もしくはSpecified configurationにおける最低安定飛行速度。

    VN-構造的な最大巡行速度。(緑色の弧線の終点、黄色の弧線の始点)黄色の弧線の範囲内はCaution rangeと定義されていて、超える場合は乱気流がない時に限るべきである。

    VNE-(Never Exceed speed)超過禁止速度。(黄色の弧線の終点)赤色でマークされている。

    以下は速度計にマークされていないものの、重要な制限速度である。

    VLE-ランディングギアを展開時の最大速度。

    VA-設計運動速度。Roughな風、タービュランスに遭遇した場合、機体への負荷を低減させるため対気速度はVaの中に収めるべきです。

    VY-(The best rate-of-climb speed)最良上昇率速度。時間あたりで最大の高度を得ることができる速度。

    VX-(The best angle-of-climb speed)最良上昇角速度。距離あたりで最大の高度を得ることができる速度。


    画像は後日追加予定。