いまさらながら <アニメ視聴履歴 幼女戦記> 
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いまさらながら <アニメ視聴履歴 幼女戦記> 

2019-08-18 09:44

    休日使って幼女戦記全話視聴。

    おい、タイトル詐欺やんけ。出てくんのおっさんばっかやんけ。出てくる幼女怖いし。


    しかしまぁ豪華なキャスト陣ですわ。玄田さんと芳忠さんのシーンなんか目を閉じればゴールデン洋画劇場だし、みきしんさんとかいつ聴いても本当に良い声。飛田さんのマッドっぷりは最高ですよ。何よりあおちゃんの演技が素晴らしい。本当にこれがあの魔法少女だったのか、と思う太々しさ。そして時折出す幼女の声のギャップ。引き出しが多いってのは強いな。

    信仰とは何ぞや、ということを改めて考えてしまう作品。いやまぁ、存在Xがホンマ邪神すぎて純粋な信仰と言うわけにはいかないが、やはり追い詰められた人間は何か依りかかるものに頼ってしまうものなのか、と。神って何だろうと。
    依るべきものをもたない、依る事をしない自身の強さを人が各々持てば、神なる存在は必要のないものになるのだろうか。おっちゃん自身、宗教については関わっていた時期があるので、

    「神の存在は信じていても神は信じない」

    というスタンスをとっている。だってそうだ、今こんなに鬱屈とした世界にあるのが神が創り給うた人間の責任とはいえ、ならば何故かような出来損ないを作り出したのかと。
    原罪のことに触れ、何故かような物を作り、人が手にするようにしたのか。
    どの宗教もいずれ神の手によって破壊と再生の時が来る、とされる。いわば我々生き物は神の手に持たれたビーカーの、中で培養されている微生物のようなもので、気に入らなければ即やり直し、を確約されているものだ。

    デフォルメがキツイものの、存在Xが邪神と言ったが、大抵の神なる存在ってのはワガママなもので、てめぇの気に入らないことは許さないってところだろう。存在Xが偏に信仰を欲するのもそこを突き詰めていったものだと伺える。
    そんな勝てる要素あるの?というものを相手取って戦う主人公、という構図が、より「がんばえ~ぷいきゅあ~!」的に大きなお友達にも刺さるのだろう。このプリキュア、とんでもなく邪悪な顔芸しますけど。


    それと今現在の世界情勢というものが如何に成り立っているかが良く分かる。第二次世界大戦後、大きな世界大戦が起こらないのが12話まで観れば何となく理解できるし、穿って言葉を足せば、歴史をちゃんと学ぶことで今の日本の立ち位置というものをもう一度再考できると思う。何故日本は戦わなければならなかったのか。列強諸国との間にあって、どうあらねば日本という国が生き残っていけなかったのか。戦時中のことは戦時中の国際法、常識で考えるべきであって、それを以って今の外交は行うべき、でないからこそ今の情けない状況になっているわけで。そこら辺が今の日本人に足りていないことだと思う。

    ま、こんなところで政治的要素を語ったところで面白くもなし、純粋によく出来たアニメだな、と。作画も最後まで崩れなかったし、序盤はギャグアニメかな?と思うようなシニカルな笑いもあったり。後8話の特殊EDはよく考慮したかな、と個人的には思う。流石にあの展開で「踏み潰せ」だと行き過ぎた気もするから。

    これだけ主人公が強いのに、さすおにさんのような鼻につく脚本でもなし、俺TUEEE系の均一化されたカタルシスしか持たないものでもない、道筋立って物語が進捗していく面白さがある。序盤ターニャの墓穴掘りからの成長、と見せかけた更なる墓穴とか、203大隊各人の成長とか、世界のパワーバランスについての言及であるとか。
    今の我々は過去の歴史からその全容と帰結を知ることができているが、その当事者達は当然知る由もなく、戦いの狂気に身を委ねたから、ではなく、無知故の無邪気な勝利宣言というのが何とも滑稽で、哀しい現実なのだと知る。我々はこういうことも事実として記憶していかねばならないと。

    劇場版も観てみたいわね。原作は完結しているようだけど、この先が気になるですよ。

    それにしてもムーミン、もとい、ヴィーシャかわいいよ、ヴィーシャ。


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