ハモリを自分で作ってみようの巻 Part4 いよいよ3度ハモリを作る!
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ハモリを自分で作ってみようの巻 Part4 いよいよ3度ハモリを作る!

2014-03-18 08:31
    どうも、はまひろです。毎度長すぎてもっとコンパクトにしたいなぁと思いつつ4回目です。

    今回も長いです。すいませんw


    ということで過去3回に渡って曲のキー、スケールについてお勉強してきました。
    今回はそれを基にいよいよハモリのメロディーというものを考えていこうと思います。

    ・・・やっと本題に辿り着きましたね()

    Part1でさらっと触れた通り、このブログではハモリとして一番基本的な「3度ハモリ(上下は問わない)」を作る事を目的としているので高度なハモリについてはやりません。


    さぁ、それではまず「3度」とは何?というところから。


    よく歌ってみたの方のツイッターでの会話を見ていると「メインをピッチシフターで+3(or+4)したものをハモリとして合わせてる」みたいな事を見たりするのですが、

    それは間違っています!
    勘違いしている方もたまに見かけますが 3度≠+3 っていうのだけはお間違えないよう。

    そもそも「度」というもの自体音を厳密に指定するものではなく、簡単に言えば「楽譜上での音符の位置関係」みたいなものです。

    ん?よくわからん?

    では図にしてみましょう。


    イメージできたでしょうか?
    楽譜上の「ド」の音に対してド(その音自身)は1度レは2度ミは3度、といった感じです。

    例えば基準とする音をFにしてみたらこうなります

    5線譜が読めなくても大丈夫。なんてったって

    このように♭がついたり#がついたりして実際に鳴る音が変わったとしても、楽譜上の音符の表記の位置だけでしか考えない(♭や#は無視する)曖昧なものだからです。
    実際に具体的な音程を指定して表現するときは短3度とか長3度、完全5度とかその「度」によって細かくあるのですが詳しく触れるとかえってややこしくなるので、知りたい方は自分で調べたりしてみてください。
    ※ちなみに「ド」と「レ♭♭」って音にすると同じ音ですが楽譜上で「度」として数える時は♭は無視するので同じ音なのに1度ではなく2度っていうわけわからんことが起きたりしますw

    実用的な考え方で簡単に整理すると、3度というのは元の音に対して2つ隣の音、と考えて頂ければ結構です。

    2つ隣?それって+2とか-2とかって事?って思いましたか?
    違いますよ!

    ここで前回長ったらしくやったスケールが登場します。

    そう、「スケール上で2つ隣の音」です。

    ふむ?っとまだ納得しきっていない顔が見えますね?
    さあ前回使った画像で確認しましょう。まずはCメジャーキーのCメジャースケールから。


    CメジャースケールはCから全-全-半-全-全-全-半のスケールでピアノで言えば白い鍵盤のみを使うスケールというのはそろそろ覚えましたかね?
    3度の音が、その音自身から数えて3つ目の音、という説明をしました。つまり2つ隣の音だ、とも。

    ではこのスケールでハモリを考える時の3度というのはハモリをつけたいメインメロディーの音の、白い鍵盤で2つ隣の音、と考えてもらって構いません。

    Cの音に対してはEの音、Dの音にはFの音、Gの音にはBの音といった感じ。(上ハモリなら)

    Cメジャースケールでのメロディーに黒鍵盤が登場しないように、ハモリにおいても同じ事が言えるのです
    もちろん例外的にメロディーやオケのコードだったりに黒鍵盤の音が使われている時にはこの限りではないですが今はそこは触れません。

    で、「ほんとにそれでいいの?」って思ってる方の為にちょっとした例を出しましょう。

    輪唱といえば「かえるのうた」が有名ですね(Cメジャーキー)。1フレーズずつ追っかけていくやつです。
    フレーズ(パート)毎に違うメロディーを歌っているのにキレイなハーモニーになっている理由がまさにこれ、メロディー同士で3度のハモリをしているからなのです。




    全パート輪唱で重なるとこういう感じでメロディーが重なってます。
    まず最初の2行(「かえるのうたが」と「きこえてくるよ」)の掛け合いですが、ひとつひとつ上の鍵盤の画像を見ながら確認していってください。
    CとE
    DとF
    EとG
    FとA
    EとG
    DとF
    CとE
    全てスケールに沿っている上で3度の関係ですね?

    そんな感じで4フレーズの音それぞれが同時に発する部分の音を同じように見てみましょう。(さっきの4行を縦に見てみて3音以上同時に発音する部分を抜粋)
    CECC ←CとEは3度
    DF D ←DとFは3度
    EGCE ←CとEは3度 EとGは3度(CとGは5度)
    FA F ←FとAは3度
    EGCE ←CとEは3度 EとGは3度(CとGは5度)
    DF D ←DとFは3度
    CECC ←CとEは3度

    これでもかってくらい3度の関係です
    途中でCとGは5度、と書きましたがここCとEとGですよね。
    これドミソの和音です。この和音が綺麗な事は皆さんよく知っているでしょう。
    なぜドミソの和音が綺麗な響きかっていうのも3度と3度の和音を重ねているからなんですねー。
    ちなみにこのドミソ(CEG)の和音の事をギターとかで良く耳にする「コード」で言うと「C(メジャーコード)」っていいます。
    おやおや?キーやスケールに続いてこんなところでもCメジャー!
    同じ名前を持っていることからも察する事も出来ると思いますがこのCメジャーコード、Cメジャーキーの曲において一番曲をスッキリさせる土台(基準)的な働きをします。
    なのでサビやフレーズの最後とかでメロディーが「基準の音」で終わる事が多いと言ったのと同様でこの基準のコードもフレーズや曲の最初や最後で使われていることがとても多いです。
    なのでコードwikiなどでコード譜を見て、そこからその曲のキーを判断することもできたりします。

    「度」とコードの話をしたので更に余談w(完全に話が逸れるのでここは読まなくておk)
    ギターのコード等で「C6」とか通常のコード名の後に数字がついていることがあります。
    この数字は何かって言うと、例えば今言ったC6の場合、C(Cメジャー)のコード(CEG)に6度の音がくっついた4つの音からなる和音だということです。
    Cに対する6度の音なのでこの場合Aの音が該当します。
    ということはC6というコードはCEGAという音からなる4和音、ということがちゃんと名前からわかるようになってるわけですねー。
    はい、あんまり関係のない話でしたーw


    さあ!スケール上で2つ隣の音を当てるだけで綺麗なハモリになるとわかりました!

    (これまた余談ですが、理屈とかはよくわからないけど「感覚でハモれる」という方があなたの周りにもいるのではないかと思いますが、そういった方々の多くはこの「スケール感」がしっかり身についていて「3度の距離感」の感覚を人より強く持っている方々です。
    メロディーからスケール上2つ隣のでハモるにはこういう感じのメロディーでいけば綺麗にハモれる、というのも経験と感覚からわかっているためハモリのメロディーを割り出す時間が短く、ハモリを練習したことがない曲でもすぐにリアルタイムでハモれたりするわけですね。)



    ん?メインを+3とか+4しても合わない理由ですか?では具体的にどうしてダメか触れておきましょう。

    Cメジャーキーの曲で「CDEDC」ってメロディーがあったとします。
    これに先ほどのスケールの2つ隣の音を当てはめると上3度ハモリは「EFGFE」ですね?
    これは綺麗にハモります
    それに対して「CDEDC」の+3をしたものというのは「D#FGFD#」です。
    FとGは合いますがD#というのはCメジャースケールからは外れてしまっている音です。
    合う音は合っているので合ってない音を無視してそのまま採用してしまっている方が多いのだと思いますが、ここはしっかり合わせていきたいですね。合ってない音って聴いていてとても気持ちわるいのでせっかくメインがうまく歌えていてもそれだけで台無しにしかねません。
    では+4をした場合だとどうでしょうか?「EF#G#f#E」です
    今度はEはスケール上の音なので合いますがF#とG#が外れた音になってしまいました。なのでこちらもやはり綺麗にはハモれません

    おや・・・?

    +3のF、Gと+4のEを合わせたら「EFGFE」の正しいメロディーが作れそうだぞ・・・?
    うん、まぁ作れますけど考えただけでもとってもめんどくさそうですね。全然オススメしませんw

    要するに3度のハモリというのはCメジャーキーの曲でのCに対するEの関係のように半音4つ分の距離のものとDに対するFのように半音3つ分の距離のものが入り混じっているということです。
    スケールのところでもやった通り全-全-半-全-全-全-半のスケールの半の部分をまたぐ関係の時に半音3つ分の距離、そうでない時は半音4つ分の距離、という感じです。



    これがキーがCメジャーでなくても考え方は同じです。
    前回の画像のガンガン使いまわしていきますね!()
    C#メジャーキーの場合は


    これがスケールの音(使っていい音)です。
    C#に対する上ハモリは2つ隣の音「F」を採用しましょう。
    F#に対する上ハモリはこれも同様にして「A#」を採用しましょう。


    マイナーキーの曲でも同じです。
    Cマイナーのキーだと

    オレンジと緑の部分がスケールの音です。
    Cに対する上ハモリは「E♭」
    Gに対する上ハモリは「B♭」
    といった感じです。

    簡単じゃないですか??本当にただ2つ上の音を当てはめていくだけです。

    下ハモリならば単純に逆をしてやればいいだけで、このCマイナーの場合
    Cに対する下ハモリは「A♭」
    Fに対する下ハモリは「D」
    といった感じです。


    キー、そしてスケールがわかってしまえばこんなに簡単な事なのです。
    なので、それを把握するためのメロディの正確な聞き取りがいかに大事かというのがわかったのではないかと思います。

    ※ちなみにこの3度のハモリを当ててみてもコレジャナイ感に悩む事もあると思います。
    後ろのオケで鳴っているコード等によって3度より適した音がある場合があります。
    その時はこのスケールに沿ってその「コレジャナイ」音を1つずつずらして確かめてみて下さい、ご近所の音に答えがあるはずです。
    (例えばオケでCメジャーコードが鳴っている時にメロがGで上ハモリをしたい場合、通常はBを当てるところですがもうひとつ上げてCを当てた方が綺麗にハモったりとか)


    綺麗かどうかの判断等は最終的には自分の耳に頼る他ないのでやはりそういった感覚は徐々に鍛えていく他ないと思います。
    ただ、普段通り音楽を聴いてるうちに自然に身についたりもしていきますので焦らなくてもいいと思います。
    これは綺麗なハーモニーだな、と思える感覚、これはハーモニーがおかしいな、と思える感覚両方大事です。磨いていきましょう(*´ω`*)


    最初は時間も労力もかかると思います。が、やっぱりそれを乗り越えて自分で出来ることが増えると「歌ってみた」作品を作り上げていくことや歌うこと自体の楽しさも増すと僕は思うので是非挑戦していただけたらなぁと思います。

    慣れるまでは周りの方に聴いてもらっておかしくないかチェックしてもらうのもいいでしょう(*´ω`*)
    ハモってる感覚をちゃんと覚えるとハモリを歌うのってとても楽しいですよ!


    さて、次回は僕が過去に歌ったものを1つ例に使って実際にハモリメロディーがどうなっているのかを解説してみたいと思います。

    それではまた。
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