• 知人の弁護士にけものフレンズ2炎上事件について聞いてみた

    2019-06-15 16:0610

    知人の弁護士にけもフレ2関連に質問してみました。
    (騒動まとめwiki:https://kemono2.memo.wiki/d/%a5%c8%a5%c3%a5%d7%a5%da%a1%bc%a5%b8)
    あくまで一弁護士の意見であり、加えて私の聞き間違いとか解釈違いの可能性もあるのでご注意ください。
    個別具体的な事案によって結論が大きく変わるとの事です。
    灰色は投稿者の個人の感想です。
    「これを聞いてくれると形勢逆転の可能性があるかも」ってのがあればコメント下さい。


    通報について
    どのような内容であっても通報・お問い合わせ自体には問題はない(隣の家のおっさんが五月蠅いとか)。重要度が低すぎて警察が動いてくれないというだけ。
    ただ、不明な情報を断定的に通報すると虚偽告訴等罪に問われる危険がある(何の根拠もないのに○○さんが万引きを繰り返している等)。
    不確定な情報については断定的に言わないように。
    >今回だとAGNの加藤代表がDSEの元社員である事は事実だが、現在も反社会的勢力との繋がりがあるかは確定していないので、「加藤代表は反社と繋がっている」と断定するのはNG、「加藤代表はDSEの元社員で、加えて反社との関与が噂されている」等の表現にしてください。


    榊正宗氏失踪疑惑/あかり先生失踪疑惑
    捜索願い等は親族や知り合いしか出せないので、第3者では通報する事しか出来ない。
    民事訴訟の場合は警察に情報が流れない。
    >通報する際に「失踪疑惑が出ているのが現在民事訴訟を行っていて、現在進行形で各所で誹謗中傷を受けており、通報する必要はないという不自然な投稿が頻発している」事を追記すると捜査の優先度が高くなる可能性があるかも知れません。
    弁護士であっても特にこれと言って警察の捜査を促す事は出来ない。
    弁護士会レベルであれば働きかけは可能だが、個別案件をどうこうは組織単位では不可能。


    景表法違反問題
    有利誤認についてはガイドラインから違反している為抵触する可能性がある。
    特典の送料・手数料で本体とは別物で重要度が低く、引っ掛からない可能性もある。
    が、社会通念や影響度等による。
    >「後から無料にしたし円盤爆死したから影響小さいので無視」とかもあるかも知れないし、KFPの素行の悪さでアウトになる可能性もあるかも知れません。
    罰則の公表を誰が受けるかは、円盤の販売権が誰にあるか等に依る為、どうなるかは微妙。
    円盤の販売権で考えれば松竹?
    制作会社が何かしら権利を有していればそちらにも罰則が及ぶ可能性すらある。
    公開には民間企業に官公庁が干渉する都合証拠集め等を綿密に行う必要があり、時間が掛かる。

    SD収録の優良誤認については過去の判例になさそうなので、消費者庁の判断次第。

    脚本クレジットについては過去に同様の事象が起こりようがないので不明。
    脚本家そのものが商品ではないので(脚本家が誰なのかでなくて、どのような脚本なのかが問題)、厳しいのではないか。
    >お問い合わせして、後は消費者庁の判断を仰ぎましょう。

    【誤】に元は記載されてなかった文言がある事自体には、特に罰則等はなし。


    氷村ふぁねるへの訴訟
    ツイッター関連での訴訟については、日本の裁判所から開示請求が出来ずアメリカ側に開示請求を行う必要があった、という案件もあるそうで、ケースにもよるがハードルは高めらしい。
    榊氏のツイートを見る限りほぼ判明しているので、その辺りの問題はクリア出来ていたのかも(ふぁねる垢の内容が呪詛まみれで犯罪性が高いし)。
    開示請求の成功の可否は時間との戦いの問題があり、相手が偽装IPやプロキシ経由を複雑に行っていると、開示に手間取りその間に曖昧にされる危険がある。

    開示請求が通れば、他者がふぁねる垢に訴訟を起こす場合は情報を榊氏から譲渡してもらう事でこれらの問題をショートカットして訴訟可能。
    >状況によっては大量に呪詛を振り撒いたふぁねるが訴訟地獄になるかも知れません。

    原告の身体状態が悪くても、手続きの殆どは通常弁護士が行う為あまり関係ない。
    民事訴訟は証人尋問のみ本人が必要なので、本人が出廷する機会は少ない。
    通院等により出廷が困難な場合は代理人を立てたり、裁判官が病院に赴くケースもある。
    >つまりワザップジョルノの、「裁判所にも問答無用できてもらいます」はある意味実際に起こり得るのかも知れません。
    >ただ、訴訟する気がないのに訴訟をちらつかせて相手を委縮させると、脅迫罪が成立する可能性があるので注意しましょう。

    仮に原告が途中で亡くなった場合も、遺族等が継承して裁判を続投する為民事訴訟がなくなる事はない。
    民事訴訟については原告の訴訟取り止めが可能(検事が訴訟を起こす刑事訴訟では被害者で訴訟は止められない)。
    >氷村ふぁねる側が訴訟をどうにかしたい場合、榊氏を生かしておいて脅迫で訴訟取り止めに持って行く方が(対法律を考える感覚があるなら)現実的です。
    >通報して警察が動いてくれる事に期待しましょう。


    反社会的勢力との関与疑惑
    そもそも反社そのものであっても、全てを拒否出来る訳でもない。
    例えば暴力団の事務所の電気や水道を停止させると、別の問題が出て来る。
    反社に関与が疑われる人物と接触した場合でも、接触相手が犯罪行為を行っていなければそれ以上の事は追及出来ない。
    相手が反社に関与している事を知っていて関わっていれば問題だが、知らなかった事が明らかである場合は不問になる可能性もある。
    後々取引相手が反社と分かった場合に手を切る場合に反社側から損害賠償されるのを防ぐ為に、暴力団排除に関する誓約書を提出する。
    暴力団排除に関する誓約書を提出したからと言って、即座に警察が動ける訳でもない。
    >なら何故誓約書の一枚も出さないんでしょうか?

    AGNの加藤代表がかってフロント疑惑のあった企業の元社員であっても、それだけでは責任追及は出来ない。
    新会社「オレンジ」(AGNと同じ住所)を立ち上げて企業ロンダリングは、(法的には)問題ない。
    オレンジがAGNの株を100%取得して事業譲渡(吸収合併)、等の手段を取るのでは。
    >社名がオレンジなのは一般名詞かつCGアニメの制作会社に同名の企業があるので、検索で身バレしにくくする為かも知れません。

    確定的な疑惑がない事には捜査を行うのは困難。
    捜査は起訴を起こす為に証拠を集めるための物なので、刑事告訴出来る状況にまでならないと出来ない。
    >暴対法を発動させるには確定的な案件がないと厳しそうです。

    火消し工作を行っている業者については、火消しそのものでは罪に問われる事はない。
    誹謗中傷を業者単位で行っていた場合は、名誉毀損で訴訟の為の開示請求を行った場合にまとめて訴訟に引っ掛かる可能性がある。

    ツイッターのトレンド工作疑惑については、仕様の問題なのでツイッター社しか分からない。
    特に誰かが実害を受ける訳ではないので、訴訟を起こすのは困難。
    ただ、ツイッター社が工作されたという理由で不法行為で訴える事は可能かもしれない。
    >でもツイッター社へ具体的な文章でのお問い合わせをどこで行うのかが分からない。
    >上げた動画に「金積めば動かせそう」ってのがあったのですが、権力で人為的に動かせるなら今頃ステマ天国になってそうな気もします。
    >アルゴリズムを把握されると悪用のリスクがある、はありますね。

    岩田俊彦
    AGNに使用者責任が発生するので、彼から誹謗中傷を受けた者はAGNに訴訟を起こす事も可能。

    ●榊正宗氏アフィリエイト引き剥がされ事案
    あくまでAmazonと榊正宗氏との間の問題で法がどうとかではないので、第3者ではAmazonにお問い合わせするしかない。

    脚本印税未払い疑惑
    脚本印税未払いについては債務不履行に当たるので、書類なりが残っていれば訴訟を起こせば勝てる。
    損害賠償請求は本人のみなので、ヤオヨロズが動かない事には代理弁護人を立てるとかでもない限り第3者にどうにも出来ない。
    国税局等が動く可能性は犯罪の規模・影響力によるがある。
    >氷村ふぁねる垢の正体が明らかになれば、「よくある社会の厳しさ」だそうなので動き出せるんじゃないでしょうか。


    氷村ふぁねる
    もしもふぁねる=細谷伸之だったら、テレビ局Pという立場の人間が行っていた事もあり会社が傾くレベルのとんでもない事になる可能性がある。
    刑事上は初犯の場合は在宅起訴程度で済み、刑罰は罰金50万程度。
    余罪が発覚した場合でも、それらも初犯扱いになるので罰自体は大きくない(だが社会的信用は失う)。

    名誉毀損は親告罪なので、第3者では訴訟不可。
    犯罪行為が立証出来れば第3者が刑事告発する手もあるが、民事訴訟だけでも大変なのでかなり難しい。
    例えば「グナココナ、たつき監督、あかり先生、この三悪人は世に蔓延るゴネ得狙いの似非クリエイター達が呼応する前に徹底的に潰しておけ」は、「潰すは脅迫教唆ではなくて懐柔する意図だよ」等々幾らでも言い訳してくる可能性がある。
    氷村ふぁねる垢を漁って犯罪予告なりをツイートしていればありかも。

    >氷村ふぁねる垢に関する火消しが非常に激しいのは、こう言った事情がありそうです。


    ●ついで
    http://animals-peace.net/law/kemonofriends-makuhari201710.html
    けものフレンズがーでん 幕張イベント
    2017年10/25の記事で、9.25の1か月後のイベントですが法的・動物ファースト的にも問題がありそうです。
    誰か動画に上げて。

    KFPの体質がいつ変わったかを知るのに有効かも知れません。
    ニコニコ大百科のけもフレ2炎上事件の記事にはひよこの前にこの辺りの事項を書いた方が良い気がします。


    □6/20 追記と言うか冷奴と言うかただの日記帳
    榊正宗氏のブログが更新されました(https://note.mu/megamarsun/n/naf7eefd95185)。
    先ず言いたい事は、ブログに述べられているように「不明確な事実に基づくお問合わせは即刻中止」です。
    開示請求を行っている人がそう言うのだから、そうすべきと思います。
    細かい理由は後述します。

    ●内容を見る限り本人の執筆であり、脅されて書いたものとかでは無いようです。
    根拠は、
    ・内容が明らかに3Dクリエーター、かつ東北ずん子プロジェクトの関係者でないと書けないようなものになっている。
    今までの雑偽装文書やテレ東の謝罪になってない謝罪文等を考えれば、ここまで凝ったものを偽装するのは不可能に近いと思われます。

    ・なりすましであれば書く必要がない
    ツイッターで短く生存報告っぽいものだけ上げて逃げるという手もありました。生存報告だけであれば内容を疑われる危険を持ちつつこれだけの長文を書く必要がないし、そこまでしようとも思わないでしょう。

    ・グナココナ氏、あかり先生の時は完全に自分らに非がある書き方になっていた(ブラック企業が社員を追い出したい時にうつにさせる為に反省文を書かせまくるやつ)。
    今回の文章では「ふぁねるを許すつもりはない」等、裁判を辞めない事を明記しています。「精神状態が限界で裁判を続けられない」「アフィリエイト引き剥がしに加え入院による出費の為、資金面で裁判を続行するのが困難になった」等、訴訟を取り下げる理由は幾らでも作れます。これらがないという事は、少なくとも榊氏の身の安全は保障されていると考えられます。
    原告の健康状態により裁判続行困難でも代理人を用意すれば裁判の手続きは続行出来るという事なので、本人の手続きが必要な段階までを知人に託しているんじゃないかと思います。裁判に係る事項で精神状態が宜しくないのでは本人が前面に出るのは厳しいでしょう。

    脅迫により訴訟取り下げを行わされれば強要罪が成立するという情報がありました。もしも榊氏が突然不自然な訴訟取り下げを行った場合は、強要罪の疑いで通報するのもありかも知れません。そうならないのが最善ですが。


    ●お問い合わせ即刻中止に関して、
    冷奴というか願望ですが「SSS社及び関与した組織に警察・公安が介入している可能性」があると考えています。
    根拠は、
    ・お問い合わせ中止が、ふぁねる垢への開示請求対策と合致しない
    榊氏の目的は打倒ふぁねるないし開示請求であり、現状から関連企業へのお問い合わせを行う事で不利にはならない気がします。レスバトルに乗るな、とかであれば合致しますが。

    ・氷村ふぁねるが榊氏を執拗に攻撃して示談に持って行かない理由としてそれっぽい
    これらが疑問だったのですが、攻撃材料を見つけた所で榊氏を再起不能にして東北ずん子のプロジェクトを乗っ取るのが狙いだったとすれば合点が行きます。AGNが突然アニメの幹事会社になったのも、どこかしらの国家プロジェクトを隙を見て奪う狙いがあったのかも知れません。アニメ製作の「実績」があれば乗っ取りを行い易くなるでしょうし。原作アプリが終了間近なマニアック低予算アニメ(当時)であればローリスクで幹事をこなせるでしょう。おまけに著作者人格権所持者がかってハッスルの企画で顔位は会わせたであろう吉崎観音です。

    ・更新したブログで榊氏のツイッター関連の疑惑は解消されたが、SSS社関連の疑惑の殆どは解消されていない(不自然な証明証の発行とメアドの修正、関係者が反応しなかった等)。
    もしも反社なりがSSS社を制圧した結果捜査の手が入っていた場合、捜査が終わるまで口外を禁じられるでしょうし、終わるまでは「容疑」なので公開もされないでしょう(終わった後もマスコミには厳しい緘口令が布かれるでしょうが)。自分のツイッター周りや生存報告については捜査に影響しない範囲で脚色を付けつつ行ったのかも知れません。会社に泊まり込んで引継ぎ=拘束されていた、みたいな。
    ufotableの脱税問題の際も後になって突然休業した店舗があった事が分かり、この日にガサ入れが入ったのか、となっていました。東北ずん子は国家プロジェクト、AGNは反社との関与を疑うだけの材料はあり、民事訴訟を起こしていて企画の著作者人格権所持者の人間に失踪疑惑が出たら十分警察が動く判断材料になるでしょう。吹田の警察襲撃事件は発生から1日足らずでどこにいるか不明の犯人を逮捕していましたし、調べる場所は大体絞れるので本気で動ければ1~2日あれば解決出来んじゃないかなと。
    この辺の記事に問題があったらさらっと消す事になるかも。妄言レベルなので大丈夫でしょうが。

    それだと変に情報収集してその内容を関係企業にお問い合わせしてしまうと、捜査の妨害を行ってしまう危険があります。「有能な敵より無能な働き者の味方の方が厄介」を地で行く事になりかねません。裏取りは大切とは思いますがお問い合わせは控え、情報が見つかったら秘密裏に弁護士や警察に相談するのがベターと思います。榊氏のブログにもそう書いてあります。
    弁護士に相談というのも気軽に出来る事ではないと思いますので私に直接提示されている可能性がありますが、私には分かりません。株主総会・開示請求の結果を「待つ」のも戦術のうちだと思います。

    スポンサーへのお問い合わせも相手側に横流しされ隠蔽される危険があります。株主総会まで様子見をして、株主総会の対応を見てその結果という「事実」を材料にお問い合わせするのも良いかも知れません。
    「疑惑」は官公庁に通報、スポンサー企業にお問い合わせするのは確定している「事実」としましょう。テレビ東京の謝罪になっていない謝罪文、細谷Pのクレジット消滅、景品表示法違反による修正、これらは「細谷Pのコンプライアンス違反」「海外の記事」「景品表示法違反」の「事実」によるものです。企業側に疑惑の調査を求めるのは難しいので、確定事項のみにしましょう。


    ●寝言あきについて
    https://kemono2.memo.wiki/d/%bf%b2%b8%c0%a4%a2%a4%ad
    にふたばのスレに出現した内部リークと思われるものが抜粋されています。
    最初の頃にいた人は本当のテレ東社内の人間っぽいですが、それ以降については割と怪しい部分もある気がします。
    例えば、「火消しによる成りすましの可能性が高い」と注記されている箇所、
    弁護士に電話→警察に通報で判明とあるのですが、弁護士だからと言って警察に通報に通報して優先される訳ではありませんし、重犯罪の予告とかでもないのですぐに答えが返って来るのは不自然、何か色々とおかしい。
    以降の寝言あきは、そもそもテレビ東京の社員ではなさそうな投稿も混じっていると言うか、最初期の投稿と違って自分の立ち位置が曖昧な感じがする、周囲環境の話が殆どなくて断定し難い、調べればそれっぽい事を言えなそうな情報が多々存在する、等があります(トマソンが文化庁お墨付きってのは調べればあにめたまごの事業に参加していたのが分かるし、今年に入ってなんの功績も上げてないのはあの規模の会社が突貫でけもフレ2を作れば暫くは他の成果物が表に出ないのは当然)。
    そもそもが匿名掲示板の投稿なので、過信するのも良くないかも知れません。
    個人的には最初のとしあきの最後の言葉の「ブギーマンは本当に居るからマジで気を付けてナ」が気になります。
    これに反社が関与してる可能性を感じます。確実にこの人って書き込みが以降に存在しないのは宣言してた通り退職したから、と思いたい。


    ●ついで
    火消しコメに「無根拠で攻撃・お問い合わせするのはスマイリーキクチと同じ」ってパターンがあるのですが、たつき監督・ヤオヨロズ及びケムリクサと榊正宗氏以外に同等若しくはそれ以上に当てはまる人物がいます。吉崎観音です。
    「けもフレ2やけもフレわーるどの内容が酷かった」はただの感想ですが、いつからか尋常に無いレベルでの誹謗中傷に加え、家族と上手く行っていない等の客観的根拠のない言いがかりを事実のようにして拡散及び人格攻撃する動きが見受けられます。たつき監督や榊氏は根強くファンが付いていて擁護する大勢が出来ていますが、吉崎観音の場合は擁護する流れが出来そうになると猛烈な勢いで工作員認定等を行い遮断する空気になります。こっちのがスマイリーキクチ事件っぽい。氷村ふぁねる垢は吉崎観音を偉大なクリエーターと称賛はしていましたが、これらの猛烈な中傷に対し特に反応していなかったように思います。

    知人の弁護士に話を聞く時に思ったのですが、吉崎観音関連って弁護士に聞く事が少ないです。せいぜい著作者人格権でしょうが、この辺はかなり語り尽くされてる感があります。それ以外は感情論の話ばっかりで法律がどうとかになりません。逆に言えば、吉崎観音嫉妬説が全てだった場合はKFPは損害を吉崎観音に押し付けるだけで反社との関与疑惑や脚本印税未払い疑惑の問題を流せます。細谷伸之がツイッターで暴走するまでは吉崎観音叩きで鎮静化する空気でした。彼が黒でも白でも警察が周辺を洗ってくれれば何か分かるかも、と思いますがその理由として決め手になる案件がなさそうです。

    ここで問題になるのは、もし氷村ふぁねるの内部者が吉崎観音にヘイトを集めて様々な疑惑を隠すのが目的だった場合、刑事告訴が行われると吉崎観音への組織的な誹謗中傷も罪に問われる可能性が考えられます。そうなると氷村ふぁねるに無関係の人間であっても悪質な叩き行為を行っていた者は巻き添えで刑事処分を受ける可能性があります。これらの問題は吉崎観音以外でも発生する恐れがある上に何が起こるか分かったものではないので、特に今回の案件に関しては対象がたつき監督であれ細谷Pであれ、個人叩きは止めておいた方が無難と思います。マナーとして普段から誹謗中傷自体を慎むべきですが。

    似た話で動画とかで「KFP関係企業は潰れてしまえ」等の過激発言を見掛けますが、反対です。
    理由はけもフレを追っている者の印象が悪くなる(又はそういう風に印象操作を目論んでいる)可能性がある事が1点。
    もう1つは、仮に実際に企業1つがまとめて倒産した場合、悪さをしていた上の者程コネ等を悪用して生き延び、現場の下っ端程路頭に迷う確率が高いからです。山一證券の社長のような人が上層にいれば被害が和らぎますが、そんな環境であればこんな事にはなってないと思います。大雑把な破壊より、情報収集して責任者が正しく弾劾されるように訴えていく方が良いかと思います。


  • 広告
  • ニコニ広告のS級サポーターを狙ったら大変な事に

    2019-03-06 02:105

     ニコニコでは広告マイページで所持チケットの確認が行えます(https://nicoad.nicovideo.jp/my#history)。



     この画面左側に、広告主ランクが表示されています。前月の貢献度(≠投入ポイント)に応じてランクが決められ、チケットで割引が成されたりキャンペーン等でチケットが貰える機会が増えます。

    ランク 必要貢献度 割引
     C級  3,000  2%
     B級  6,000  4%
     A級  15,000  8%
     S級  150,000 15%

     A級までなら毎日のように回せる期間限定福引を回してチケットを投げ続ければ特に問題なくなれます。S級を目指す場合15万ptを課金する必要はなく、例えば80%割引チケットがあれば3万ptあれば15ptになります。前月にA級になっていれば8%割引がありますし、一定額の広告毎に福引を回せるので実際にはもっと少ない額になります。
     ここでは、なるべく課金せずにランクS級を目指す術を書いていきます。

    ●広告するのは動画にすべきかニコ生にすべきか?
     広告は動画とニコ生の両方に打てます。動画は1週間貢献度を伸ばせるのに対し、ニコ生は30分しか伸ばせません。一見動画の方が有利に見えるのですが、ニコ生は広告した時点で広告額の2倍の数値が貢献度に設定され、そこから更に貢献度が加算されます。動画でもタグ等を巧く設定すれば投入ptの数十倍の効果を発揮する事が稀にあるようですが、余程の手練れでなければ簡単に出せるものでもなさそう(私の場合でたまに倍以上になるかな程度)なので、素人は素直にニコ生に広告するのが良さそうです。

    ●来場が多い枠の方が良い?薄利多売でばら撒くのか1枠に多額広告する?
     ニコ生を色々試した所、Lv1とかで来場の少ない放送枠は殆ど貢献度の上乗せがありませんでした。規模が大きい放送の方が良さそうです。貢献度の伸びは広告額に比例するようなので、少額を分散させても貢献度の伸びも分散される為あまり意味がありません。1つの枠に集中して広告を打った方が放送枠上に表示される順位に表示される可能性が上がる為、何かしらボーナスがあるかも知れません。
     貢献度の伸びは広告を広告額合計に対する比率で按分されている気がします。サガ系の企画では尋常にない額の広告が行われるケースが多々発生する為、(貢献度が欲しい場合は)敬遠した方が良いかも知れません。

     動画の場合は、大量にポイントを投入しても放送の場合のように比例して伸びる訳でもないようです。福引チケットが発行される程度には投入した方が良いですが、少額を複数の動画にばら撒いた方が良いのかも知れません。伸び方は動画によってバラバラなので、人気動画に投げておけばOK,とも行かないようです。断続的に再生数が伸びる動画の方が貢献度は伸びるようです。

     広告は名前の変更が出来ますが、貢献成績に表示されないだけで貢献度に特にデメリットは無いようです。
     公式にも「取得貢献度の増加は、広告クリック時点の動画再生数によって変化」とあり、広告クリック数が影響するようです。来場の伸びが期待出来ない放送は(貢献度が欲しい場合は)敬遠すべきでしょう。動画の場合は投稿直後で再生数が少ない内を狙うのが良いようです。アニメ公式動画とかだと早く広告しないと無料期間が終わって伸びが激減しますし。

     放送タグについては一般的で埋もれやすいタグ(カテゴリタグ等)は消し、感想タグや投稿・放送主や制作会社等をタグにするのが良いようです。

    ●挑戦するタイミング
     前月までにA級にはなっておきましょう。割引率に加え別途キャンペーンとかが出てきます。加えて元手にするチケットをなるべく稼いでおきます。期限が来るまでチケットは温存し、ツドツド等のチケットは期限ぎりぎりまで回さないようにします。出来れば前月で大特典チケット等で多めの額が出た時を狙います。私が挑戦した時(2019/2月)はにゃんこ特集で毎日チケット福引が引けました。

    ●チケットの投げ方

     チケット投入で優先するのは、還元福引を回せるギリギリの額>期限切れを起こさない>効率が良いキャンペーン時、です。キャンペーンはニコニ広告の掲示板によると、300pt毎に福引>全額50%>金銀50%>+50還元の順で還元率が高くなるそうです。300pt毎が出たら優先的に広告を打ちます(とは言っても還元率50~60%近くから大きくは離れないようです。が、300ptだとチケットが無駄になる比率を少なく出来るのでお得です)。特に300ptチケットは300pt毎のキャンペーンが終了すると500毎で広告するのが難しくなります。ただ期限1日の福引チケットが還元の500ptに届かない事態を避ける為、100ptや200ptチケットは期限が迫るまで温存しておきましょう。チケットの期限は
     デイリー福引 次の日まで
     ツドツドや不定期に回せる福引 7日後まで
     還元福引 30日後まで
    となっているので、還元チケットは温存しましょう。不定期に回せる福引は、福引そのものを期限まで温存する事で長持ちさせる事も可能です。

     300pt毎に福引の期間に集中的にニコ生で宣伝するのが理想的です。A級(8%引き)の場合、300ptチケ*12(3600→3900)、
    200ptチケ*7(1400→1500)、
    250ptチケ*20(5000→5400)or10(2500→2700)、
    150ptチケ*13(1950→2100)
    100ptチケ*14(1400→1500)
    とするとチケット発行的に無駄がありません。1度に20枚までしか使えないのに注意。最初に大特典チケット等で大量に福引券を確保しましょう。

    ●それでも駄目なら
     ニコ生に一極集中で広告を投げまくったが月末まで残り僅かなのにptが少し足りない、でもここまで来たのでS級は見たい・・・
     と、言った場合に最終手段として課金するケースを考えます。ある程度計画的にやりたい所ですが福引運等の要素もある為悩み所です。最初に考えるべきは割引チケット。時折A級以上限定とかで90%割引の福引があるので、これをなるべく確保しておき上限額ギリギリで広告すれば節約になります。A級の8%引きに90%割引を組み込めば(100-8)*(100-90)=約9.2%になり、92ptで1000pt分の広告が打てます(チケットの上限額とも要相談)。90%割引が無い場合でも80%の上限なしならそれなりにゲット出来るので、これで目標額の1/4くらいをニコ生で投入しましょう。倍補正に福引も付いてくるので福引運にも依りますがなんとかなるはずです。
     他に450ptや150ptの半端なチケットの場合、不足分くらいは出しても良いかもしれません。福引が500pt毎の時にランクAで、450チケットで500pt広告するケースを考えると、500*(1-0.08)-450=10 となり、10pt追加で福引1回を追加出来ます。


    ●んで
    にゃんこ福引で2000ptや5000pt引いて勝ったな風呂入ってくると思ったら、50%の確率で金銀キャンペーン企画期間中に23福引して1等ゼロ、2等3枚という謎の惨事に。1/2で23回やって当たりが3回以下になる確率は、
     Σ3,k=0 23Ck=(23C0+23C1+23C2+23C3)/2^23
       =(1+23+253+1771)/8388608≒2.44*10^(-4)
    ブロマガ記事では計算式が見にくいですが0.024%(約4千分の1)です。流石に「運が悪かった」で説明するのに無理があるので、特定の条件下で1,2等を獲得する確率が激減するような要因があると考えられます。って言うか23回引いて1等0の2等3/23はおかしい。
    そして・・・



    S級になった所で新たなランクが出てきました。

    ランク 必要貢献度 割引
    SS級  1,000,000  18%

     なにこのDQ6でムドー2を満身創痍で倒したと思ったら間髪入れずにムドー3戦に突入みたいな流れ。
     流石にほぼ無課金で貢献度100万ptは無理だと思います。内部処理を解析したTASさんなら全額還元チケットを出し続けて達成する事も可能かもしれませんが、不正が発覚すれば貢献度没収等のペナルティが果たされる可能性がある為ダメ、絶対。因みに過去にあった「再生数が非常に少ない動画に広告を打ち、手動でも良いので再生数を伸ばすと大量に貢献度が稼げる」は修正が入り行えなくなりました。
     そもそもSS級になっても割引率が3%増えるだけのようです。


     という訳でS級にはなれましたが、先程の約4千分の1の不運に加え、月末の50%で金キャンペーンで途中まで大体50%くらいと思ったら8回連続で1等が出ないと言うかハズレだらけだったりで(1/256)、折角割引率が上がったのにチケがすっからかんで全然活用出来ません。むむむ。
     ついでに次の月の頭が300pt毎に福引だったので、サブ垢でニコ生に集中的に投げたらツドツドチケットで今までのkz運を取り戻すように1位2位を連発して、数日でほぼS級の条件を満たしました。なんですか、これ?

    ●結論
     ただの自己満足。

    ●参考
    https://dic.nicovideo.jp/a/ニコニ広告
    http://blog.nicovideo.jp/niconews/77747.html
    https://qa.nicovideo.jp/faq/show/9758?site_domain=default
    http://nichijou-love.hatenadiary.jp/entry/20180910/1536520567
    http://wakaranno.seesaa.net/article/wakaran-no0003.html



  • #ゆるキャン△ の魅力とは何かを考察してみた

    2018-03-18 16:413
    2018年冬アニメのダークフォースである事には疑いの余地のないアニメ、ゆるキャン△。


    制作条件ははっきり言ってかなり厳しい状態からのスタート。予算は明らかに今期の他のきらら枠で掲載誌がきらら無印のスロウスタートの方が圧倒的に上、総合的な作画クオリティも圧倒的で1画面辺りの登場人物数が比較的多い上に良く動きます。
    制作のC-staionは出来て9年、アニメ元請を初めて行ったのが石鹸枠の始祖である2014年の星刻の竜騎士であり元請の実績は非常に少ない状態で、監督の京極義昭は本作が初監督です。それどころか今期は覇穹 封神演義と2ラインという無茶ぶりで、特にゆるキャンに関しては全話数のうち半分に制作協力が入っているという苦境っぷりです。仮に作画が壊滅したり特番や総集編が挟まっていたとしても当然の結果ですとしか言えなかったでしょう。そんな中でこの出来は奇跡と言っても良いのではないでしょうか。

    特殊な能力な展開も特になく、純粋にキャンプしているだけの作品。その魅力は何かを考察してみます。


    ●背景の美しさ
    先ず挙げられるのは背景の美しさにあると思われます。
    「今なら実写を直接取り込めば簡単」という意見も存在しますが、背景として的確な位置関係やアニメとしての落とし込みには技術が必要になってきます。美術が手描きで仕上げてるそうな。どんだけ凄いんだよ。これだ、と思える美しい背景を持って来て、美しい背景を描けるのは、10回以上行ったというスタッフのロケハンで実際にどこの背景をどのように使用するかが練り込まれたのでしょう。温泉シーンが出てきますが、露骨なサービスカットではなく純粋にキャンプでの楽しみとして描かれています。これもロケハンで温泉に浸かって「ずっとキャンプして温泉に入っていたい」と感じたからこそではと思います。
    山梨の観光協会が協力しており、HPで特設ページを設けたりしているのも大きいでしょう。キャンプ時に出てくる背景は全て実在する場所です。
    後は、少ない元請実績の割に撮影の技術は精練されているのではないでしょうか。封神演義も散々な評価ではありつつ、背景に批判の声が上がる事は少ないです。逆にJust Because!のパインジャムは背景が実写そのままの質感になり浮いた感じになっていました(こちらも出来て2年の制作会社で実績に乏しかった)。




    ●美味しそうな食事シーン
    次に挙げられるのが食事シーン。1話ではなでしこのカレー麺を食べるシーンの放送後カレー麺が爆売れしました。
    高予算アニメのように凝った作画をしている訳でもなくメカ作監はいてもメシ作監もいませんが、食べ物がとにかく美味しそうです。そして、なでしこを始め食べている所がまた非常に美味しそうです。声優陣も食事シーンには拘っていて、汁物を食べる時とおにぎり等固形物を食べる時で演技を変えたり細かな工夫が施されています。登場する料理はグルアニメに出てくるような珍味や高級料理ではありませんが、キャンプと言う特殊な環境で食べるからこそ美味しそうに見えます。日常的な特徴のない品目だからこそ実感が沸きます。
    背景と食事シーンに全力を注ぐのは、実際にロケハンキャンプを行ってキャンプのどこが素晴らしいかを体感したからこそでしょう。


    ●キャンプアニメに沿った登場人物
    本作本の登場人物は少ない部類に入ります。野クル部が大垣千明・犬山あおい・各務原なでしこの3人、これに志摩リンと斉藤恵那で合計5人がメインキャストで、所々になでしこ姉の桜やリンの母に鳥羽先生が登場し、オフシーズンを狙ってキャンプしている為それ以外では受付の人くらいしか出てきません(斉藤も基本キャンプしないから出番が少ない)。登場人物が多い程混乱するので、初見には内容が把握し易くて良いです。

    それぞれの登場人物にはキャンプにおける役割があるのでは、と思います。
    なでしこはキャンプ初心者への導入でありつつ、持ち前の料理スキルでキャンプ飯の解説、しまりんはキャンプ用品とキャンプ経験があるものの知識が偏っており、導入の次の段階の具体的にどのようにキャンプを楽しむのかの模索。千明はギャグキャラにも見えますが部長としてキャンプ場の下見や前準備の確認等キャンプを行うの時の計画の立て方、そしてなでしこやリンと比べて移動手段や装備の条件が宜しくないなので、お金を掛けずにどのように楽しむかの模索(初期の野クルの活動や安い商品の活用や無関係な品物の転用等)の解説役。あおいはなでしこやしまりんを薄い本絵師から守るタンク役 高すぎるテンションの千明と他の登場人物の間を取り持つ調整役と言う、集団活動で対人関係を調整する縁の下の力持ち。斉藤は野クルからは一歩距離を置き、野クルの活動やしまりんをアシストしたりしつつ成長を見届ける聴衆。
    グビ姉は酔い潰れてるだけで役に立ってないという意見もありますが、彼女には重要な役割があります。JKだけだと飲酒が出来ません。この作品は「様々なキャンプの楽しみ方がある」というコンセプトなのに、お酒を飲んで盛り上がるシーンが皆無だと楽しみ方の表現が減ってしまいます。アニメ6話でしまりんの祖父がソロキャンをして分厚い肉を食べているオリジナルシーンがありますが、そこも「大人のソロキャンにはまた別の楽しみ方がある」という発想から盛り込まれたのではと思います。

    斉藤(キャンプ未経験の視聴者)→なでしこ(キャンプ未経験だけど移動手段とかはある)→千明・あおい(キャンプ用品を使ってみた事くらいはある)→しまりん(何回かキャンプはしてるけど知識は付け焼刃)→グビ姉(大人のベテランキャンパー)→しまりん祖父(解説してスネーク)と、未経験者からガチ勢まで幅広い視点で楽しめるようになっている、とも取れます。クリキャンでキャンプ未経験の斉藤が参加して1期終了なのは、未経験者の人もキャンプに挑戦してねという事でしょう。

    ●声優陣の揃え方
    監督は本作品が初と言う事で、声優を選ぶ作業をした事は無かった訳で(そもそも東京喰種やスタミュや黒バスの演出とかが主で女性声優の面識も少なかった)、1からオーディションで決めています。人気声優で固めたり新人育成枠等は無いものの初監督とは思えない、これぞという人選に思えます。食事シーンが美味しそうに見えるのも、人選が良かった証拠と言えるでしょう。特にナレーションの大塚明夫の解説の説得力がかなり大きいです。ジョジョでも1~4部通しての唯一のレギュラーがナレーションの大川透であるように、ナレーションは顔を出さないからこそ声優の実績と力量が試されます。
    他にグビ姉に伊藤静を持ってきたり、性別が分かりにくいベテランキャンパーに國立幸、なでしこ父に大畑伸太郎(ゼロから始める魔道の書のゼロ大好き店主)、山岳部の大町先生に河本邦弘(酒場放浪記のナレーション)を選んだりと、所々に遊び心が現れています。


    ●キャンプをしているだけのリアル重視なストーリー
    本当にキャンプアニメです。
    キャンプをしていない時の話でもキャンプの計画を立てたりキャンプ用品のお金を貯める為にバイトしたり、キャンプ用品で試用したりと言った感じです。そして山梨の郷土料理が多々出てきます。見ていると、実際にキャンプを行う際にどんな準備が必要なのかやどのようにキャンプを楽しめば良いのかが見えてきます。現実的なキャンプをしているからこそ感情移入出来て、キャンプしたくなるのでしょう。
    こういう作品だと勝手にオリジナル展開で人間ドラマを足し込んだり無関係な事件とかを起こしそうなものですが、尺等の都合カットしたり変更している部分もあるものの脚本の柱には手を触れず原作を丁寧に再現しています。
    オリジナルパートも所々に出てきますが、本読みの段階で原作者のあfろ氏に参加してもらっており、話の伏線になっていたり、原作に描かれなかった部分を補完する丁寧な出来になっています。例えば4話で千明がキャンプ場の下見を行い、そこでしまりん祖父に会うのはオリジナルですが、ここでスキレットで料理した肉を食べる事が8話でスキレットを購入する伏線となっています。

    登場人物もアニメ特有の際立たせ方をしていません。
    一見すればなでしこは漫画だと奇行に走るタイプに見えそうですが、実際には特に派手なやらかしもなく周囲に気を使えるタイプで、高い行動力とコミュニケーション能力で頼りになったりもします(7話で備長炭に火が付かない時に咄嗟にキャンパーに助けを求める等)。キャンプはちょっとした油断が死亡事故にも繋がるので、真似をすると危険なおふざけは極力避けているのでしょう(毎回エンドカードで防寒対策やマナーを守るように注意も書かれてます)。他作品だとばくおんでメーター逆回しや宇宙よりも遠い場所8話で嵐の中船外の扉を開ける等、絶対に真似しては行けないような行動を取っているシーンがたまに出てきますが。よりもいは南極とか真似するのが極めて困難ですが。欲しいものを買う為にバイトしてお金を貯める、という感覚もアニメとしては特殊にも思えますが現実的と言え、千円規模で躊躇し、万単位になると鼻血が出る金銭感覚は学生そのものです。本来は大人がするような趣味を中高生に行わせるような作品の場合、導入の時点で数万~数十万のお金が必要になり、これを学生がバイト代のみで賄うと不自然になるようなケースもあります。その為に実家が裕福であったり、歩く財布とでも言うべきキャラが資金面の問題をクリアしてくれたりします。地味な努力を描いているからこそ、視聴者も応援したい気持ちになるのではないでしょうか。

    登場人物同士の距離の取り方も独特です。なでしこはコミュニケーション能力は高いですが、しまりんの性格を把握すると深くは追及せず必要最低限の距離は取ろうとします。10話でしまりんにグルキャンの誘いをなでしこが直接頼んだ方が承諾してくれる確率は高いものの千明にさせたのは、なでしこが言うと断り辛いので強制する感じが出てしまうと思った事、千明が部長という意識があったのと、しまりんにより多くの人とのキャンプを知って欲しいという想いがあったのではと思います。

    脚本がこの辺りの人物像を良く把握出来ています。
    もしもこの作品がダメ脚本に当たっていたら、取り敢えず女の子がいちゃいちゃしておけば良いという安易な発想から距離感が無くなり、なでしこは常識のない粗雑なキャラになり、誰かしらがただの暴力きゃらになったりして、見せ場となる背景やキャンプでの食事シーンが雑になる代わりに無関係なオリジナルシーンを挟むような状況になっていたのでは、とも思えます。脚本家は自身にもプライドがある以上何かしらの自分らしさを表現しようとするでしょうし。


    ●ダブル主人公
    本作品はなでしことしまりんのダブル主人公です。
    そうする理由は「グループもいいしソロもいい」がコンセプトにあるからだと思います。なでしこは性格上単独行動を取る事が少なく、移動手段は姉に頼るし料理は自分で出来るものの他の作業は人に頼りがちです。一方でしまりんは(コミュ症ではないが)他人とベタベタ絡むのが好きではなく、ソロキャンを主としています。一緒にキャンプしたりしまりんがソロキャンして別行動になったりでまちまちですが、どちらの視点なのかが切り替わる時があり、例えばふもとっぱらキャンプの場合2話Bパートではしまりん視点で描かれ、3話Aパートでは同じシーンをなでしこ視点で描かれています。どちらの視点で描かれているかを意識すれば違った楽しみ方ができるかも知れません。
    ダブル主人公と言われると、直接出会う事のない2名か敵対する2名なイメージなので、一緒に活動する2名が主人公と言うのは斬新に感じます。

    ●登場人物の成長
    各登場人物の見えない成長を描かれているのも魅力の1つだと思います。
    なでしこは初期はキャンプ経験皆無ですが、野クルに入る事で少しずつキャンプの知識を蓄積させています(原作6巻ではあんな事に挑戦したいと言い出す程です)。しまりんは一見最初からキャンプに慣れているように見えるものの画一的で、ちょっとしたアクシデントに対応出来なかったりします。初期は食事をカレー麺で済ませていましたが、なでしこの美味しそうな食事を見た事で料理に興味を持ち始め、徐々に様々な料理にチャレンジするようになります(高校に入り原付の免許を取った事で行動の幅が拡がった事もありそうですが)。又、グルキャンに無関心でしたが、なでしことのキャンプを繰り返すうちにグルキャンにも興味を持つようになります(ソロキャンをやめる事はありませんが)。
    千明とあおいも当初は野クルを結成したのに焚火とキャンプを組み立てる程度でほぼ何も活動せずでしたが、行動力の化身のなでしこが来た事で実際のキャンプにこぎつける事に成功します。斉藤も当初は部活動とは無縁な昼夜逆転の生活をしていましたが、クリキャンでキャンプデビューととなりました。日常枠に見えて少しずつ成長していっています。

    2話のオリジナルシーンで、なでしこがしまりんを見つけて感動のあまり突進したら窓にぶつかるというシーンがあります。2人の距離感や障害を暗喩する為障害物や遮断機で挟むという演出技法があり、このシーンは一見ギャグに見えつつなでしことしまりんにはまだ距離がある事を示しているのかも知れません。


    ●きっと、そらでつながってる。
    現代機器の活用も特徴的です。スマホを頻繁に活用し、買物したり道路状況を調べたりSNSで連絡を取り合い取った写真を交換しています。これにより急場に対応策を出して貰ったりもするので、文明の利器が如何にキャンプに貢献してくれるかが分かります。月がきれいを見た後だとSNSの表現が非現実的に感じますが、分かり易くまとめられているので与える情報を整理していると考えれば演出としてありだと思います。
    「どうせ数年経てばLINEやスマホは別の物に置き換わるから出すべきではない」という意見もありますが、半端な発想で作品の時代・技術の水準を確定出来なければ設定の作り込みが甘い作品にしかなりません。どの時代にどんな文化があったかを示す為には必須だと考えます(時事ネタは数年先で誰の記憶にも記録にも残っていない危険がありますが)。

    本作品は「きと、そらでつながってる。」がキャッチコピーになっています。
    5話ラストの遠くにいても撮った景色をやり取り出来ると言う様は、このフレーズを見事に表現していると思います。上記の窓に直撃とは逆に、遠くにいながら壁などは存在しない表現になっています。



    ●ストレスのない展開と登場人物
    この作品には基本的に善人しか出てきません。
    キャンプが題材のアニメなのに、それ以外の人間関係のもつれの等の話を作ったとしても目的から離れるだけで冗長になるし、作風にそぐわなくなります。野クル仲間や近くにいる人に助けて貰って困難を突破するという展開が、視聴者に余計なストレスを与えない、「日常枠」としての魅力を引き出しています。
    特にあおい。漫画やアニメで出てくる関西弁キャラと言うのは見かけ倒しの不良・イヤミな金持ち・がめついキャラと言うのが相場ですが、彼女はおっとりして部長をうまく綱取りするムードメーカーとなっています。こう言う所にも作品の見易さが出ていると思います。



    ●キャンプという題材
    女の子の趣味系アニメは他にも多々あります。
    有名なのはけいおん!(軽音楽)やガルパン(ミリタリー)辺りでしょうか。ゆるキャンではキャンプが題材になっていますが、一口にキャンプと言っても楽しみ方は非常に幅があり、初期の2人で活動していた野クルのようにキャンプ用品を使ってみて楽しむだけの高校生の小遣いでも出来るような楽しみ方もある一方、フル装備のキャンピングカーをチューニングしての家族キャンプであれば家が買えるレベルの予算が必要な凝ったキャンプも可能です。
    ミリタリーは日常生活に直結しないし、軽音楽等の機材を買うだけで最低でも数万のお金が必要になる趣味となると、始める為のハードルが非常に高くなります。1人では出来ないので趣味教室に通ったり団体に参加したりと、大量に手順を踏んだり人間関係の構築を求められる趣味もあります。
    キャンプと言う題材はアウトドア飯を用意するだけだったり防災用品の準備に繋がっていたりで日常生活にも近く、予算が殆どなくても自宅とその周辺だけで1人だけでも楽しめるという導入段階の手軽さがあります。それでいて大人数やより装備を整えたキャンプもあり、奥が深い趣味です。円盤を買ってくれそうなお金に余裕があり購買意欲も強いキャンパー層に求心力がある一方、初心者でも気軽に作品に出てきた料理を試したり出来る対象の広さが魅力の1つだと思います。


    ●音楽
    音楽はくまみこやけもフレの立山秋航が担当。
    情景に音楽をつける意識でオーダーしていて、キャンプ場のテーマはそれぞれ別個で作曲しています。


    ●まとめ
    製作陣のロケハンに丁寧な原作と現地の分析と再現、原作者との綿密な協力により原作(とキャンプ)の魅力や楽しみ方を的確に把握し、原作の魅力をさらに引き出す事が出来たのが大きいでしょう。作画・背景から脚本・音楽・音響に声優とスタッフに隙がありません。
    原作の魅力を理解した事で余計な付け足しをせず、キャンパーが納得し、初見でもキャンプに行きたくなるような純粋なキャンプアニメに出来たのが良かったのではないでしょうか。


    ●その他
    ・体感時間が短いのは演出が巧いからだとは思うけど詳細は分からない。極めれば凄腕の演出になれそう。
    ・お洒落OPだけど、これだけ人気が出るとスタッフの文字を読ませる気が無いのが勿体ないと思った。
    ・今だとインスタとかあるので、デイキャンとか手軽なキャンプ方法を流行らせられれば十分女性受けするようにも出来そう。泊まりは難しそうだけど。
    ・春になっても山間部はまだまだ寒いのでエンドカードの警告のように防寒対策はしっかり行い、マナーを守ってキャンプしましょう。


    ●参考にしたもの
    ・公式サイト
    http://yurucamp.jp/
    ・ツイッター公式アカウント
    https://twitter.com/yurucamp_anime
    ・富士の国やまなし観光ネット
    http://www.yamanashi-kankou.jp/special/sp_yurucamp/
    ・「ゆるキャン△」京極義昭監督インタビュー
    https://akiba-souken.com/article/32693/
    ・アニメ質問状「ゆるキャン△」 ロケハン10回以上 見て、触って、感じたことをアニメに
    http://news.nicovideo.jp/watch/nw3298627/comments/30378329
    ・アニメ「ゆるキャン△」花守ゆみり&東山奈央インタビュー
    https://natalie.mu/comic/pp/yurucamp
    ・「ゆるキャン△」京極監督に聴く「作り手の頭の中だけで作られたキャラクターではない」
    https://www.excite.co.jp/News/reviewmov/20180321/E1521588697767.html
    ・TVアニメ「ゆるキャン△」放送終了記念、京極義昭監督が全てを語るインタビュー第2弾!
    https://akiba-souken.com/article/33569/

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