#月がきれい を見てのチラ裏
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#月がきれい を見てのチラ裏

2017-07-12 01:29
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ただの日記帳。
ネタばれの嵐なので、最後まで見てない人は全話視聴してから読んで。

●作品のコンセプト
「アニメで『中学生日記』をやろう」が主題で、特殊能力等が出てこない、現実の中学生の学生生活を題材にしている。
監督らが調査して出した結論が、「スマホを持ってるだけで、あとは我々の頃と変わんないな」で、それ故スマホやSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)がキーワードとなっている。OPEDのCDジャケでもスマホが描かれている。
作中では頻繁にLINEによるやり取りが表示され、文字入力時は画面が揺れ、スタンプを貼付ける時は画面が動かない等細かい演出がされている。

・舞台は埼玉県川越市で、至る所に実在する場所が登場する。
お囃子をやったり10話で川越祭りをしているのが川越熊野神社(映像にも名前が出てる)。
最終話のラストショットは川越氷川神社で、手に付けている赤い糸は運命の赤い糸の演出って訳ではなく、『結い紐』と呼ばれるもの。

これに加えて監督の岸誠二は新海誠作品の「秒速5センチメートル」を強く意識しているらしい。この作品は、どうすれば秒速5センチメートルが大団円を迎える事が出来たのかに焦点を当てられている気がする。
ハッピーエンドになるという前提条件から主人公の人物像を作成すると考える。
本作のキーアイテムはLINE。これにより恋愛が成就する人物像として、「口下手だったりで会話が苦手だけど、LINEでならコミュニケーションを取れる人」が浮かんだのだと思う。小太郎も茜も地味で積極的にコミュニケーションを取ろうとするタイプでないが(茜は恥ずかしがり屋で人見知りが激しいタイプ)、LINEでは超速反応で饒舌になり、出会いからして「LINEがあったからこそ成立した恋」という展開になっている。実際茜はLINEで陸上部員以外とLINE等でやり取りしているシーンが碌に出てこない。遠距離恋愛から結婚まで辿り着けたのも、多分にLINEがあったからと言えそう。茜は千夏や比良やイケてるグループと会話する場合は相手の会話が得意なペースに合わせて会話する必要があり、振り回される感がある。会話のトーンも近いので、会話が多少詰まっても気にならないし気兼ねなく会話出来る。茜は人見知りが激しく交友関係に疎く、男を引っかえとっかえなんて器用な事は出来そうにない。小太郎は伝統に育まれ父親が公務員で堅実に育った生真面目そうなタイプ。小太郎も茜も、如何にも最初に付き合った相手とそのまま結婚まで行ってしまうタイプに設定されている。

これだけだと物語の展開性や恋愛する上での強さが出ないので、「舞台が川越市」という設定を活用。都会の要素も田舎の要素も少しずつ持っている場所を探したそうだが、小太郎を田舎の要素(地元育ちで川越の伝統を良く知っている)、茜を都会の要素(親が転勤族でマンション暮らし)に当てはめている。「趣味や価値観の共通」として茜に「和風の物が好き」という設定が与えられている。アイスはきな粉ソーダ味、7話EDで許して貰うのに必要なのがみたらし団子、LINEスタンプで登場時するおっさんは浪越徳治郎(指圧療法の創始者)にフーテンの寅さん。スマホのカバーは月に2匹の鯉が昇る絵(「月がきれい」と2匹の鯉を2人の恋に掛けている?)、LINEのアイコンは紅葉に波になっている。中学生にしては渋すぎ。因みに小太郎の部屋に飾ってあるモハメドアリも浪越徳治郎の指圧を受けている(モハメドアリのポスターは気付いたら美術が付け足してたという)。加えて結婚式は和装という徹底ぶりになっている。茜がいつも大事に持ってるピンクのぬいぐるみ「べにっぽ」は川越の特産品の川越芋をモデルにしたもの、っぽい。
茜のLINEのIDは「akane_oimo」、つまり芋。川越特産いも恋を美味しそうに食べていたので、相当の芋好きのよう。
小太郎は根っからの地元っ子で、祖父が建てた古い家に住んでいて町内会の催しやお囃子にも積極的に参加している。食事風景や部屋等、そこかしこに和風な装いが成されている。
中学生くらいだとすぐ別れるのは何もできないし何をしたら良いのか分からないってのがあると思うけど、価値観や感覚を共有出来るというのが大きかったのだと思う。

秒速5センチメートルで破局した原因は、手紙を紛失したりで想いを伝えられなかった事。だから何かの形で伝えられれば良い。音楽で使えたのが四月の君の嘘だし、絵で表現するとか色々手段はあると思う。その中でこの作品は現代を舞台にしている事から、「小説家になろう」を使い、文学により想いを伝えるという顛末を思いついたのだと思う。よって小太郎の人物像は小説家を目指す中学生となり、太宰治のファンという設定に。そうすれば作品のタイトルは恋愛もので文学的に想いを伝える単語、I love youを訳すなら『月が綺麗ですね』とでも訳しておけ。それで伝わるものだ。という事で「月がきれい」に辿り着く。
夏目漱石がそう言ったという出展が戦後のものしかないので本当にそう言ったのかは闇の中だが、それっぽいとも言われるしなんとも。


●べにっぽ=小太郎(のようなもの)説
とは言えこの物語は「小太郎と茜が共依存の関係になり精神的に落ち着いていく話」とも取れると思う。
茜は常時べにっぽを持っていて、2話で「これがないと緊張して、ダメだよね私」と言っている。陸上部員でありながら運動会でもポケットにぬいぐるみを持っているのは少々異常さも感じる。ぬいぐるみとかの小物を常時持っていて触れていないと落ち着かないのは深層心理上は依存するものを求めている兆候(ってどこかで見た気がする)。茜の生活環境等を鑑みると、緊張しいでプレッシャーに弱く、人と話すのが苦手で内弁慶になってしまい友達を作るのが得意ではない性格。精神的な不安をべにっぽをもふもふする事で紛らわせていると考えられる。
2話で小太郎が失くしたべにっぽを茜の元に持ってくるのは単に好感度アップというだけでなく、べにっぽの代わりとして依存し精神的支えとなる小太郎が現れた事を暗喩しているのではなかろうか。5話で小太郎が茜の手に触れると繋ぎ返すシーン、これは小太郎がべにっぽの代わりに手に触れらる存在になったとも解釈出来る。8話では誕生日プレゼントとしてお揃いのべにっぽをプレゼントしているが、これは茜にとって小太郎がべにっぽと同等の存在になった事を示しているようにも思える。8話冒頭では安曇のどこが好き?と聞かれて「分かんない(でも好き)」と答えていたのが、8話最後は「一緒にいると安心する」と答えている。安心するというのはまさにべにっぽの存在だと思う。10話や12話では陸上を諦めてバイトする等、小太郎を失う事を何よりも恐れ、小太郎に依存している様が描かれている。
一方の小太郎は「人は人に影響を与えることもできず、また、人から影響を受けることもできない」と小説を周りに読ませる事を拒んでいたが、茜が自分の言葉に反応した事で「人が人に影響されないなんて大嘘だと知った」と感化されている。10話で喧嘩の後、小太郎がべにっぽをもふもふしてから光明高校受験を決意したのは、自分が茜にとってのべにっぽのような存在であると認識し、依存されていたいと思ったからではないだろうか。

共依存が絶対悪みたいに言われる事もあるけれど、小太郎が小説家を目指して定職に就かず茜はそれが許容される環境を作って…みたいな話ではないし良いのではと思う。寧ろ茜の為に小太郎は猛勉強して、茜は手編みのマフラー編んだり彼氏の為に尽くす女って感じになっていくので共依存と言うかお互いに高め合っているとも取れる。

●小太郎の凄い所
本当に恋愛初心者なのか疑いたくなる行動を取り続ける。未来予知能力でもあるのか実は2周目なのか。まるで界塚伊奈帆のよう。どことなく似てるし。




<界塚伊奈帆>
アルドノア・ゼロの主人公。戦争で両親を失い姉と2人暮らし。感情をあまり表に出さず度々スマホで情報収集をしている。小太郎とは対照的に士官学校で学年主席の実力者で、鬼謀神算により地球軍を壊滅状態にした火星の騎士達を次々と葬り去る。2クール目になると失った片目にアナリティカルエンジンを搭載してサイボーグ化し、脳の未使用領域を機械に使用する事で本当に未来予知が可能に(但し弾道の起動予測とかの演算による範囲内)。
もう全部あいつ1人で良いんじゃないかな?

・2話で茜が求めるものを的確に探し出す。べにっぽと、コンプレックスを抱いている部分に対し、「このままで良い」
・3話でチャンスを見逃さず、「つき・・・あって」
 2人きりになれる時点で乱数調整でもしてるのかと(500円のお賽銭の力か)。
・4話はスマホ没収で待たせたり千夏のスマホで電話したり散々だけど、結局告白はOKの返事を貰う。茜を焦らす効果があったのか。
・5話で付き合って初めて2人きりになれて速攻で茜の手に触れる。茜は握り返す。拒絶されてもおかしくはないんだけど凄い自信。
・7話で比良が茜をエスコートしようとしている時に「俺たち付き合ってるんだ」。こんなん惚れてまうやろ。
そして茜をリードしてキス(未遂)。見た目は草食系でもLINEのアイコン通り狼だった。
ここの演出が声無しで目配せだけで茜をリードするのが本当凄い。
・8話で靴擦れした茜の足に絆創膏。手慣れすぎてて怖い。おんぶすれば尚良かった。
・10話で落としてから「ずっと一緒にいたいし、本気だから」で茜陥落。
 めぞん一刻でキャバレーのおっさんが「女と喧嘩した時は相手から詫びに来るのを待て。いつまで待っても来なければ行って謝れ。」って言ってたけどどこでそんな高等テクを。偶然のはずではあるけど。
・12話はやばいムードが漂う所で、小説に茜が求めていた言葉をがっつり書く。ゲインロス効果が効いたのか遠距離恋愛を続けてそのまま結婚へ。

これは中学生の恋愛なのに茜がベタ惚れになるのも納得。

●登場人物
○安曇小太郎
主人公。文芸部部長で小説を徹夜で書く癖があり、髪の毛がはねている為茜からハネテル君と呼ばれていた。
幼少の頃からお囃連に入れられて練習している。父親が川越育ちで地元行事は仕込まれているようで、3話の神社のお参りではふらいんぐうぃっちで出てきた2礼2拍一礼をしている。マイペースで周囲に流されないが、読書好きな割には成績は中の下。地頭が悪いようには見えないが、徹夜は良くないという事か。出版社に送るのが手書き原稿用紙、住んでいるのが祖父母が建てた一軒家で畳の古風な住まいな所を見ると、電子機器の扱いは余り得意ではないのかもしれない。1話ではスマホを学校に持ってきていないと茜に返答していた。
父母が就職した市役所で出会って結婚と言う流れと、普段の生活態度を見ると真面目な性格をしていて、両親とも恋愛が得意ではなさそう。キャラデザや声優の年齢の分け方を見ると、比較的遅くに小太郎を産んだっぽい。

〇水野茜
ヒロイン。地味そうだけど陸上部に所属し、何度か県大会に出場し入賞している手練れ。
地道に勉強していて学業優秀で偏差値60オーバーの高校に推薦で入れるレベル、クラスで3番目くらいに可愛いという、かなりの高スペック。
内弁慶で緊張しいなところがあり、べにっぽを紛失しただけでリレーでバトンを落す等、精神的には弱い。小太郎と出会った後でも小太郎以外では千夏以外とは殆どLINEをしている描写もなく、人付き合いが苦手。
両親が共に人付き合いが良さそうで、姉も軽い性格。多分姉の方が何かに真面目に取り組むような性格ではなかったので、その分陸上に取り組む茜に両親の期待が集中してプレッシャーに弱くなったのでは、って思う。親が転勤族なので、その分友達を作るのが苦手になったのかもしれない。

○西尾千夏
茜の部活の友人。
三角関係を形成する茜のライバル的存在として描かれているけど、どこまでを画策しているのかが読めない。キャラクター紹介に「人の持っているものを欲しがるところがあり、悪気なく「いいなー、ちょっとちょうだい」ということがよくある。」と記述され、茜と葵のアイスを食べて感想を述べるだけ。あんまり性質が悪いと縁を切られるだろうし、周囲からは悪意が無いものと認識されているはず。小太郎に好意を抱くのも、茜と小太郎がいちゃついてる様を見て単純に欲しくなったとも取れる。2次元嫁と重婚してる人みたいな感じ?
7話で外堀を埋めてから茜に比良を当てがって小太郎に告白したようにも見えるが、最初の予定では小太郎・茜・千夏・比良の4人で行く予定だったので、クラスの面々で外堀を埋めてから、という所までは画策していなかったはず。そもそも地頭が良いタイプではないしそこまで回りくどい事が出来るようにも見えない。周囲には比良が茜に好意を抱いているのはバレバレで、比良と茜がくっつくものと思い込んでいたので千夏が謀略を働いたように見えるだけなのかも。茜の目の前で小太郎と一緒にジェットコースターに乗ろうとしたり、唐突に茜に小太郎に告白して良いか訊ねる等肝っ玉は据わっているが、中学生ならこんなもんってのと、裏でこそこそ行動したくないというフェアプレー精神のようなものがあるのかもしれない。この辺はつい隠し事をしてしまう茜とは対照的。4話で2つ返事で小太郎にスマホを貸したり、12話で小太郎の書いた小説を茜に教えたりと、ライバル役でありつつ貢献は地味に大きい。

大団円を迎える為には、千夏は被害者や悲劇のヒロイン的な存在であってはならない。適度にヘイトを集め、最後はアシストする事で吹っ切れた感を出す事で円満解決になるように演出されているっぽい。「秒速5センチメートル」の澄田花苗と違ってちゃんと告白して終われて良かったねという事か。

○比良拓海
傍から見ると良い所なしで哀れみすら覚える。悪い人ではないんだけど。
設定上は学業優秀で部活では県大会出場を続ける文武両道、陸上部部長でリーダーシップが高く、作中でも部員をまとめている描写が所々に出て来る。つまり優秀で将来出世しそうなタイプ。でも中学生なので恋愛沙汰が苦手なようで、ずっと好きだと言いつつ外堀が埋まるばかりで茜とは近付かない。性格に温度差がありすぎるので、友達になれてもそれ以上近くなれないのだと思う。あがり症の人にプレッシャー掛け過ぎ。

存在意義ははっきり言って踏み台。小太郎が比良というライバルを意識したからこそ3話で先手を打ってスパッと茜に告白出来たし、ゲインロス効果(下げて上げるとギャップでより好感が持てる効果)で7話10話と茜との距離を縮めている。

茜に重い話をしようとする度に他から声が掛かったりでタイミングを逃す運にも恵まれない人。後輩に好意を抱かれているらしいけど、案外茜に近づくのをブロックしているのかもしれない。10話で茜に振られてから細かい描写はないが、意外と傷心の所を後輩女子に口説かれてくっついたりしているのかも知れない。比良が未練がないからこそ12話でまた競技場で合おうと言われた時に笑顔で返せたのかも。

○立花大輔
近所の古本屋の息子の大学生。
映り方は地味だけど、友田ポジションを超えた重要人物。彼がいなければ結ばれなかったのでは。数々の助言を行い、3話で茜が神社に来た時は空気を読んで遠くから見守り、2人きりになる場所がないと言われたら店を逢引きの場所として提供したり(それで店の経営は大丈夫なのか)、12話では小説を書くように助言して大団円に間接的に導いたりしている。小説を読み漁る小太郎は大事なお得意様で町内会でも関りがある存在だけど、どうしてここまで中学生にテコ入れするのか。実は別の世界線で茜と結ばれなかった小太郎が次元を超えて改変の為に奮戦しているのでは、とさえ思えて来る。そういう作品ではないけど。
「それから」の主人公が長井代助なので、大輔という名前はそれをもじったのかも。

○水野彩音
茜の姉で高校2年、恋愛の達人でリアリストっぽいけど彼氏は鳶職。
母親含め茜の恋模様を心配している。妹の反応で何があったか簡単に把握してしまう察しの良さ。姉とは違い人見知りが激しく引っ込み思案なので、特に恋愛沙汰となれば心配するのも当たり前。全面支持しているし父親はちょろそうなので家族の支援の点では問題なさそう。
妹に言っている事は正論だけど、多分「姉の価値観での」正論。彼氏を好きになったら速攻で絶交や、同じ学校を受けると言ったら別れたら責任取れる、等々。それらが正論なのは人との交流が得意な人の話で、茜の視点に立った場合、交友関係が部活に集中しているのにあっさり絶交すると人付き合いが一気になくなってしまう危険がある。所持金1万円の人が千円落とすのと所持金1億円の人が千円落とすのの差、みたいな。簡単に別れたらと言うけど、姉のように簡単に彼氏を捕まえらるタイプではないので、あっさりとは行かない。
何だかんだでアドバイスは役に立っているのか立っていないのか判断が難しい。

○園田涼子
小太郎のクラスの担任教師で教科は音楽。
着任2年目で受験生の担任に、てか副教科だとクラス担任どころか非常勤講師なケースも多そう。CVが東山奈央でOPEDにカバー曲歌ってるからちょい役でという事か。音楽教師というのもそれっぽい落としどころ。東山奈央は早稲田大学卒だしまあこん。
教師として問題なのはろまんに生徒以上の感情を抱いている事。ピグマリオン効果と言って教育の平等性に問題が出てくるので宜しくない。あと特定の生徒をスマホの待ち受けにするのはバレたら始末書ものになりそう。
11話で小太郎が光明を受けると言った時に割とすぐに水野さんと同じ所と返答したので、生徒間の人間関係は掌握出来てるっぽい?把握出来てないとトラブルの元になるのでその点はまずまず。三者面談は完全に先生とばっちりだけど。

●作画
先ず特徴的なのは2重の輪郭線とハイライトの強調。




輪郭線を引いた後に内側に輪郭光の線が引かれている(未確認で進行形みたいなやつ)。単純に考えればそれだけで人物全ての輪郭光の分の手間が増える事になる。そしてハイライトの強調。デジタル仕上げだと顔等に陰影をあまり付けないケースが多いが、この作品では明暗がはっきり分れたハイライトが描かれている。これにより立体感を出し、背景画のブライトさとの橋渡しにもなっているらしい。これだけでも作画の手間は相当増えてるはず。
加えて、作風からして今時の美少女アニメの絵柄は合わないという事でどこか一昔前のキャラデザになっている。比較的写実的な絵で、髪や瞳の色や非現実的な髪型で等で描き分けてないので、特に遠目の絵は描き分けが大変。普段のfeel.作品とは明らかに画風が違うので、それだけで普段より遥かに労力が多かったはず。多作品は公式サイトを参照されたし。

他に、全般的にモブの描写量がマメ。
「中学生は遠出も出来ないし2人っきりになれる場所がない」ってのも1つの論点だから、実際に人がいないのか人の描写が成されてないのかが判別出来ないとリアリティに問題が出る。例えば4話の告白OKを貰うシーンは態々人気のないスポットに移動したのに、描写不足扱いだと台無しだし、6話の角川書店(のパロ)に向かう際に人がまばらなのを休日早朝でオフィス街に向かうから閑散としている表現が伝わらなくなる。当然ながら通行人も上記の輪郭線とかを描かないと絵の整合が取れなくなる。
監督が「これをアニメの作画でやるの?」って回があったらしいけど多分10話。大量の聴衆でごったがいし、お囃子の演目を行う小太郎。OPが6.5話まで作成中でトレス元を出してたけど、作画カロリーはかなり高いと思う。



これが原因でCGモブが出来ていると考えると一長一短なので難しい所。元のキャラデザの概念がないオリジナルアニメでありながらこれだけの作画コスト、30分アニメを年2~3本ベースの製作会社にしては挑戦しすぎでは、とも思う。プレスコ方式を採っている事も工程管理の面で苦労した事も予測出来る。「滅茶苦茶頑張ってくれたし、それだけで十分。ありがとう」、って言いたい。


●各話チラ裏
・1話
ドリンクバーで小太郎と茜が鉢合わせしたシーン、見栄を張りたいのか大人ぶってアイスコーヒーを入れいている。そして飲むのに苦戦している。
立花大輔(本屋のお兄さん)が小太郎に手渡したレコードが「はっぴいえんど」のアルバム(ゆでめん)。これはめでたく終わらせたいという事か。70年代の代物なので小太郎も相当のレトロ趣味。本当はジャズ系にする予定だったけど、立木役の声を聞いてジャズは聞かなさそうとおもって台本をはっぴいえんどに変えたらしい。
茜は用具係のグループの為と称してLINEのIDを渡したが2人だけでやり取りしている。返信が帰ってきた時の反応を見た姉が彼氏からの返答と思うくらいに幸せそうな反応なので、最初から脈はありそう。

・3話
比良が茜に話し掛ける時の挿入歌が「初恋」で失恋を連想するもの。
千夏が飲んでるのが「ヨーグルッペ」で、秒速5センチメートルの澄田花苗(告白できずに終わる日焼けキャラ)の好物として登場。
つまり敗色濃厚である伏線。

明日大会があると聞いてLINEで励ました小太郎への返答は「自己ベスト出したい。頑張る」。一方の比良の自己ベスト狙えに対してはそっけない返答。脈なさすぎ。

・4話
自由行動があるなら携帯を持たせておかないといざという時に危険な気がするけど、持ち物検査でスマホ没収って本当なのだろうか。ゲーム機とか得体の知れないものを忍び込ませるのはあるあるだけど。
夜にろまんにスマホで逢引きしようとしているのを見られてしまう。この影で7話でアシストしてくれると考えると、やっぱり隠し事はなしだね。
茜が汗をかきながらイケてるグループで写真を撮ってたけど、この努力の成果が7話でサムネの写真を撮る時に発揮される。
茜のおみくじの結果、「あいまいな態度は災いの元」は告白にOKを出すきっかけに加え、千夏の対応を曖昧にすると後々苦労する事の伏線っぽい。この作品全体に掛かって来る事項でもある。
「縁談 とても素晴らしい」「待人 待てばかならずやってくる」は、遠距離恋愛になってもいずれは結ばれる事の伏線。「旅行 どこへ行っても吉」とあるので、殆どただの散歩であろうと本当にどこに行っても幸せそうにしてる。
修学旅行の土産に茜はハンカチを考えていたが、千夏は男子は食べ物と回答。11話で小太郎は茜にハンカチをプレゼントしてる。
割とどうでもいいけど、茜が集まる約束でおろおろしてて節子らが退散する時の「エスコートしよ」って「エスケープ」の気が。細かい事は気にしなさそうだけど。「別行動しよ」だった。
最後に告白の返答を貰った場所が本能寺。不穏そうと思ったら通りから外れていて人気が無く、告白には持ってこいって事らしい。こんな場所をスマホを没収されている状態でさらりとチョイスする小太郎は本当に恋愛初心者なのか。

・5話
涼子先生が面談で「行きたい高校が見つかっても、準備が遅いと間に合わない時もある」と言っている。完全に後々のフラグ。
舞台が川越をほぼ再現してるのに、塾だけkawagoeゼミナールと実物から名前を大幅に変えている。後々受験で失敗する事を考えると、名前をパロっただけだと印象悪くなるからがっつり変えたのかも。←実際にあるのは警備会社なので間違いでした。

・6話
挿入歌はレミオロメンの「3月9日」。卒業式の定番ソングらしいけど実際にはメンバーの友人の結婚を祝うための曲らしい。PVの舞台に川越氷川神社と氷川会館が使われているので、川越に縁がある曲と言える。2番から始まるのは、歌詞に昼前の白い月がきれいってフレーズがあるかららしい(流れ始めの音量小さい所)。月がきれいの為にあるような曲。権利絡みでサントラには入れられなかったらしい。苦境に立たされる直前のシーンで流れているので、2人で困難に立ち向かおうという事か。

編集が小太郎が執筆した「弱酸性の風が吹く」を見ているが、1話の時点でこのタイトルで執筆している所が描写されている。タイトルからしてラノベっぽいので、ラノベを書く若い人を探してたとかではなく、純粋に純文学よりラノベを書く方が向いてると思われたのかもしれない。手土産にラノベくれるし。会話の内容は電話で十分に見えるし交通費くらい支給してやれよって思うけど。立花も10話でそのままでもラノベ読む人にも通用すると言ってるし、内容的にラノベっぽかったのでは。
小太郎の父親が銃の手入れをしているが、川越に「小原銃砲火薬店」という射撃競技の日本チャンピオンが経営する鉄砲店があるので、地元ネタとして出してるらしい。

・7話
舞台は「東京ドームシティアトラクションズ」。川越からの交通の便が良いらしい。ビッグ・オーという、観覧車の外側にレールを設ける事で中心軸がない構造になってるらしいけど、なんか怖そう。
千夏が確保したチケットで行く遊園地デートは楽しい(愉悦)。
ろまんのアシスト力が半端なかった。
千夏が小太郎呼びする事で8話で茜ちゃん呼びする事を決意したと考えれば、良い踏み台になったのかもしれない。
Cパートで涼子先生が使っているという石鹸の香りの香水は実際に存在する制汗剤(デオドラントエッセンスせっけん)らしい。

・8話
付き合ってるのがバレたけどやさしい世界で特に問題なし。
考えてみると千夏は告白する前から敗北が確定してる。茜が特に問題ないのはたまたまでスクールカースト上位に所属し、比良も千夏も「別のクラスの茜と同じ部活の人」だから。もしも千夏が茜から彼氏を奪った形に捉えられた場合、イケてる組の仲間が別のクラスの人間にちょかかいを出された形になるので千夏が酷い事になる可能性がある。実際に起こらなかったのでどうなるかは不明。
川越氷川神社に夜祭に行き川が光っているシーン、「光る川の伝説」があり夜間ライトアップしてるらしい。芸コマ。19:00~21:00までの間だけなので注意。

・9話
OPがカットされているのは、OPで出てくる13.70が回収されるのでネタバレになってしまうからっぽい。
茜の母がマスクをしていたのは、収録時に母親役の斎藤千和が風邪を引いていたから。
斎藤千和は泣き演技に定評があるので、小原好美の泣き演技の指導に貢献してそう。

・10話
進路希望調査が平成28年度と書かれているので、平成28年の物語だったようだ。中3だと2001~2002年生まれなので、全員21世紀生れ。
屋台の出し物ではじゃんけんに勝てたのにゴミ出しじゃんけんでは負けてしまう。肝心な所でついてない。
茜が食べてるのがいも恋。やっぱり芋が好き。
比良の告白シーン、好き「だった」なので半ば諦めてる?千葉に引っ越すと聞いて踏ん切りを付けたかったのか。茜は大切な友達だけど違うと返答。やっぱり最初から脈がなかった。
茜と比良が二人だけでいる所を目撃してご機嫌斜めな小太郎を見て、不安になった茜が「安曇君」と呼び方を変えている。
小太郎にも茜のべにっぽぷにぷにが移っている。

茜に当たったのが嫉妬による一方的なもので、小太郎が誤るべきなのにひどーいと言う感想が多いけど、厳密には下記のようになっている、らしい。

門前横丁(茜が「陸上部のみんなといっしょ」とLINEを入れた場所)
↓200m
小太郎が茜と比良が一緒にいるのを目撃した場所   →時の鐘通り
↑350m
熊野神社(小太郎が「近くまで行ったら連絡する」とLINE入れた場所)

小太郎が得ている情報は「門前横丁で陸上部のみんなといっしょ」なのに、目撃したのはそこから200m南で、しかも比良と2人きり。一緒にいた理由を「みんなに先に帰るって言ってきた」「ごみ捨てじゃんけんで」と言われたが、ゴミ出し後なので目撃した時の状況と適合せず、いも恋のシートを伸ばしてる(告白された所で伸ばしてたのが外れるのが芸コマ)。茜が小太郎に内緒で比良と二人きりでいた、という判断にならざるを得ない。
いも恋を一緒に食べて何とか落ち着こうとしたがお腹いっぱいと断られ、「ムカついた」「あの男子」で茜は図らずも小太郎に誤解を与える行動を取っていた事に気付き、「折角のお祭りなのに」で勘違いしてた事に気付く。
小太郎は茜の引っ越しと勘違いで茜を傷つけた事に悩むが、その解決策として光明高校を受験する事を決意する。通学時間2時間の私立でしかも偏差値が届いていない高校を受験という完全に道理がぶっ飛んだ話で、親を説得してから茜に言うつもりだった。結果としてその前に茜が小太郎が光明を受験する事に気付いたけど、「将来の事も、ずっと一緒にいたいし、本気だから」なんてプロポーズまがいの事言われたら小太郎にぞっこんの茜ならあんな反応するのは当たり前。

この回は走れメロスにも掛かっているという発想も出来るらしい。茜が「もう嫌われたかなんて…」と疑いかけた事を告白、2人はお互いの愛を確かめ合う為にキスをして終了。斜陽と言うのは太宰治だけでなく走れメロスで刑場に滑り込んだタイミングが「斜陽」時に受験ギリギリのタイミングで無謀な志望校を決めたた事に引っ掛けているらしい。太宰治の斜陽って没落貴族が落ちぶれていく話なので、話の展開からしてこっちのがそれっぽい気がする。太宰ファンでありながら太宰治作品のタイトルの回は6話の走れメロスとこの斜陽だけだし。

折角の川越祭りが比良によって台無しにされたので、2期に高校編とかやってちゃんと川越祭りすべき。お願いします何でもしますから。

・11話
三者面談でもめた日が12/6。受験日が2/5なので2か月くらい。偏差値50から60オーバーを受けるのは流石に厳しかったか。高校受験なら気合で行けそうな気もするけど、暗記科目はいざ知らず理系科目(と言うか国語以外?)が苦手となると理解出来ないとどうしようもない。
結果としては落ちてしまうけど、これで愛が深まり親とも和解出来たので無駄ではなかった。家族の大切さを伝える茜は将来良いお嫁さんになりそう。
プレゼントに手編みのマフラーで神社デートとか渋すぎ。
小太郎が頑張ってるのを見た後、両親が指輪をはめている。今までの描写では基本的に指輪ははめていなかったが、息子が想い人の為に奮闘しているのを見て思う所があったのだろうか。母の愛もさることながら、しれっと母をフォローする父も出来た人だった。父が電車の乗り継ぎを紙に書いて渡していたが、今だとスマホですぐ把握出来るので多分不要。多分紙の時刻表とかで調べたんだろうけど。そこまで発想が行かない所等を考えると、かなりアナログ思考なのだと思われる。

多分作中で唯一神社にお参りして願い事が叶わなかった。いちゃいちゃしすぎて合格祈願より一緒にいる事を祈願したのかもしれない。


・12話
小太郎の父母が特に描写なし。声掛け辛いし責められないだろうし難しいけど。
陸上は諦めるって言うけど、推薦で受けてるから陸部に入らないのはいかんでしょ。
千夏が告白した場所が10話11話と小太郎と茜がキスをした氷川橋、しかも飛び込んだのが手編みのマフラーとかやる前から無理なやつ。

河原でのシーン、色々解釈出来るっぽいけど「男は理論で考え、女は感情で考える」の差だと思う。小太郎の親が小太郎作の小説を読んだ時の感想が、父親が「女心が分っている」で母親が「女心が分っていない」だし。
小太郎は自分がバイトして逢いに行って茜は陸上を頑張れば(理屈上は)大丈夫と考え、茜は姉の「男はめんどくさいのは嫌い」と言う言葉もあり小太郎にばかり負担を掛けたらいずれ自分から離れてしまうのではと言う(心理上の)不安をしていてすれ違っている。んで、最後になろうっぽいネット小説で「ずっと大好きだ」という小太郎の「心情」も確認出来て安心する、という筋道だと考えられる。作中茜に一度も好きとは言ってない(「月がきれい」ですら茜が真意を知らずに言っただけで小太郎は付き合ってとしか言ってない)ので、最後に好きだと言う気持ちが伝わって良かったねと言う事だと思う。

2人の将来を決定付けたのが、立花が小説書く事を勧める→ろまんがネットに小説アップ出来る事を教える→千夏が見つけてくる→立花がコメント付いてる事を教える→茜「この先はどうなるんですか?」→ずっと大好きだ→解決。見事な連携プレイすぎてこの人たち実は裏で繋がってるんじゃ。立花の「小説家って、経験して困ることは何もない」からの気晴らしに小説書いてみないって流れも小太郎の本心を書かせるように誘導しているようにも見える。
千夏が小太郎が小説をアップしたという事自体どう把握したのかも不思議。ろまん辺りが周囲に情報をばら撒いたのか。そもそもなろうを教えたのがろまんなのでろまんが特定するのは割と簡単だし、今までの話の流れでLINEの力で噂が一瞬で拡散する様は散々見せつけられているので、誰かが特定に成功すれば千夏にまで情報が回ってくるのは目に見えている。コメントが沢山付いてるのは身内コメが大量に混じってるのかも知れない。
13.70という数字で陸部の面々は何を書いているか予測出来そうだし、周囲にイチャコラが拡散してそう。ノートのメモにケンカって書いてあったけど、10話の茜からのキスとか書いてあったら茜が悶死しそう。始まりが用具係の話でファミレスではなかったのは良心なのか。タイトルが13.70でOPに「つづく」となっているのは、高校に行っても陸上を続けて欲しいという事か。

最後の走って追いかけて叫ぶシーン、自宅(連雀町辺り?)~川越駅・南古谷駅間の距離を駆け抜けた事になるらしいけど、googleマップで見たら3~4kmくらいある気が。文芸部がそれだけ全力疾走してから愛を叫ぶって凄くない?

茜が小太郎に負担を掛けたくないので別れ話を持ちかけようとしてたって意見を見かけるけど、それだと最後に小太郎がずっと好きでいてくれると確信して安心するのが不整合になるし(好きなら余計に負担掛けるのでは)、遠距離恋愛になってもずっと好きでいてくれるか分からないから不安だった、の方が筋が通る気がする。そもそも小太郎が大丈夫だよって言ってるのに別れるのは余りにも自分勝手だし本末転倒な気がする。べにっぽを置いていく説もあったけど、べにっぽが思い出の品なのは誕生日プレゼントに貰った小太郎の方で茜のは最初から持ってるし、置いていったら精神的支柱がなくなるから茜が精神崩壊するだけだしミスリードだとは思う。置いていくならどちらかと言うとクリスマスに貰ったハンカチの気もする。引っ越しであっても荷物にたたまず目に見える場所に置くくらい大事なもの、って意味で解釈しておけば良さそう。

EDで結婚して子どもも出来、(多分)茜が和風の物が好きで川越に戻ってきてめでたしめでたし。数年後には2人でやり取りしてたLINEが「お父さん」「お母さん」に子どもが加わって3人でやり取りしてる、とか考えたら感慨でない?

それから先まで描いたから続編の期待が出来なくなったとも言われるが、世の中にはトトロ死神説のように事実を歪曲させてでも人が不幸にならないと落ち着かない輩がおり、そういう存在に限って声が大きいので出産まで描かないとはっぴいえんどには出来ないのが実情。
<トトロ死神説>
納期や脚本の変更等の都合で途中からメイとサツキに陰影線がなくなった為実は途中で死亡しているという無茶ぶりから始まり、メイが冥でサツキが殺気だとかメイ4歳だから死だなどの超理論、途中で池から上がったサンダルがメイが履いてるものとは違うので(作画から別のサンダルと分かる)安堵したシーンで「メイの靴が池から見つかったから死亡している」と本編のシナリオを理解していない者、作品の世界が狭山事件と同時期で同じ地方なので実は狭山事件へのオマージュだとする現実とファンタジーの区別が付かない者、EDは時系列をバラバラで繋いでめでたしにしただけとする虚構新聞主義者等が入り乱れ、情報のソースを確認しない人が拡散しておおさわぎ!公式サイトや宮崎駿がそんな設定はないと否定していて、「めいとこねこバス」というショートムービーの続編がジブリ美術館で視聴出来る。


●制作会社:feel.
代表作は「普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。」「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続」「だがしかし」「この美術部には問題がある!」等々。
何故かろこどる、われめて、俺ガイル、だがしかし、ギャル子と舞台が千葉のアニメが多い。転勤先が千葉は偶然なのか意図的なものなのか。
実力は十分あるはずだけど、小さい会社で中々大きな作品が回ってこない。って言うか有限会社なので社員にでもならなければ株を購入する事すら出来ない。俺ガイルやみなみけと言った、諸々の事情で製作が変更になった2期ものを引き受ける事もあるが、出来が安定して「最初からこの会社が作れば良かったのでは」という意見も多々起きる。
中々決め手に恵まれなかったけれど、これでfeel.の代表作にってならないかなーと思う。

オリジナルアニメと言うのは作るのが難しくて、美少女、ファンタジー、変身ヒーロー、ロボなど設定盛り過ぎで結局何が伝えたかったのかが分からなくなる事が多々あるけど(特にオリジナルアニメを作り慣れてない制作会社)、ここまで現実路線に絞り込んで話を纏められるのは凄い。feel.の強みは美少女アニメとかの可愛いキャラを描く所にある、と思うので表情の変化なんかが重要になる恋愛ものにしたのは正解だったと思う。手慣れてないバトルやロボットものにしたらヤバかったかもしれない。


●その他
・音楽が伊賀拓郎で、凄いピアニストらしいけどどれくらい凄いのかが詳しくないので分からなかった。BGMや挿入歌は作風に合わせられていて申し分ない。
・作品の部隊は埼玉県川越市だが、中学校のモデルは東京の明星学園中学校。EDクレジットの取材協力にも記載されている。
・LINE宣伝アニメとしてこれ以上にない一品なので、LINEは出資して総集編の劇場版とか作るべき。
と言うか内容的に深夜アニメでなくて、劇場版でカップルが盛り上がるのに視聴する方がそれっぽいと思う。
・登場人物の名前に癖が出ている。柄が悪そうなタイプは「心咲(あいら)」「美羽(みう)」等読むのが辛そうな名前が。家がお金持ちなのが「節子」。永原に振り回されて育ちが悪くなっていくように見えるけど、両親が仕事が忙しくて子どもの教育が上手く行かなかったのか。
・登場人物の苗字は一部、湖西線の駅名から取られている、らしい。(安曇(川)、山科、比良、永原、(近江)今津・・・)。監督の岸誠二は滋賀県出身。
・EDのLINEは時系列に並べると、10→8→11→9→1→3→4→6→5→2→7。基本は逆行で細かい規定はないっぽい。
・比良が駄目な所
性格に温度差があり過ぎた。
やたらと上から目線。
落ち込んでいる所にとどめを刺して泣かせてしまう。
「なんで安曇なんだよ」←相手が好きなものを下げた発言をする。
「俺の方がずっと前から好きだ」←比較したがる。茜の気持ちを読もうとしない。


●参考にしたもの
公式サイト
https://tsukigakirei.jp/
アニメーション企画制作会社feel.
http://www.feel-ing.com/
アニメスタッフデータベース
http://www.feel-ing.com/
川越・氷川神社
http://www.hikawa.or.jp/yuihimo/
川越いも
http://www.sakamotonouen.com/
縁結び風鈴
http://www.hikawa-fuurin.jp/
小原銃砲火薬店
http://sportsgun.net/shop/シューティングサプライ-10小原銃砲火薬店
株式会社浪越徳治郎アソシエイツ
http://www.namikoshi-shiatsu.co.jp/family/tokujiro.html
アニメイト川越店
https://www.animate.co.jp/blog/91976/
藤横巡礼日記
http://blog.livedoor.jp/touyokojunrei-yokofuji3/archives/70062623.html
有明ワシントンホテル ブライダル
https://twitter.com/AriakeWH_Bridal/status/880602868260118528
南健PDインタビュー
http://otapol.jp/2017/04/post-10440.html

『月がきれい』の小ネタ考察まとめ
http://matomame.jp/user/FrenchToast/bf694cd2c06bcca52dec
『月がきれい』に登場した太宰治の名言まとめ
http://matomame.jp/user/FrenchToast/974156b29b8a93033b72
夏目漱石「月が綺麗ですね」の出典は?
http://rhinoos.xyz/archives/575.html
アニメキャラの髪のハイライトの表現 主に輪郭光について
http://d.hatena.ne.jp/ukkah/20131229/p1
月がきれい 実況まとめ
http://ckworks.jp/animeradar/tsukigakirei/matome
無為
http://ameblo.jp/mui-sekiei/entry-12279224850.html
強くなりたい(仮)
http://blog.livedoor.jp/min_nan_a_si/
ローリンワールド!
http://rollingworld.blog.fc2.com/blog-entry-377.html
最終話の小太郎の足取りのツイート
https://twitter.com/yubinya33/status/884378370292588545/photo/1

※作品の著作権はc2017 「月がきれい」製作委員会にすべて帰属しますのでご注意ください。


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 圧がすごい。日記帳どころではない。特にチラ裏。やっぱり何回か見返されてるんでしょうか。
それと、小太郎のヒーロー属性解説と、ヴィランにすらなれなかった比良へのダメ出しにとても感銘を受けました。
28ヶ月前
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何回も見直してます。見直すと伏線になるような行動があったり、対比表現になっていたりする部分が見えてきますよ。
小太郎は節子や心咲は甲斐性無しと思っていますが、茜がベタ惚れになるのも当然なタイプです。比良は中学生と考えると致し方ないですね。恋愛以外では優秀なので、そこで個人の能力のバランスが取れているとも言えるのではないでしょうか。
28ヶ月前
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