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SCEが送る「もっと評価されるべき」渾身の人形活劇『パペッティア』
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SCEが送る「もっと評価されるべき」渾身の人形活劇『パペッティア』

2014-09-06 00:01

     久しぶりに筆を執りたい作品と巡り合ったのでちょっと書いてみようかと思います。
    前回から大分間が空いたため多少文章乱雑になるかと思いますがご容赦ください。

    今回ご紹介するのはソニー・コンピュータエンタテインメントより発売されました

    パペッティア


    です。
    いつも通り、まずはささっとあらすじを見ていきましょう。


     はじめに、これは不可思議と幻想に満ち満ちた、魔法劇場で公演されている演目である。

     月の女神によって治められていた月は、女神の可愛がっていたリトルベアの反乱によって突如一変します。リトルベアは黒のムーンストーンと聖なるハサミ『カリバス』を盗み出し、その力によって月の女神を撃退。ムーンベアキングを名乗り、月を力によって支配してしまいます。

     それから3年、ムーンベアキングは自らの地位を守るため、夜な夜な地球から子供たちの魂を攫い、闇の軍勢へと変えていきました。

     
    主人公であるクウタロウも地球から攫われた少年の一人であり、魂を木の人形へと移し替えられてしまいました。しかし何故かムーンベアキングに頭を引き抜かれ食べられて捨てられてしまいます。人形の命であるヘッドを失ったクウタロウを救ったのは、ムーンベアキングの下で働きつつ『カリバス』を手に入れんと画策する月の魔女でした。

     月の魔女の手引きによって『カリバス』を手に入れお城から脱出したクウタロウは、ついでに助け出した太陽の妖精ピカリナと共に、ムーンベアキングから月を開放するため冒険の旅に出るのでありました。


     はい、簡潔に説明しましょう。

    月が熊に支配されたから頑張って解放しようZE!

    です。簡単でしょ?



     本作『パペッティア』は聖なるハサミ、カリバス使ってモノを切っていくことで先へと進んでいくというアクションゲームです。また、あらすじに書いてあるように、このゲームは魔法劇場の公演という形をとっており、ステージが劇場舞台のようになっています。そのため場面転換の際に舞台が回転したり、ステージギミック(舞台装置)の中の歯車が垣間見える、さらには謎の人物ミスターG(CV.藤原啓二)による狂言回しや観客席の歓声など、まるで自分がその劇場で舞台を鑑賞しているかのような臨場感を味わえる、というようなコンセプトになっています。

     もう一つ、このゲームの特徴として、お供であるピカリナを操作することで、背景にある壁やスイッチを調べることが出来ます。これによって先へ進むためのギミックを操作したり、残機を増やすために必要なムンピー(いわゆるマリオのコイン)を集めることが出来ます。

     システムに関してはこんなところです。あ、あとQTEがあります、念の為。そこらへんのアクションゲームよりはよっぽど簡単な設定になっているので、初見は失敗するかもしれませんが落ち着いてやればそこまで苦戦するようなことはないでしょう。QTEを嫌厭している方もいらしゃるとは思いますがそれだけでこのパペッティアを遠ざけるのはあまりにも勿体無いので、あまり気にせずにいきましょう。



     ここからは何故私がこの作品を記事にしようかと思ったのかというお話。

     実はこのパペッティア、びっくりするほど売れなかったらしいんですよ、えぇ。いえ詳しいことは知らないんですけどね、開発側としては結構な自信があったらしく、割と売れなかったことがショックだったとかなんとか。いえ、詳しくない事をダラダラ語るのはやめましょう。

     とにかくですね、これだけ良く出来た作品なのに知名度が全くと言っていいほど無いのは勿体無い!ということでどうしても書かねばなるまい、と思い至った次第でございます。この記事を一人でも多くの人に見ていただけることを望んでいます。



     では、何をもって良く出来た作品だと思ったのか。

     ハサミを使った斬新な進行方法?確かに楽しいです。

     サポートキャラによる背景への干渉?色々な隠し要素を探すことが出来てとても素晴らしいですね。

     舞台的演出?ミスターGとピカリナの掛け合いが聞いていてとても楽しいというか、笑います。ミスターGが藤原さんなのもツボ。あと主人公が喋らない分ムービー(?)でよく動き回っているのが印象的。

     ストーリーの壮大さ?見た目に反してかなり燃えます。ストーリー終盤は是非ともご自身で体感していただきたいと思っています。

     しかし一旦それは置いておきましょう。



     このゲームの肝となる部分。それは絶妙に調整された難易度です。具体的にどういった具合の難易度かと説明しますと、普段あまりゲームをやらない人にはちょっと難しく感じ、普段から色々なゲームを遊んでいる人間にとっては少し物足りないと感じる程度の難易度になっています。多分。

     「それじゃどっちつかずで両方の層が楽しめないんじゃねーの」と思う方もいるかもしれません。ご安心ください、そのあたりのことをちゃんと考えているからこそこの記事を書こうと思い至ったのです。


     まず普段あまりゲームをやらない方向けに。あまりアクションゲームなどを嗜まない人からすると、このゲームは少々難しく感じるかもしれません。わかりやすく説明すると、「スーパーマリオ以上、ドンキーコング未満」です。え?わかりづらい?まぁまぁまぁ。

     しかしてこのパペッティア、普通に進めていくだけで残機がホイホイ増えていきます。なので、よっぽどのことがない限りゲームオーバーになることは無いでしょう。

     また、クウタロウのHPであるヘッドは3つまで保有することが出来(つまりは最大HP3)、敵に当たっても、落とし穴に落ちても、失うヘッドは必ず一つ。更には敵に当たってヘッドを落としてもすぐにヘッドを回収できればダメージを受けたことにはならないという良心設定。

     ステージギミックに関しても、「何回か繰り返し挑戦すればクリアできる」程度の難易度になっている(はず)なので、とりあえずスーパーマリオがクリア出来る人なら大丈夫だと思います、うん。


     次に、普段から色々なゲームに手を出しているという人向けに。正直難易度に関しては温いと感じると思います。終盤にもなるとそれなりに歯ごたえは出てくるものの、まぁクリアするだけなら苦ではないでしょう。

     そこで登場するのがゲーマーの皆さんにも満足いただけるであろうやりこみ要素ですよ。トロフィーコンプしてこそのゲーマーじゃないですか、ね。(個人差があります)

     先ほどからちょくちょく登場している「ヘッド」。実はこれ、めちゃくちゃ種類があります。コレクションアイテムでありイベントアイテムです。

     どういう事かと申しますと、クウタロウは本来の自分のヘッドをムーンベアキングに食べられてしまった為、道中で様々なヘッドを見つけて代用することで冒険の旅を続ける訳です。その際、単純にHP回復用としてのヘッド補給があったりするのですが、それとは別に、ステージギミックを作動させることによって獲得できる隠しヘッドがいくつも存在するのです。いくつもというかほとんどが隠しです。

     そして、ヘッドにはそれぞれ固有のアクションが存在し、その固有アクションに対応したステージギミックがどこかに一か所(または複数)存在します。ドンキーコングでアニマルに乗ってるとボーナスステージに行けるみたいなもんです。わからなければドンキーコングをやりましょう。



     こんな感じです。どの層でも楽しめるであろうことが伝わりましたでしょうか。伝わらなくても「ふーんそういうゲームがあったんやな」くらいに思っておいてくれればいいです。

     そんなどの層にもきっと受けたであろうパペッティア。ならばなぜ売れなかったのでしょうか。これはねーあくまで私の個人的見解なんですけどねーSCEの売り方っていうか宣伝の仕方が上手くなかったんじゃないかなーとかね、思うんですよね。一応体験版なんかもあったんですけどたいして何ができるわけでもない序盤も序盤だけしか遊べないっていう。違うんだと、パペッティアの面白さはそこにはないんだと。宣伝してなかったわけでもないしPVなんかもちゃんとあるんですけど、とりあえずちょっとこれ見て頂きたいんですけど。



     いやなんか・・・どうです?正直私だったらこれ見ただけじゃ買う気起きないんですけど。なんかね、違うんですよ。パペッティアの楽しさはハサミアクションとか舞台的演出とかそういうところじゃないんですよ!もっとシステム的な面白さがしっかり磨き上げられているわけであって、そういうところをどうにかしてプッシュしていくべきだったんじゃないかなーと思うわけです。いえまぁ、自分は能が無いので具体的にどうしろなんて話はまったくもって出来ないんですが。



     そんな感じで今回はパペッティアのお話でした。現在PS+にて配信されておりますので少しでも興味の湧いた方はとりあえず一度騙されたと思ってプレイするだけしてみてください。とにかく一度やってみる。話はそれからです。



    ではまたいずれ
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