• 【昆虫食】オニヤンマよ永遠に羽ばたけ

    2019-06-19 20:212時間前3

    トンボ類は寄生虫感染のリスクがあるので熱をよく通してから食べるようにしましょう

    オニヤンマは筆者の大好きな昆虫のひとつだ。
    日本最大のトンボで、時にセミやスズメバチすら捕食し
    夏の青空のもと時速70kmというスピードで力強く飛ぶその姿は
    子供の頃からの憧れである
    あとアゴの力が強いので噛まれると痛い。指を噛まれ血が出たのも懐かしい思い出ですね
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    ある日 駐車場の鉄柱でオニヤンマが羽化を始めていたのだが、
    柱ではうまく身体が固定できなかったのか、風で飛ばされたのか
    サナギごと地面に落下しており羽化に失敗してしまった。
    このようにがねじれたまま成虫になってしまったのだ。

    このではもはや飛ぶことは叶うまい、餌を取れずに死を待つのみだ
    力強く飛ぶオニヤンマの姿が好きな筆者にとっては悲しい出来事でした。

    自然の摂理とはいえこのままアリの餌になるのはあまりにも忍びない...


    なので私が食べます。


    いつものように基本の塩茹で




    アカネ属とくらべて尻尾部分が柔らかいので水吸ってちょっとフニャフニャになってます
    焼いた方が見栄え的に良さそうですね

    バッタの方はおそらくフキバッタの幼体です。付け合せでついでに食う


    さて味の方ですが
    トンボ類の翅の部分は食うに値しないので食べません。
    揚げならまだしも茹でた時は食べれた代物では無いと思います。
    また脚の部分も硬いし口に残り食感が悪いので除去していいと思います。
    尻尾部分はスカスカであまり味がしません

    さてここまでは散々な評価ですが
    オニヤンマの真価は上半身にアリ。

    頭から胸にかけてはうまい。の一言。
    身体の大きさの割りに外皮は柔らかく食べやすい。
    茹でたのにもかかわらず謎の香ばしさと甘みがあり
    カニと鶏肉の中間のような味わい
    肉を噛んでるような確かな食感
    他の小さなトンボでは得られない満足感がありますね。

    食うに値しない翅や脚を除くと、余りにも可食部分が少ない事を加考慮に入れても
    評価は高いです。
    オニヤンマは最近見かける数が減った様にも思えますが
    まだ絶滅が危惧されるような種ではないそうなので食材として考慮に入れても良いでしょう

    ―――――――――――――評価(10点中)―――――――――――――――――――――
         味: 8点  (トンボの中では暫定王者です)
    入手しやすさ: 4 (移動範囲が広いので都会でもたまに現れます)
     アゴの強さ: 8点
    (噛まれると大人でも血が出ます)

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    ご馳走様でした (´-ω-)人
    次生まれてくる時は飛べるといいな



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    おまけ
    茹でる前によく確認しなかったので確定ではないがたぶんフキバッタの幼体

    バッタの幼体は柔らかいので茹ででたべられるが
    成虫は硬くて食感が悪いので基本的に揚げるか佃煮などにしましょう。 

    胴体は少しの苦味の後にフリスク食った時のような謎のミントのスースー感があり。 
    食草の影響か、ちょっと食った事のないバッタの味がした。謎だ
     


    後脚はササミの味でうまし。
    外皮は柔らかくトノサマバッタの様に口に残らないので食べやすい

    味: 6点 (後脚だけなら7.5点)

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  • 【昆虫食】梅の害虫ウメエダシャクを食料にしたかった

    2019-06-11 21:4714
    今回も人体実験です。良い子はマネしないでね


    さて梅干や梅酒を漬ける時期になりました。
    自家消費目的で特に消毒はしてないのでウチの梅の木は害虫付き放題なのであるが
    やはり目立つのはウメエダシャクである
    今回はこの憎き害虫を食べて退治しようではないか

    エダシャクはいわゆる尺取虫と呼ばれる蛾の種類で、鳥などの外敵に見つからないように
    普通は地味な色で の様に木の枝に擬態してるモンなのですが
    これは梅の枝そっくり

    対してウメエダシャクは鳥に見つけてくれと言わんばかりの
    ド派手な黄色と黒のまだら模様、


    こういう派手な見た目は警告色と呼ばれ
    このての幼虫はだいたい食草から体内で有毒物質を作り出しており
    自分には毒がありますよ」と外敵に警告している、

    もしくは、本当は毒は無いがそういった有毒な昆虫に似た模様に擬態する事によって
    外敵から身を守っているようである。
    ウメエダシャクはどうなんでしょうね?

    皆さんもご存知の通り青ウメには青酸配糖体:アミグダリンが含まれており
    大量に摂取すると青酸中毒で呼吸が止まって死に至るのだが

    このアミグダリン、微量ながら梅の葉にも含まれており
    これを食べて体内に濃縮してるかもしれないウメエダシャクはどうなんでしょうね?

    まぁ、青ウメを食べて青酸中毒になるには100個~300個程食べないとならなくて
    まさか青ウメ100個分の毒を持ってるとは思えないのでたぶん平気でしょう

    食っちゃえ食っちゃえ(自己解決



    5月末になると幼虫がほぼサナギになってて見つかるのはこんなのですね
    サナギの見た目は以前紹介したキアシドクガに似てます

    今回は量が取れたので幼虫サナギ共に茹で・揚げで食レポ行います

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    幼虫茹で


    茹でても派手な見た目は変わりませんね
    味はたんぱく質の甘みがあって結構うまいです。外皮も気にはならないかな
    味: 6.5点 (10点満点中
    ――――――――――――――――――――――

    サナギ茹で



    苦い。幼虫と味が全然違い甘みが無い。なぜだ。食べられなくはないが幼虫より苦味が強く
    食べた後も舌からしばらく苦味が消えず後味が悪い。

    これがアミグダリンが分解した時に発生するベンスアルデヒド由来の苦さなのか
    蛾の幼虫に多いタンニン由来の苦さなのか分からないが
    幼虫は甘いのにサナギが苦いのは不可解。なぜだ
    味: 3
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    次は油で揚げたモノです


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    幼虫揚げ


    香ばしくサクサクでうまい。典型的な食べやすい おつまみ系の味
    まぁだいたいのイモムシは揚げるとこんな味なんですが
    味: 7
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    サナギ揚げ


    苦味が減り若干食べやすくなった。
    外殻の食感味はスズメバチの成虫に似てる
    でもやっぱり後味が苦い
    味: 5.5

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    さて、
    油で揚げればサナギもまぁ食えるかなと思った筆者だったが後に後悔する。

    サナギを揚げた油を使い回してフライドポテトを揚げたところ・・・


    苦げぇ・・・ _(:З」 ∠)_
    揚げ油がウメエダシャクの苦味に汚染されて他の食材を揚げても苦くなるという
    トラップに見舞われた。
    サナギを揚げた際に何個か弾けて内容物が油に出たのが原因だろうか。

    ウメエダシャクは油で揚げない方が良さげ。
    揚げる際は揚げ油が一発でダメになる覚悟で臨みましょう。
    というか食べるのは幼虫だけにしておいた方がいいんじゃないかなあ・・・

    今回幼虫、サナギを一度に30個ほど食べましたが
    特に身体に異常はありませんでした
    コレくらいなら食べても大丈夫そうですね。(あくまで個人の感想です

    ウメエダシャクの苦味はおそらく梅の葉に含まれるタンニン由来だと思いますが
    タンニンも過剰に摂取すると便秘や貧血の原因になりますので気をつけましょう。

    また、今回は梅についた幼虫でしたが
    ビワの葉を食草としている個体は食べるのはやめておきましょう
    (ビワの葉には梅よりも多量のアミグダリンとタンニンが含まれているため)

    ――――――今回のウメエダシャク総評―――――――――――――――――――――
    幼虫・茹で : 6.5点
    幼虫・揚げ : 7点
    サナギ・茹で: 3点
    サナギ・揚げ: 5.5点
     
    入手のしやすや: 5点
    発生は年に1度。幼虫は4~5月 サナギ5~6月 成虫は6月以降
    梅の木などに時に大発生し、よく目立つので見つけやすいが成長が早く
    幼虫として食べられる期間は短いので注意
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    おまけ

    採れた梅で梅酒を漬けました



    ブランデーで漬けたので砂糖は少なめ
    半年後には飲めるかな。
  • フユイチゴと山柿と洋梨のタルト作るよ

    2019-06-02 20:269
    この記事11月に書かれた物です

    クサイチゴをご紹介したからにはもう一つの野いちご、フユイチゴをご紹介しませんとね。
    フユイチゴ(冬苺)は11月~12月に実がなる野いちごで、まぁ甘みもありますが
    クサイチゴと比べるととても酸味が強いのが特徴です。
    それでも、野山の実りの少ない冬においては貴重な甘みですね。

    冬いちごは棘がとても多いため採取には気をつけましょう




    今回はこのフユイチゴと渋抜きをした山柿、ラフランスを使ってタルトを作ります




    フユイチゴはクサイチゴと比べて果肉内部の空洞が無いため虫が混入する心配はありませんが
    花房だったころのおしべの名残の毛が多く残っているため果肉をバラして取り除きます


    柿と梨を薄くスライスしたら


    シナモンシュガー、ブランデーで煮詰めます



    カスタードクリームを作ります

    個別にタルト生地を焼いたら
    カスタードクリームを入れ一度ガスバーナーで炙り、
    柿と梨を敷き詰め、ハチミツをかけたあと表面をまたバーナーで炙り


    上に冬いちごを散らし、ミントを添えて完成です。

    ふだん割と盛り付けガバガバな筆者ですが
    今回は見た目もなかなか良いんではないでしょうか。



    お砂糖控えめで素材の甘さを生かしたのでなかなか優しい口当たりですね
    和菓子に使われがちな柿ですが洋菓子との相性も結構良いです

    酸味が強いフユイチゴはこういう甘いお菓子のアクセントや
    ジャムなんかにすると美味しく食べられますね

    みなさんも冬になったら茨でズタズタにされつつ冬いちごを収穫してみてね