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「自ら命を絶つことは許されることではないと思います」3
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「自ら命を絶つことは許されることではないと思います」3

2015-08-19 06:00
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前々回の記事だったか、本音を隠せと言うのは時が自我崩壊の第一歩と書いた。

 これに関する補足。いや、補足というか、脱線話だな。

 後から関連性がありそうだと言うことで書く。

 本音を隠すと言うことはどういうことなのか。

 つまりは「死にたい」と思っていても、「ほかに生きたいと願う人がいる」と自分の気持ちを無視すると言うことはどういうことなのか。

ここでまた肉体的な痛みに置き換えてみよう。

 ようはさ、痛いのを忘れろと言うことだろ。まぁ、そのまま放置したら確実に悪化するわな。

 頭が痛い、腹が痛い。または、人に刺されて血が出ている。それを見てみないふりしろって事だからね。

 痛いときには痛いときに対処するのが一番なんだ。基本的にはね。

 ま、精神の問題なんだ。案外簡単にふたできると思うよ。

 でも痛い、苦しいというのは本心であって本音なんだ。

 それを忘れろ、捨てろってことなんだよね。

 自我喪失、無気力の誕生だ。


 そういえば、新型鬱ってのがあるけど、このあたりが原因じゃないのかな。

 大人になるまでに何らかの形で自我、本心、本音を捨てなければならなかった。そういう人がなりやすいんじゃないのか。

 そうしなければいきられない状況だった。逆にそうすれば生きられる状況だった。

 楽しいこと、好きなことをやりたくても、「いい大学に入って」「いい会社に入って」云々、今は勉強と言われ、できなかったとかさ。

 私がよく言われたのは、「好きなことなんて大人になったら好きなだけできるよ」と言う言葉だな。好きなこと、楽しいことを封印して、苦しい勉強をしなさい。意訳するとそうなる。

 それが社会人になって状況が変わったんだ。経済的自立によって、ふたをする必要がなくなった。それで今まで内側にため込んでいたものが吹き出した。

 たぶんなんだけど、
 こういう人たちの意志決定の優先度はさ、自分じゃないような気がする。
 親の意向だったり、世間体だったりさ。自分よりもそっちを優先させてしまうんだ。そうさせられてきたから。

 まぁ、実際その患者さんとは会ったことはないから、想像なんだけど。

 でもしょうがないよね。子供の頃から封印せざるを得なかったんだ。本心をなくさなければならなかったんだ。自分がないのだから、意志決定を他者にゆだねるしかない。

 外からの意志決定と、内からの意志決定が癒着してしまっているんだろうな。本音と建前の区別が付かない、というのははちっと違うか。

 自分がどうしたいかと、世界が自分にどうさせたいか、を区別できないと言えばいいのか。

 自分の本心にふたをしてきたから、意志決定について他者と自己との境界が曖昧といえばいいのか。

 本人には区別が付かないのだろうね。

 ふたをしてからは時間がたてばたつほど、あけるのが苦しくなる。
 ホメオスタシス、だな。ちょっと似てる。恒常性と言うんだけど、病気の状態が長くなると、それが正常と勘違いしてしまって、本当の正常になるのが苦しくなるんだ。

 たぶん年単位で時間がかかるんじゃないかなぁ。カウンセリングで正常にするにしても。

 自己の行動決定の権利を他者にゆだねるなんて、私からすればこれは隷従的思考なんだけど。でも別に悪いことではない。

 で、年行っている人はさ、きちんと区別した上で世間体や親の意向に従っているんだよね。
 区別できているから、人生においてメリハリがつけられるんだ。好きなことをするときと、嫌なことでも働くときと。

 新型鬱は区別が付けられないから、狭間で苦しんでいるんじゃないかな。


 自我崩壊とか、自我喪失とか、たいそうな言葉だからそんなに事例はないだろうと思われるか漏れしれない。けど実際にはかなりの人がそういう状況になっていると思う。

 社会の意向に従うのもいいけど、自分の意思と癒着してしまったらだめだ。区別できなければね。



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自己をしっかり持ってなかったので、うっかり自殺未遂したサンプルがここにいますよっと。
働いてさえいれば幸せになれる、で思考停止したのが運のツキ。明らかに無理な仕事をこなそうとして気がつけばクビヲ括ってました。そのあとは半年精神を病みましたね。
今ではそんな過去に反省して自分、自我が少し強気になるくらいには変わりました。
回りに流されるように生きるのは楽でしたけど、いざ壁にぶち当たったときに自分の意思が無いからやられちゃうだけですね。
70ヶ月前
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