5V出すまで2000時間!? ~確率から見るポケモン厳選 準伝・禁伝の場合~
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5V出すまで2000時間!? ~確率から見るポケモン厳選 準伝・禁伝の場合~

2016-03-01 08:00
    こんにちは!hideっこ、と申します!好きなポケモンはヌオー
    小さな小さなコミュニティでポケモン放送をしております!

    さて、2016年ジャパンカップ及びワールドチャンピオンシップスのルールがGS(伝説使用可能)であると発表され、今までやらずにいた準伝説ポケモンや、全くするつもりがなかった伝説厳選に励んでいるプレイヤーが大勢いることと思います。記事を読んでいるあなたもジャパンカップ用のパーティを組んで運用し、あ~でもない、こ~でもないと思案しているのではないでしょうか?
    パーティを思案する上で一つの壁になるのが、準伝説・伝説ポケモンの厳選にかかる時間です。理想個体が出る確率を計算しているブログはいくつもありますし、理想個体が出る確率のおおよその数字を頭に入れている人も中にはいらっしゃるでしょう。

    しかし、あなたが知りたいのは理想個体が出る確率そのものですか
    違うでしょう?
    どれだけ厳選に時間を要するかが知りたのでしょう?
    なんとなくあ~これぐらいの確率だな~どれぐらいかかるかな~一週間くらいで終わってほしいな~くらいに考えているでしょう?
    当ブログではそんな知りたくても誰も計算してこなかった、
    『準伝説・伝説厳選にかかる時間』をお教えしたいと思います。

    ※捕獲する際はすべての場合においてマスターボールを使用して、一発で捕まえると仮定しています。
    非常に長い記事ですので、この記事でどういうことが言いたいかを手っ取り早く知りたい方は第二章第四節をご覧下さい。

    <もくじ>
    第一章 厳選時間算出方法

    第二章 準伝・禁伝厳選にかかる時間
     第一節 それぞれの事象が起こる確率
     第二節 厳選作業中にかかる時間
     第三節 採用個体に遭遇するまでにかかる試行回数
     第四節 厳選にかかる時間の算出


    第三章 実例
     第一節 基本手順
     第二節 陽気エンテイ厳選
     第三節 冷静グラードン厳選

    第四章 まとめと配達厳選

    参考サイト


    第一章 厳選算出方法


    実際に厳選にかかる時間を厳選の試行一回あたりにかかる時間の期待値を求め、採用個体が出るまでの時間を掛け合わせることで算出します。
    この至高一回あたりにかかる時間の期待値は実際にゲームプレイをする上では起こりえない秒数となりますが、混乱しないようにしてください。あくまで一回辺りの平均的な時間とお考え下さい。
    準伝説・伝説厳選にかかる厳選時間の算出をするには以下の二つのデータが必要です。

    a)厳選作業にかかる時間
    b)採用個体に遭遇するまでにかかる試行回数

    a)について厳選作業をS判定H判定捕獲して個体値を確認するという三つのパターンに分けて時間を計測します。
    そしてそれぞれが起こる確率を求めて、かかる時間を掛け合わせて足し合わせれば試行一回あたりにかかる時間の期待値が求められます。

    (S判定でリセットが起こる確率×S判定でリセットするまでに掛かる時間)
    +
    (H判定でリセットが起こる確率×H判定でリセットするまでに掛かる時間)
    +
    (捕獲して個体値を確認できる確率×捕獲して個体値を確認するまでにかかる時間)
    ll
    厳選試行一回あたりにかかる時間の期待値
    というわけですね。
    3Vが固定であるという仕様が続く限り、新たな準伝説、新たな世代になっても、各事象の時間だけ計測すれば、厳選にかかる大まかな確率と時間を求めることができます
    5Vや4VS0or1の確率も記しているので、この際メモしておきましょう。
    妥協ラインの一つとして3V2Uの確率も記していますので、参考にしてください。

               図1.厳選におけるリセットまでのパターン

    b)については例えば5Vの陽気ポケモンが出る確率のことです。計算した経験のある方も多いでしょうし、検索すればすぐに出てくることと思います。

    第二章 準伝・禁伝厳選にかかる時間

     第一節 それぞれの事象が起こる確率

    S判定はポケモンの特性または技の行動順で判断し、H判定はナイトヘッドもしくは命懸けとします。
    ※準伝・禁伝厳選においては必ずH判定までしてください。厳選に要する時間が格段に減ります。どれだけ減るかは後に数字で示します。

    どの場合でもそうなのですが、レベルが45だと個体値29~31まで同値なので若干計算結果が異なります。
    また、S判別用ポケモンとの同速対決もしっかりと考慮しております!
    ※特性でS判定した時に同速対決で負け、行動順で同速対決に勝ってリセットという状況に関しては考慮しておりません。理由は厳選方法によっては必要でない確率であり、これが起きる確率も小さい上に時間も短いので全体に与える影響も少なく、事象を三パターンにわかりやすくまとめるということもできなくなってしまう(←これ重要)からです。
    (最も起きやすいS無補正で1.5%程度、時間にして4.3秒。10,000回試行して10分程度の誤差)

    それぞれの確率は以下のとおりです。
    細かい計算は別のブロマガ(coming soon)にまとめてあるので、確率や場合の数が好きな人は覗いてみてください。

    図2.厳選するポケモンの性格と個体値によるそれぞれの事象が起きる確率

    これでそれぞれの事象が起こる確率が出ました。
    ここで無補正厳選におけるAという値について簡単に説明します。
    なぜこのような面倒な指標を設けるかというと、S無補正のポケモンは、シンクロが効かずにSに補正がかかった場合、ある程度以上の個体値であれば抜かれてしまい、S判定をすり抜けるからです。
    また、その個体値の数はポケモンによって違います。本来であればその個数に応じて一匹一匹計算しなければならないのですが、協力者のローズマリーさんによって文字に置き換え、定式化することが可能となりました。この数字が大きければ大きいほど、S判定用ポケモン抜かれる場合が増え、結果として厳選にかかる時間がよりかかるようになるのです。
    このS無補正ポケモンの厳選難易度を示す指標をA値としたいと思います。
    このA値は厳選難易度の指標とも言うべき値で、シンクロが効かずにSに性格補正がかかった場合、無補正Vを超える個体値の数を二倍にし、S無補正VとS補正が同値である数足し合わせたものです。

    エンテイの場合を見てみましょう。

    意地っ張り エンテイレベル50            陽気エンテイ レベル50

               
                 

    レベル50のS無補正Vの実数値は120です。
    Sに補正がかかった場合にこの値を抜く個体値は10~31の22個。これを二倍して44
    Sに補正がかかった時にS実数値が120となる個体値はありませんから、0です。
    よってエンテイのA値は22×2+044となります。
    これを図2のレベル10a無補正のAに代入すればそれぞれの事象が起きる確率を求めることができます。
    A値はポケモンやレベルによって違うのでこれは一匹ずつ調べる他ありませんが、さほど手間にはならないでしょう。
    XY、ORASで厳選できる準伝説・禁伝(+デオキシス)に関しては調べてあるので参考にしてください。
    <XY・ORASにおける、各準伝・禁伝のA値>

    A値
    62:デオキシス



    54:ミュウツー 



    50:ライコウ アグノム



    48:ボルトロス トルネロス



    47:ラティアス ラティオス



    46:ランドロス テラキオン ビリジオン コバルオン ルギア




    44:レジギガス エンテイ パルキア



    43:グラードン カイオーガ



    42:ユクシー ホウオウ ディアルガ ギラティナ レシラム ゼクロム キュレム レックウザ ゼルネアス イベルタル ジガルデ




    39:ファイヤー フリーザー



    38:スイクン クレセリア



    34:ヒードラン



    26:レジロック レジアイス レジスチル



    第二節 厳選作業にかかる時間

    厳選中にリセットする際に三つのパターンがあります。
    1.S判定の時点でリセット
    2.H判定の時点でリセット
    3.捕獲して個体値を見てリセット
    これら三つのパターンでかかる時間は、当然それぞれ違います。よってこれらの時間を実際に計測します。

    (再)図1.リセットするまでのパターン

    S判定でリセットするのにかかる時間、H判定をするのにかかる時間、捕獲して個体値を確認するのにかかる時間はXY・ORASに限っては調べていますが、この先に出るソフトではまた事情が変わってくることと思います。なので、その都度計測しなければならないのですが、計測する手順について、記しておきたいと思います。
    色々なポケモンの厳選に応用できるように事象を分解して計測していますが、こと一匹のポケモンに限定するならばソフトリセット~ソフトリセットするまでをそれぞれ測れば良いです。そちらの方が時間も正確に測りやすいです。

    ほとんどのポケモンはこれで良いのですが、イベルタル、ゼルネアス、レックウザと、むげんのチケットで行ける南の孤島に出現するラティオス・ラティアスは逃げるで個体リセットが可能なので少しだけ計測すべきタイミングが異なりますので別に記します。

    【厳選において毎回のリセットが必要なポケモンの時間計測手順】

    手順一.キャラクターを操作できるようになってからS判定ができるまでの時間を確認(計測)
    手順二.S判定の後にH判定ができるまでの時間を確認(計測)
    手順三.H判定の後に捕獲し、ステータスを確認するまでの時間を確認(計測)
    手順四.ゲームリセットからキャラクターを操作できるようになるまでの時間を確認(計測)

    時間を図る際は、リセットをかける瞬間がストップウォッチを止める時だと覚えておきましょう。

    【手順一】
    ゲームを始めてキャラクターを動かせるようになってから計測開始。
    S判定ができる瞬間まで計測します。プレッシャーでS判定ができれば特性発生まで、行動順で判別をする場合は行動が起きた瞬間までが計測対象です。

    【手順二】
    S判別が終了した瞬間から計測し、Hバーが止まるまで瞬間までを計測。
    行動順でHS同時判別する場合だとこの数字は1秒にも満たないです。

    【手順三】
    Hバーが止まった瞬間からステータス確認までを計測します。当然、イベントや空を飛ぶ移動中も計測します。ORASにおいてはステータス確認タイミングは捕獲後フィールド画面、大空を飛んで地上に戻ってフィールド画面、捕獲後イベントを挟んで戦闘中のステータス画面という三つのパターンがあります。

    【手順四】
    リセットボタンを押してから、Aボタンを連打し、キャラクターを操作できるようになるまでの時間を計測します。旧3DSとnew3DSで違いがあるかは検証していませんがもしかしたら違うかもしれません。

    これらのパターンに共通しているのはソフトリセットなので、手順一~手順三の測定結果にソフトリセットの時間を足し合わせてください。そうすればソフトリセットからその事象が起こった時にかかる時間が判ります。

    【厳選において逃げることで個体値リセットを行うことができるポケモン】




    イベルタル、ゼルネアス、レックウザと、むげんのチケットで行ける南の孤島に出現するラティオス・ラティアスがこれに当たります。

    【手順一】
    ゲームを始めてキャラクターを動かせるようになってから計測開始。
    S判定が終わり、逃げるを選択した後、再びポケモンに話しかけられるようになる瞬間まで計測します。

    【手順二】
    ゲームを始めてキャラクターを動かせるようになってから計測開始。
    H確認をした後に、逃げるを選択し、再びポケモンに話しかけられるようになる瞬間までを計測します

    【手順三】
    ゲームを始めてキャラクターを動かせるようになってから計測開始。
    HS確認の後に、捕獲し、ステータスを確認して、ゲームをリセットしてキャラクターを動かせるようになるまでを計測します。

    なぜ逃げるで厳選できるポケモンは測定基準をゲームを始めてキャラクターを動かせるようになってからにしているかというと、それぞれの事象を分解する必要性があまりない上に、不正確になりうるからです。

    また、ラティアスとラティオスは特性でS判別できず、一ターン使わなければならないので、S判定とH判定した場合と完全にかかる時間が一緒ですので、個別に測定する必要はありません

    レックウザは空を飛ぶを1/4の確率で使用してくるため、空を飛ぶを使用された場合も計測しましょう。H判定の項の確率を1/4して空を飛ぶをされたときにかかる時間と、H判定の項の確率を3/4して空を飛ぶをされなかったときにかかる時間を計算するようにしてください。

    参考)目の前の配達員に話しかけ、配布ポケモンを受け取ってステータス画面を開くまでにかかる時間

    以下がXY・ORASにおける必要な時間のデータです。

    a)ソフトリセットしてから行動できるまで(旧3DS)         20.5秒

    b)ポケモンに遭遇するまでの時間

    ・話しかけた時にイベントが発生するポケモン(いずれも特性発生するまで)
    ミュウツー                          24.4秒
    グラードン カイオーガ                    75秒
    ジガルデ                            12.8秒
    デオキシス                          16.6秒
    レジ                             
    サンダー ファイヤー フリーザー               13.5秒



    ・大空を飛ぶが必要なポケモン
    パルキア ディアルガ ギラティナ (特性発生まで)        30秒
    ボルトロス トルネロス ランドロス(コマンド可能まで)      28秒





    ・輪っかから出てくるポケモン
    特性発生組(特性発生まで)                    12.2秒
    特性未発生組(コマンド可能になるまで)              13秒 






            図3.ソフト再起動からポケモンに出会うまでのフローチャート





     
    b')特性発生からコマンドできるようになるまでの時間
    特性発生組                           2.4秒


    c)S判別方法による所要時間(行動可能になってから)
    特性or風船                            12.2秒
    行動順                              16.5秒

    d)H判別(特性発生~HPバーストップまで)
    ナイトヘッド                           6.2秒
    命懸け(失敗)                           6.2秒
         

    e)マスターボールを投げて個体確認まで
    ・捕獲後にイベントが無く、移動が必要ない場合
    Hバーストップからマスボ投げてステータス確認まで          35秒
    命懸け(ボール投げから確認までトータル)               49秒
    ・捕獲後に移動が必要なポケモン
    パルキア ディアルガ ギラティナ(ナイトヘッド)          48.7秒
                    (命懸け)              62.7秒

    ボルトロス トルネロス ランドロス(ナイトヘッド)         48.5秒
                     (命懸け)            62.5秒

    【厳選において逃げることで個体値リセットを行うことができるポケモン】

    ゼルネアス イベルタル

    話しかけて特性でS確認した後に逃げるを選択して再び戦闘に入るまで=計測準備中(35秒前後?)

    話しかけて特性でS確認後、命懸け以外の攻撃でH判定をして逃げるを選択し、再び戦闘に入るまで=計測準備中(43秒前後?)

    話しかけて特性でS確認後、命懸け以外の攻撃でH判定をしてマスターボールで捕獲し、個体値確認してリセットして、再び戦闘に入るまで=計測準備中(240秒~?)

    レックウザ


    話しかけて特性でS確認した後に逃げるを選択して再び戦闘に入るまで=38.5秒

    話しかけて特性でS確認後、命懸け以外の攻撃でH判定をして逃げるを選択し、再び戦闘に入るまで=45秒(空を飛ぶを使用した場合、52.2秒)

    話しかけて特性でS確認後、命懸け以外の攻撃でH判定をしてマスターボールで捕獲し、個体値確認してリセットして、再び戦闘に入るまで=128.5秒(空を飛ぶを使用した場合、136.2秒)

    南の孤島 ラティオス ラティアス


    話しかけてHS判定をして逃げるを選択し、再び戦闘に入るまで=25.5秒

    話しかけてHS判定をして、捕獲し、ステータスを確認後リセットして再び話しかけるまで
    =77.2秒








    (参考)
    行動開始から目の前の配達員に話しかけ、配布ポケモンを受け取ってステータス確認まで                                   12.5秒

    第二章の第一節と第二節の数字を下に、試行回数一回あたりにかかる時間の期待値を求めます。


     第三節 採用個体に遭遇するまでにかかる試行回数

    まずは基本となる準伝説・伝説の理想個体(ただし、5V残り不問)を示したいと思います。
    ここではシンクロが効く場合の5V、4VS0or1とシンクロが効かないポケモン(主に配布ポケモン)の5Vの確率を示します。
    計算過程は別のブロマガ(coming soon)に書いておりますので、詳しい計算を見たい方はそちらを参照してください。

    ⅰ 5V(不必要な能力の数値が不問の場合)

    0.02618%

    次に、厳選が終わるまでにかかる試行回数と、その試行回数で終わる確率の計算をします。
    結果は次のとおりです。
    ポケモンプレイヤーにとって馴染み深い数字でまとめました。

    10%→402回
    30%→1362回
    50%→2647回
    80%→6146回
    90%→8794回
    99%→17588回

    ⅱ4VS0or1の場合(不必要な能力の数値が不問の場合)

    0.02221%

    同じように何回施行すれば何%の確率で終わるかを計算すると

    10%→472回
    30%→1598回
    50%→3107回
    80%→7213回
    90%→10320回
    99%→20639回

    ⅲ3V2Uの場合(不必要な能力の数値が不問の場合。厳密には4V1Uと5Vの確率を足し合わせる必要有)

    0.1079%

    同じように何回施行すれば何%の確率で終わるかを計算すると


    10%→98回
    30%→330回
    50%→642回
    80%→1491回
    90%→2133回
    99%→4266回

    ⅳシンクロが適応されない準伝説・禁止伝説ポケモンの確率

    0.00207%

    同じように何回施行すれば何%の確率で終わるかを計算すると

    10%→5090回
    30%→17230回
    50%→33485回
    80%→77749回
    90%→111234回
    99%→222469回

     第四節 厳選にかかる時間の算出

    二章の一~三節を踏まえてどのように計算すれば良いか説明します。

    第一節では事象が起こる確率について検討しました。
    第二節では事象あたりにかかる時間について検討しました。
    これらによって試行回数一回あたりにかかる時間の期待値を求めることができます。

    例えばフーパの輪っかから出てくるポケモンでレベル50かつSに補正がかかっていて、プレッシャーなどS判定に有用な特性を持っていてかつ5Vポケモン厳選の場合を考えます。
    第一項からそれぞれ、
    S判定でリセットをかける確率は68.36%
    H判定でリセットをかける確率は17.32%
    捕獲してステータスを確認出来る確率は14.32%
    であることがわかっています。




    第二項から
    どの事象でも共通しているソフトリセットが20.5秒
    特性によるS判定でリセットをかける時にかかる時間が20.5+12.2=37.5秒
    攻撃によるH判別をしてリセットをかける時にかかる時間が37.5+6.2=43.7秒
    H判定をクリアしてマスターボールで捕獲し能力を見るまでにかかる時間が43.7+35=78.7秒

    第一項と第二項より
    (0.6836×37.5)+(0.1732×43.7)+(0.1432×78.7)44.47(秒)
    よってこのポケモンの場合、試行回数一回あたりにかかる時間の期待値は44.47秒であることがわかりました。

    そして第三項より
    402回試行すれば10%の確率で終わり、その際にかかる時間は
    402×44.47=17876秒=297.9分=4.96時間

    1362回試行すれば30%の確率で終わり、その際にかかる時間は
    1362×44.47=60568秒=1009.4分=16.82時間

    2647回試行すれば50%の確率で終わり、その際にかかる時間は
    2647×44.47=117712秒=1961.8分=32.69時間

    6146回試行すれば80%の確率で終わり、その際にかかる時間は
    6146×44.47=273312秒=4555.2分=75.92時間

    8794回試行すれば90%の確率で終わり、その際にかかる時間は
    8794×44.47=391069秒=6517.8分=108.63時間

    17588回試行すれば99%の確率で終わり、その際にかかる時間は
    17588×44.47=782138秒=13035.6分=217.26時間

    よって
    れいとうビームで凍る確率を引ければ約5時間
    絶対零度を当てる確率を引ければ約17時間
    混乱自傷を回避する確率を引けば約32時間30分で終わり、
    ストーンエッジを外す確率を引けば約76時間以上
    流星群を外す確率を引けば約108時間30分以上
    ピントレンズとびひざげり外す確率を引けば約217時間以上
    厳選に掛かるということになります。
    つまり相当に運が悪い人であっても丸9日も厳選すれば理想5V個体を入手することができるであろうということです。

    ※重要
    しかし実際に5Vまで粘るという場合は少ないと思います。
    すべての能力値に厳密な調整をかけるというのなら話は別ですが、たいていの場合はHAだったり、HCだったり、二つの能力極振り振りするということが多いと思います。
    なので3V2Uだったり、4VD28のようなところに妥協点を作って採用するということはおおいのではないでしょうか?
    試しに3V2Uの場合どれくらいの時間がかかるか計算してみましょう。

    98回試行すれば10%の確率で終わり、その際にかかる時間は
    98×44.47=4358秒=72.6分=1.21時間

    330回試行すれば30%の確率で終わり、その際にかかる時間は
    330×44.47=14675秒=244.5分=4.07時間

    642回試行すれば50%の確率で終わり、その際にかかる時間は
    642×44.47=28549秒=475.8分=7.30時間

    1491回試行すれば80%の確率で終わり、その際にかかる時間は
    1491×44.47=66304秒=1105分=18.41時間

    2133回試行すれば90%の確率で終わり、その際にかかる時間は
    2133×44.47=94854秒=1580.9分=26.34時間

    4266回試行すれば99%の確率で終わり、その際にかかる時間は
    4266×44.47=189709秒=3161.8分=52.69時間

    3V2Uの場合と5Vの場合を比べると厳選時間はなんと1/4程度まで抑えられるんです。
    厳密な調整をかけ、すべての能力がVでなければならないというのは稀だと思います。
    調整をするにしても確定耐えが6.3%(急所と同等の確率)で落ちる、確1が超高乱数(急所と同等の確率)など、調整が破綻してしまうわけでもありません。

    この考察をして何を皆さんに伝えたいかというと、厳選にかかる時間を試算できるようにして、厳選する覚悟と計画を立てられるようにするのはもちろんのこと妥協ラインをしっかり決めて厳選をしようということなのです。
    調整によっては確定3V以外の箇所がUである必要すらない場合もあるでしょう。その場合は更に厳選にかかる時間を短縮することができます。
    厳選に取り掛かる前に調整を考えておくことが望ましいですが、トップメタ相手だけ軽く計算しておき、だいたいどの程度まで妥協できそうかを考えるだけでも良いでしょう。特にイベントが挿入されるポケモンは時間がかかるので妥協ラインは作っておいたほうが良いです。

    ※参考 H判定をせずに厳選をするとどれほど時間が余計にかかるdeショー!

    H判定を行わないということはS判別をした後にすぐ捕獲するということです。
    つまりH判定リセット事象が発生する確率はそのまま捕獲する事象が発生する確率に加算されるということです。

    例で言えば
    S判定リセット事象発生確率=68.36%
    捕獲事象発生確率=31.64%
    H判定に必要な1ターンがないので捕獲リセット事象にかかる時間を-2秒して考えます。
    試行回数一回あたりにかかる時間の期待値は、
    (0.6836×37.5)+(0.3164×76.7)=49.89
    となり、試行回数辺り5.2秒時間が余計にかかることになります。
    試行回数あたりどれだけ余分に時間がかかるかを計算すると、
    402回(10%)で2090秒=34分
    1362回(30%)で7082秒=118分=約2時間
    2647回(50%)で13764秒=229分=約4時間
    6146回(80%)で31952秒=532分=約9時間
    8794回(90%)で45728秒=762分=約12.7時間
    17588回(99%)で91457秒=1524分=25時間

    どうでしょうか?想像以上に余分に時間がかかるのではないでしょうか?
    フーパの輪っかから出てくるポケモンはステータス確認までの時間が最も短いので、これでもロスは少ない方です。大空を飛ぶや、捕獲後にイベントが入るポケモンは更に余分に時間がかかるでしょう。

    厳選においてイベント、移動によってかかる時間というのはポケモンの種類によって固定です。なのでそれ以外でなるべく時間を節約しなければならないのですが、ボールを投げて個体を確認するというのが最も時間がかかるので、できればボールを投げる回数は少なくしたいのです。理想を言えば採用個体以外はボールを投げないことが好ましいですね。
    ですがそのためにターンが余計にかかっては元も子もないですし、ダメージ関係は乱数の関係で判別することは困難なのでHS判定(同時にできるのであれば性格も)の後に捕獲をするのが合理的と言えるでしょう。

    ポケモンを用意する時間も(特殊な個体値でないのであれば)この場合ですと、試行回数500回程度でお釣りが来るようになりますので、れいとうビームの追加効果を一発で引く自信がある方以外はH判定用のポケモンを用意したほうが良いでしょう。

    実はこれも皆さんに伝えたい重要なメッセージの一つでもあります。
    私も以前は「H判定用ポケモン作るくらいだったらボール投げるわ」という人間でした。
    でもH判定ポケモンを用意してみたら、体感的に短く厳選が済んだのです。その体感をデータとして示し、皆さんに伝えることができて大変嬉しく思います。

    第三章 実例

     第一節 基本手順

    さて、第一章と第二章でこのブロマガの論旨は説明しました。では実例を挙げてシミュレートしてみます。同じ手順を踏めばここに書いていないポケモンや、新世代における厳選にも応用できます。

    【手順一】
    目的の個体の性格によって用いる数字を決定



    【手順二】
    目的の個体と遭遇する確率を確認(計算)

    【手順三】
    それぞれの個体確認作業についてかかる時間を確認(測定)

    【手順四】
    個体確認作業とその発生率を掛け合わせて合算し、試行一回あたりにかかる時間の期待値を計算

    【手順五】
    試行回数と試行一回あたりにかかる時間の期待値を掛け合わせて、試行回数あたりにかかる時間の期待値を計算

    それぞれの事象が起きる確率、理想個体が出る確率など、確率関係はすでに計算してあるのでこのブロマガの数字を参考にすれば良いです。妥協ラインを自分で設定した場合はその個体が出る確率だけ計算してください
    ただし世代を経て、卵なしグループや準伝・禁伝の個体の仕様が変更になれば話は別ですが、確率の式をいじればいいので、すぐその記事をかけると思います。
    あとはソフトリセットからS判定までの時間H判定までの時間ステータスを確認するまでの時間を確認(計測)すれば準備OKです。

    S判定までの時間×S判定の時点でリセットする確率
    H判定までの時間×H判定の時点でリセットする確率
    ステータス確認までの時間×ステータス確認の時点でリセットする確率

    を計算して合算し、試行回数一回あたりにかかる時間の期待値を求めましょう。
    そして試行回数をかけあわせればその試行回数あたりにかかる時間が求められ、厳選にかかる時間の目安となります。
    何回試行すれば何%の確率で終わるかは手計算よりも関数電卓やツールを使うと早いのでそちらを使ってください
    参考サイト→確率計算機




     第二節 陽気5Vエンテイ

    実は第二章第四節と全く同じ結果となります。

    ORASのエンテイは
    ①フーパの輪っかから出現するポケモンであり、
    ②イベントが起きず、
    ③ゲームを開始した瞬間から戦闘可能であり、
    ④戦闘に入る際もイベントがなく、
    ⑤特性でS判定が出来、
    ⑥捕獲後はフィールド画面でステータスを確認できるポケモン
    です。
    よって手順は以下の通りになります。

    【手順一】目的の個体の性格によって用いる数字を決定
    S上昇補正かつレベル50なので下図最上段の『レベル10aS上昇補正』を選択します。




    【手順二】目的の個体と遭遇する確率を確認(計算)

    陽気5Vのエンテイに遭遇する確率は0.02618%です。

    【手順三】それぞれの個体確認作業についてかかる時間を確認(測定)

    ソフトリセットが20.5秒
    特性によるS判定でリセットをかける時にかかる時間が20.5+12.2=37.5秒
    攻撃によるH判別をしてリセットをかける時にかかる時間が37.5+6.2=43.7秒
    H判定をクリアしてマスターボールで捕獲し能力を見るまでにかかる時間が43.7+35=78.7秒

    【手順四】個体確認作業とその発生率を掛け合わせて合算し、試行一回あたりにかかる時間の期待値を計算

    (0.6836×37.5)+(0.1732×43.7)+(0.1432×78.7)≒44.47(秒)
    よってこの陽気5Vエンテイの場合、試行回数一回あたりにかかる時間の期待値は44.47秒であることがわかりました。


    【手順五】
    試行回数と試行一回あたりにかかる時間の期待値を掛け合わせて、試行回数あたりにかかる時間の期待値を計算


    402回試行すれば10%の確率で終わり、その際にかかる時間は
    402×44.47=17876秒=297.9分=4.96時間

    1362回試行すれば30%の確率で終わり、その際にかかる時間は
    1362×44.47=60568秒=1009.4分=16.82時間

    2647回試行すれば50%の確率で終わり、その際にかかる時間は
    2647×44.47=117712秒=1961.8分=32.69時間

    6146回試行すれば80%の確率で終わり、その際にかかる時間は
    6146×44.47=273312秒=4555.2分=75.92時間

    8794回試行すれば90%の確率で終わり、その際にかかる時間は
    8794×44.47=391069秒=6517.8分=108.63時間

    17588回試行すれば99%の確率で終わり、その際にかかる時間は
    17588×44.47=782138秒=13035.6分=217.26時間

    よって仮に一日に厳選に4時間を費やすとなると、陽気5Vエンテイの厳選は運がよければ2~4日くらいで、まあまあ妥当な運だったら半月くらいで、運がすこぶる悪ければ二ヶ月近くかかることになります。

     第三節 冷静グラードン

    ORのグラードンは

    ①シンボルエンカウントであり、
    ②イベントがなく、
    ③ゲームを開始した瞬間から戦闘可能であり、
    ④戦闘に入る際にイベントがあり、
    ⑤特性でS判定が出来、
    ⑥捕獲後はフィールド画面でステータスを確認できるポケモン
    です。
    よって手順は以下の通りになります。

    【手順一】目的の個体の性格によって用いる数字を決定
    S下降補正かつレベル45なので下図最下段の『レベル45S下降補正』を選択します。




    【手順二】目的の個体と遭遇する確率を確認(計算)
    冷静の4VS0or1のグラードンに遭遇する確率は0.02221%です。

    【手順三】それぞれの個体確認作業についてかかる時間を確認(測定)

    ソフトリセットが20.5秒
    特性によるS判定でリセットをかける時にかかる時間がイベント込みで20.5+75=95.5秒
    攻撃によるH判別をしてリセットをかける時にかかる時間が95.5+6.2=101.7秒
    H判定をクリアしてマスターボールで捕獲し能力を見るまでにかかる時間が101.7+35=136.7秒

    【手順四】個体確認作業とその発生率を掛け合わせて合算し、試行一回あたりにかかる時間の期待値を計算

    (0.964×95.5)+(0.0136×101.7)+(0.0226×136.7)≒96.52秒
    よってこの冷静4VS0or1グラードンの場合、試行回数一回あたりにかかる時間の期待値は96.52秒であることがわかりました。


    【手順五】
    試行回数と試行一回あたりにかかる時間の期待値を掛け合わせて、試行回数あたりにかかる時間の期待値を計算


    472回試行すれば10%の確率で終わり、その際にかかる時間は
    472×96.52=45557秒=759分=12.65時間

    1598回試行すれば30%の確率で終わり、その際にかかる時間は
    1598×96.52=154238秒=2570.6分=42.84時間

    3107回試行すれば50%の確率で終わり、その際にかかる時間は
    3107×96.52=299887秒=4998.1分=83.30時間

    7213回試行すれば80%の確率で終わり、その際にかかる時間は
    7213×96.52=696198秒=116033.3分=193.38時間

    10320回試行すれば90%の確率で終わり、その際にかかる時間は
    10320×96.52=996086秒=16601.44分=276.69時間

    20639回試行すれば99%の確率で終わり、その際にかかる時間は
    20639×96.52=1992076秒=33201.2分=553.35時間


    よって1日に厳選に4時間を費やすとなると、冷静4VS0or1グラードンの厳選は運がよければ3日~11日くらいで、まあまあ妥当な運だったら1月半くらいで、運がすこぶる悪ければ4ヶ月半近くかかることになります。
    ジャパンカップに間に合わないので妥協ラインを見つけておきましょうね


    第四章 まとめと配達厳選

    以上が準伝・禁伝を厳選するのにかかる時間についての研究結果です。
    実際に活用しようとか、次の世代でやってみようとか、そういった人はこれを読んだ人の中でほとんどいないことと思います。それでいいのです。
    しかし準伝・禁伝厳選をする全ての人たちに、以下の二つだけは覚えておいていただきたいのです。
    ①厳選する際には妥協ラインを決めておくこと
    ②ポケモンの用意が面倒でもS判定だけでなく、H判定もすること

    この二つを意識して実行するだけで厳選にかかる時間と労力は劇的に減ります。
    厳選作業の為だけにポケモンをしているのですか?違うでしょう。おみくじのような面白さはあるにしてもそれに余分に数十時間も費やすべきではありません。
    細かい数字や考え方は覚えなくて結構、忘れて結構です。あなたの代わりに私が覚えておきます。
    ですがこれだけは覚えておいてくださいね。

    実際に計算することのメリットもあるといえばあります。どれくらいの時間がかかるかをあらかじめ知っておけば、ある程度時間がかかっても「○○時間やってるから試行回数だいたい△△回か。この回数で出会えるのは○○%だから仕方ないな」と無駄にストレスを感じなくて済みます「なんで80%で出る確率の回数こなしたのに終わらないんじゃボケェ!」となる可能性もありますけど。ポケモンですからね。エッジ外すなんてそう珍しいことじゃないですから。

    おまけとしてシンクロが効かない性格ランダムの配布ポケモンの5V厳選の場合をご覧下さい

    【おまけ】シンクロが効かない性格ランダムの配布ポケモンの5V厳選

    起こる事象はソフトリセット~個体確認のみなので、その時間を試行回数でかけあわせれば良い。(イベントが起きる例外は2016年2月現在 2014年ディアンシーのみ)
    その時間は20.5秒+12.5秒=33秒
    性格ランダムで5Vとなる確率は0.00207%

    同じように何回施行すれば何%の確率で終わるかを計算すると

    10%→5090回
    30%→17230回
    50%→33485回
    80%→77749回
    90%→111234回
    99%→222469回

    よって

    5090回試行すれば10%の確率で終わり、その際にかかる時間は
    5090×33=167970秒=2799.5分=46.65時間

    17230回試行すれば30%の確率で終わり、その際にかかる時間は
    17230×33=568590秒=94765分=157.94時間

    33485回試行すれば50%の確率で終わり、その際にかかる時間は
    33485×33=1105005秒=18416.7分=306.94時間

    77749回試行すれば80%の確率で終わり、その際にかかる時間は
    77749×33=2565717秒=42761.9分=712.69時間

    111234回試行すれば99%の確率で終わり、その際にかかる時間は
    111234×33=3670788秒=61179.8分=1019.66時間

    222469回試行すれば10%の確率で終わり、その際にかかる時間は
    222469×33=7341477秒=122357.9分=2039.29時間

    よって一日4時間を厳選に費やすとなると、すこぶる運が良くて12日、まあ妥当な運だと178日すこぶる運が悪いと509日=一年と三ヶ月くらいかかります。
    因みに1日8時間勤務、週6日(祝日?三が日?知らんなあ)で働くと年間でだいたい2496時間働くことになります。
    つまり性格ランダムの配布禁伝・幻厳選は一年間労働した場合の4/5に相当する機会損失をする可能性があることになるわけです。2000時間もあれば本当に色々できますよね。
    いやあでも配布系が幻ばかりでよかったなあ。そんなに意地張って厳選しなくてもフレ戦以外では使う機会がありませんから。

    さて、ポケモンパンの静電気サンダーと雪がくれフリーザーと炎の体ファイヤーの厳選頑張らなくちゃ(周りのスーパーにポケモンパンが売っていない勢)

    長い長いブログを見ていただいてありがとうございました!
    これにて準伝・禁伝厳選における厳選時間の測定についての発表は終わりです!

    このブログで用いた計算は別のブロマガ(coming soon)に計算を書いておりますので気になる方は見てみてください。
    検算に検算を重ねておりますが、もし誤りがあるようでしたらコメントをお願いいたします。

    最後に、この研究において
    ポケモンのイベントの時間計測にご協力してくださった、ふらんさん、すきやバイトさん(HP:ばいとくんのポケモン雑記)、確率検算のお手伝いをしていただいたへぷさん、確率験算及び、A値の発見者であるローズマリーさん(HP:ICE cave)に心よりの感謝を申し上げます。この研究はみなさんの協力無しには成り立ちませんでした。本当にありがとうございました。

    Special Thanks
    でんりゅうさん(HP:でんきひつじはゆめのなか)


    参考サイト

    個体値カリキュレーター (http://yakkun.com/dp/ic.htm)
    確率計算機 (http://www.geocities.jp/ngntks57/etc/probability.htm)
    ポケモンだいすきクラブ ポケモンずかん(http://www.pokemon.jp/zukan/)







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