お久しぶり☆ 桜の時期なので、このお話を。。。
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お久しぶり☆ 桜の時期なので、このお話を。。。

2014-04-01 17:17
    『 雨の中の夜桜 』


    帰り道、暖かな風の中、桜が一斉に咲き始めている。
    ちょっとセンチメンタルな気分のせいか、
    あるシーンが頭の奥に浮かんで離れない。

    桜。。。夜。。。雨。。。

    この、さやの日記から、7年後のお話。



    もうすぐ東京へ旅立つわたしの壮行会ってことで、
    花見に誘ってくれた後輩の征生(ユクオ)
                   

    さや 「けどさぁ、雨降ってるよ・・・・」
    征生 「いいっていいって、それもまた、一興」

    確かに、ライトアップされた夜桜はとってもきれいで、
    雨降ってるから、わたし達以外には一人もいなくって、
    桜を楽しみ放題だった。
    そっと差し出してくれた、苺大福も美味しかった。

    直くんとは別れてる時で、直くんには彼女もいた時期。
    悲しい時間を征生はいつも、思いっきり笑わせてくれてた。
    3つも年下のくせに、ひとのこと“ちゃんづけ”で呼んで、しかもタメ口。
    ・・・・まぁ、征生の横柄な口調は、結構心地よかったけどね。


    征生 「あんね、さやちゃん。俺にとってさやちゃんってね、特別なんよ」
    さや 「・・・・うん。ありがと・・・・」
     
    征生の言いたいことはわかった。
    けど、わたしは征生の気持ちに応えられない。

    さや 「わたしもうすぐ、東京行くんよ。離れたらさぁ・・・・ダメでしょ」
    征生 「そんなん関係ないやろ?」
    さや 「・・・・ごめん。ちょっと話、はぐらかしたね。
        わたしさぁ、やっぱ、直くんが好きなんよ。
        やけん、征生には、ごめんって言うしかないっちゃ・・・・」
    征生 「俺さぁ、直くんがしおと付き合い始めたとこから、全部知っとんよ。
        しおと直くんが仲いいのも知っとう。
        しおが直くんのこと、めちゃめちゃ好きなのも知っとう。
        直くんがどう考えとうかは知らんけど・・・・」
    さや 「そうなったのはさ、わたしが悪いんやけん、しょうがないよ。
        それでも好きなんやけん・・・・」
    征生 「直くん、さやちゃんの気持ち、知っとんやろ?
        それち、ずりィよね。さやちゃん、保険に掛けられとうみたいやん」
    さや 「いいと・・・・。わたしのことを保険って思ってもらえるだけでも、
        今は嬉しいんよ。わたし、それだけひどいこと、したんやけん」

    征生 「・・・・・・ずりィ」

    征生は一度、プイッとそっぽを向いた後、ケラケラ笑い始めた。
    「仕方ねぇなぁ・・・・」って言って、笑ってくれた。

    わたしもケラケラ笑った。「仕方ないねぇ・・・・」って言って。


    そのあと、静かに桜の花を、ずっと眺めてた。



    注:登場人物の名前をIndigo Moonの登場人物に変換していますw
      有り得ないシチュエーションと方言も楽しんでいただけると幸いです♪
      

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