2016年4月24日の注目レース 水沢「留守杯日高賞」
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2016年4月24日の注目レース 水沢「留守杯日高賞」

2016-04-23 22:00
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騎手として、そして調教師としても岩手競馬に偉大なる足跡を残してきた櫻田浩三調教師が、さる21日にお亡くなりになられた。岩手競馬の調教師としては現役最多となる1845勝(中央2勝を含む)という、個人の記録もさることながら、避けて通れないのが櫻田家の岩手競馬とのかかわりの深さ。そのルーツは1903(明治36)年に開場した、黄金競馬場(現在のオーロパークの2代前にあたる盛岡競馬場)の時代に活躍していた祖父・櫻田石太郎氏まで遡り、櫻田家の歴史はそのまま岩手競馬の歴史と言える存在なのである。

私自身も当時手がけていた「テシオ」誌上での“いわて競馬今昔物語”の取材で、何度かお話を伺う機会があったが、言葉の節々から馬に対する情熱があふれ出してくるその姿が凛々しく映ったし、もっともっとお話を伺いたかったという想いがある。これからは遠く天国から、岩手競馬を優しく、厳しく見つめていただくことを願うとともに、心よりご冥福をお祈りいたします


<お知らせ>
今日は冒頭で、10日に行われた赤松杯について触れる予定でしたが、これについては赤松杯の予想記事のコメント欄に、近日中に掲載いたします。
→4月25日 21:00 赤松杯の予想記事のコメント欄に、戦評を掲載しました。

注目レース 水沢競馬10レース「第16回 留守杯日高賞」

◎(本命) (9)番 サプライズハッピー
○(対抗) (3)番 ディックカントウ
▲(単穴) (6)番 ベッロポモドーロ
☆(特注) (5)番 アクエルド
△(連下) なし

<自信度> ◎単勝=C  ◎○ワイド=B  3連複BOX=C


“グランダム・ジャパン”がスタートした2010年以降、全て遠征勢が制してきたレースだが、今年の遠征馬はベッロポモドーロ1頭だけ。これは岩手の3歳世代が粒ぞろいという印象を、他地区に与えていることもあるだろう。逆に言えば、今年も地元勢が勝てないとすれば、いわゆる“七不思議”のような形で言われかねない。何としても地元勢が勝ちたい1戦になった。

さて、21日に亡くなられた櫻田浩三調教師が手にした最後の重賞タイトルが、昨年のプリンセスCを制したサプライズハッピーだった。難敵揃いの遠征勢を直線一気に差し切った当時の豪脚は、全国区の舞台で見たいとさえ思わせるもの。それだけに今期初戦となったあやめ賞で、2着に敗れたのは意外だった。だが内容を振り返れば、勝負所で行き場を失ったほか、軽くバランスを崩す場面もあり、スムーズな走りではなかった。そんな大きく崩れてもおかしくなかった状況から、2着まで追い込んで来たことを、むしろ評価したい。スムーズな競馬が出来れば今度は突き抜けると見て、改めて本命を打つとともに、惜別の勝利を送ってほしいと思う。

そのあやめ賞を制したディックカントウは、ひと冬越して見違えるほど馬体が成長していた。中団から最後の直線で突き抜ける時の末脚は力強く、軽視した私の評価が見誤っていたと認めざるを得ない内容だった。1度使われて更に良くなりそうな雰囲気もあり、崩れそうな印象もない。それでも対抗評価に止めたのは、サプライズハッピーを再評価したため。この馬自身に疑ってかかってはいないので、ここを勝つようなら、更に大きな舞台での活躍も可能だろうと思っている。

唯一頭、笠松から遠征してきたベッロポモドーロは単穴評価。道営時代は未勝利だったが、笠松に移籍してから素質が開花。牝馬限定の重賞で3度2着に喰い込む、安定した走りを見せている。ただし今年の東海勢は、これと言った存在がいないだけに、地区レベル差で勝負にならないケースもありそう。さらに5着に終わった前走のル・プランタン賞で、2着に入ったチェリーサミングは、岩手時代は条件級で入着レベルだった馬だ。実績から一角崩しの最右翼に位置付けたが、これらの比較から過信は禁物と考えている。

地元勢の一角崩し候補となると、牡馬相手のスプリングCで3着に逃げ粘った(7)番ニャチャンが不気味だが、同じような単騎逃げに持ち込めるか微妙。あやめ賞3着の(1)番チャイヨーも、上手く立ち回った印象が強く、これだったら別の馬を探してみたい。そこで期待したのは、あやめ賞は最後方からの競馬で届かなかったアクエルド。前走は初の強豪相手でもあったので、あの1戦で2強との距離感を掴めていれば、今度は届いてもおかしくないとみて取り上げたい。

このレースにも注目 水沢競馬11レース「仲春特別」(A級二組)

◎ (2)番 ドリームバスケット
○ (7)番 マウントマズル
▲ (1)番 アクシア
☆ (10)番 エアカーネリアン
△ (9)番 ナムラハンベエ、(4)番 ハイフロンティア

<自信度> ◎単勝=C  ◎○ワイド=C  3連複BOX=A


櫻田浩三調教師にとって、初めて管理馬を中央遠征させたのは、1996年のコスモス賞に出走したアプローズフラワーだった。この時は初芝などの影響で9着に敗れたものの、地元では南部駒賞や東北サラブレッド(旧)3歳チャンピオンなど、(旧)3歳時は7戦無敗。この時まだ(旧)3歳馬の統一グレードは存在していなかったが、もしその舞台があったとしたら、どんな結果を残していたかを期待させた馬だった。

結局アプローズフラワーは、(旧)4歳時にも中央遠征を繰り返したが、結果を残すことはできなかった。だがこの経験が、後に中央遠征で2度の勝利(1999年と2000年の黒松賞)を得たことにつながったと思う。

そしてアプローズフラワーは、繁殖牝馬としても2005年の全日本2歳優駿2着のアテストなど、岩手競馬を沸かせた多くの強豪を産み出した。そして今日は偶然にも、2012年の岩手ダービーダイヤモンドCなどを制したアスペクト4レースに、そしてここで取り上げる11レースには、中央デビュー後に櫻田師の元にやって来たアクシアと、2頭のアプローズフラワー産駒が出走している。

メンバーを見渡せば元中央OPで、前走岩手での初勝利を挙げたドリームバスケットが一枚抜けている存在だが、同じように前走で岩手での初勝利を挙げたアクシアも、勢いでは負けていない。格下感はあるものの、ここはその勢いを買って単穴に抜擢する。魂の走りを見せてもらいたいと思う。

(出走取り消しや当日の馬場状況等による予想変更は行わないのでご了承ください)
(詳細な出走表は地方競馬全国協会のオフィシャルサイト等で確認してください)

次回からゴールデンウィークの特別対応となります。具体的な予定は、25日中に掲載するお知らせをご参照ください。

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留守杯日高賞結果

1着 ◎ サプライズハッピー(2番人気)
2着 - チャイヨー(6番人気)
3着 - スクリーンハッピー(7番人気)

超スローの流れは全く予想していなかったため、予想は空振りとなったが、サプライズハッピーにとっては大きな勝利と言えそうだ。ちなみに単勝は300円。
39ヶ月前
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