JBCスプリント展望-キタサンミカヅキはジンクスを破れるか? それを迎え撃つ中央勢は
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JBCスプリント展望-キタサンミカヅキはジンクスを破れるか? それを迎え撃つ中央勢は

2018-10-12 18:30
    東京盃終了を受けてJBCスプリントについて考えるが、歴史的大混戦と評した1年前から、特別抜け出したと評する馬が出ずにここまで来た。地方所属馬が互角に渡り合っていることもあり、中央・地方とも出走枠に何が入るかで、レース展開の動向も変わって来るだろう。しかも今年の舞台であるJRA京都競馬場は、この距離での統一グレード実施経験がなく、未知数な要素も多いと感じている。

    それでも東京盃連覇を飾ったキタサンミカヅキが、レースの核となるのは間違いないか。南関東移籍後、馬券の対象を外れたのは昨年のJBCスプリントのみ。それも勝った馬から0.1秒差の5着と、最も安定して結果を残してきたからだ。ただし元中央所属だった地方所属馬が、中央に遠征して勝った馬はまだいない。中央所属時に京都コースで結果を残していないこともあり、そのジンクスを打ち破れるかが最大の見どころになるだろう。

    その勢いで地方勢の話を進めると、今年はそのキタサンミカヅキを含む4頭が統一グレード勝ちを果たし、手を挙げればそのまま出走できるはず。ただしエイシンヴァラーエイシンバランサーは東京盃で底が割れたといえ、ノブワイルドもコーナー2つの競馬で結果を出していない。それなら注目馬は、統一グレード未勝利組にいるとみている。

    その意味で取り上げたいのは、今年南関東で重賞2勝のアピア。東京盃を回避したのは気になるが、アフター5スター賞でキタサンミカヅキの2着に入ったことから、地力は差がないとみていい。また追加登録料を払って待望の初参戦を表明した岩手のラブバレットは、高速ダートへの適性が高い馬。速い時計が出る京都コースが合いそうなのは、魅力的である。

    片や中央勢は、前年覇者のニシケンモノノフが休み明けで参戦する意思はあるという。しかし年明けに芝を使った影響か、冴えない競馬が続いており、出てきても評価は難しい。そうなると中央勢の筆頭格に取り上げたいのは、クラスターCを勝ったオウケンビリーヴだ。特に統一グレードになってから行きっぷりが一変しており、今が充実期にあるといえる。キタサンミカヅキと未対決である点も、期待を抱かせるに十分であろう。

    もちろん東京盃上位組も、ホームに戻って虎視眈々と逆転を狙っている。特に逃げて4着に終わったマテラスカイは、コース適性に大きな課題があったもので、京都コースに変わるのは間違いなくプラス。2着に粘ったネロや3着グレイスフルリープも可能性は十分あるが、よりチャンスはあるとすれば、こちらかもしれない。

    そして別路線組から、コリアスプリントを制したモーニンの参戦が明らかになった。今年に入って距離を短くして結果を残しているが、数少ない統一GⅠウイナーでもある。昨年のコパノリッキーではないが、能力的に侮れない存在の参戦は、レースの注目度と難解さをより増してくれるはずだ。

    他にも中央開催ということで、普段は芝路線を歩んでいる馬が参戦するという声もある。マイルチャンピオンシップ南部杯からの転戦組も例年いることから、ここまで取り上げた中央勢全てが出られる保証はない。そのため10月20日に本番と同じ舞台で行われるOP特別に、滑り込みを狙って実績馬が大挙参戦する可能性もある。青写真が見えてくるのは、その1戦が終わってからになりそうである。


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