ショートコラム 消さない・・・福山で競馬が行われていたことを
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ショートコラム 消さない・・・福山で競馬が行われていたことを

2018-12-06 18:00

    去る12月1日に、高知競馬場で福山競馬記念特別が行われた。2013年3月で廃止された福山競馬場(以降、福山)の記憶を消さないため、廃止後に移籍した人が多い高知競馬場で、毎年この時期に行われている協賛レースである。以前も触れたが、今年のJBCレディスクラシックにディアマルコで参戦した那俄性<ながせ>哲也調教師佐原秀泰<ひでや>騎手は、ともに福山出身。その雄姿に特別な想いを抱いた人は、少なくなかっただろう。


    明日、名古屋競馬場(以降、名古屋)で行われるマイル争覇も、違う形で福山の記憶を残す競走だ。元々名古屋で1990年に創設された競走だが、福山のサラブレッド導入を機に“福山でもJRAGⅠのステップ競走を”という声が生まれ、当時安田記念のステップ競走となっていたこのレースを福山に移した(注)という経緯がある。その後福山の廃止と共にこのレースも歴史が途絶えていたが、重賞路線の再整備が進む名古屋で今年6年ぶりに復活することとなった。


    復活に当たり、回次は福山時代に行われた4回も含めて引き継いだつまりこのレースが続く限り、福山で競馬が行われてきた歴史も感じることが出来る。福山で走っていた競走馬はわずかとなり、廃止当時に所属していた騎手も現役を続ける人は少なくなったが、福山に競馬場があった事実が人々の記憶から消えてほしくない。と同時に、二度と廃止に追い込まれる競馬場が生まれないためにも、消えた競馬場の歴史を語り継がなければいけないと、改めて想うところである。


    (注)この時、優駿牝馬のステップ競走となっていた若草賞も、笠松競馬場から福山に移している。なお同レースは福山廃止後、条件を変えて翌年から名古屋で引き継がれている。また現在は高知競馬場で行われている大高坂<おおたかさ>賞も、創設時は福山と高知の交流競走として福山で創設された競走である。


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