ダービーシリーズ特集#3 大井「東京ダービー」(2019年6月5日)
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ダービーシリーズ特集#3 大井「東京ダービー」(2019年6月5日)

2019-06-04 21:00
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大井競馬11レース「第65回 東京ダービー」(3歳重賞・2000m)


◎(本命) (12)番 ミューチャリー

○(対抗) (10)番 ウィンターフェル

▲(単穴) (6)番 イグナシオドーロ

☆(特注) (1)番 カジノフォンテン

△(連下) (7)番 グリードパルフェ


<期待度> ◎単勝=C  ◎○ワイド=B  3連複BOX=C


騎手変更:(2)番 オーシャンブラック 柏木健宏 → 西啓太


馬にとって一生に一度の大舞台なら、騎手にとっては一生に一度は勝ちたい大舞台。これを象徴的に体現しているのが、2着が10度ありながら、いまだ東京ダービーを勝てていない的場文男騎手である。そのため毎年のように注目を浴びていたが、今年は5月21日の落馬事故による負傷が癒えず、1991年以来となる不参加に。ただしある意味、馬が主役であることを再認識できる、東京ダービーになったかもしれない。


群雄割拠と目された今年の南関東3歳戦線は、ミューチャリーを巡る1戦に落ち着いた。2歳時の鎌倉記念がラスト1ハロン12.0秒で、前走羽田盃も同12.2秒。勝った時に披露してきた爆発的な末脚は、歴代の南関東3歳馬を振り返っても、ほとんど記憶にない。負けるとすればこの脚が封じられた時だろうが、進路さえあれば他を圧倒する姿を再び見られるはず。名馬への階段を登るために、再び衝撃を与えてほしいと思い、私も本命を打つことを決断した。


対抗評価となったウィンターフェルは、南関東移籍後も重賞を勝てない日々が続く。しかし連対を外したのは、中央の芝を使った時と、地方馬最先着だった全日本2歳優駿5着のみ。展開や馬場、相手関係を問わずに結果を残していることは、高く評価しなければいけないはずだ。思えば手綱を取る森泰斗騎手が、2年前に東京ダービー馬に導いたヒガシウィルウィンも、羽田盃2着からの逆転劇。どんな作戦で逆転を目指すのか、大いに注目される。


2頭をまとめて負かすなら、その筆頭はイグナシオドーロの逃げだ。今期初戦の東京湾Cは、ようやく間に合ったという臨戦過程に加え、後続に早目に来られると脆い面が出た形。しかし北海道2歳優駿を逃げ切った時のように、ハイラップを踏んで追いかけた方が潰れる競馬が出来る状態なら、決して侮れない。地力ではヒケを取らないし、前走のシンガリ負けで失うものが無くなったことも不気味で、単穴の印にふさわしいと考えた。


名牝ジーナフォンテンの仔として注目を集めるカジノフォンテンは、今年行われた大井の重賞3戦全てで掲示板を確保している。しかし道中のちょっとしたことで、位置取りを下げたり手応えを悪くしたりと、精神的な幼さを見せているのが気になるところ。それでも持っている素質に差はないので、気性面の成長があれば十分戦えるはず。その可能性に対し、4番手評価を与えることにした。


別路線組で気になるのはグリードパルフェ。暖かくなってからレース内容が良くなり、前走東京湾Cで長く良い脚を使って2着に入った走りに、タフさを感じさせた。2月にはステッペンウルフ(後に京浜盃優勝)の2着と、トップクラスに通用した1戦もあるので、乱戦になって浮上してくるのはこれか。大穴候補として印を入れたいと思う。


ところでミューチャリーと並ぶ重賞2勝馬の(13)番ヒカリオーソは、鼻出血があった京浜盃以来の実戦。臨戦過程が狂った上に、イグナシオドーロという同型相手に、得意の形に持ち込める雰囲気を感じない。ノーチャンスと考えている訳ではないが、この馬には印を入れないことにした。

(出走取り消しや当日の馬場状況等による予想変更は行わないのでご了承ください)

(詳細な出走表は地方競馬全国協会のオフィシャルサイト等で確認してください)


明日以降の掲載予定(太字はダービーシリーズ)

6月6日 北海道スプリントカップ(門別・統一グレード)、兵庫ダービー(園田)

6月9日 東北優駿(水沢)

6月11日 東海ダービー(名古屋)

6月12日 関東オークス(川崎・統一グレード)


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東京ダービー結果

1着 - (13)番 ヒカリオーソ(3番人気)
2着 ◎ (12)番 ミューチャリー(1番人気)
3着 ○ (10)番 ウィンターフェル(2番人気)

ヒカリオーソ・・・ハナこそイグナシオドーロ(16着)に譲ったが、それが1コーナーから急激にペースを落とし、絶好の超スローペースに(これは別記事で改めて解析します)。しかも3角で力を使わず先頭に立ってからは、完全にノーマークの単騎逃げのそれで、これなら急仕上げでもラスト2ハロンを12.1-12.3秒で上がれる。これしかないという展開で最高の栄誉を手にしたが、鼻出血明けを立て直した関係者は賞賛すべきだろう。
3ヶ月前
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ミューチャリー・・・前走同様に中団からの競馬になったが、超スローの流れに力んだ走りになり、いたずらにスタミナを消耗。直線に入ってもなかなかエンジンがかからず、ヒカリオーソの独走を許してしまった。先行馬に自分と同じ脚を使われて、自慢の末脚を封じられたのは雲取賞と同じだが、それでもゴール寸前にウィンターフェルを捉えたのは驚異的。この世代で別次元の素質を、まだ持て余していることを示す結果だ。
ウィンターフェル・・・位置的には終始ヒカリオーソをマークする形だったが、プレッシャーをかけるでもなく、そのペースにつきあうだけ。ここ一番での勝負弱さ、競り合いでの弱さが課題なのだから、スローで流れる間に勝負をかけて、今までと違う競馬をさせても良かったのでは。最後はミューチャリーにも差され、今までの課題を露呈しただけの1戦になってしまった。

なお4着以下は、別記事の解析と併せて触れる予定にしています。
3ヶ月前
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