ダービーシリーズ特集#6 名古屋「東海ダービー」(2019年6月11日)
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ダービーシリーズ特集#6 名古屋「東海ダービー」(2019年6月11日)

2019-06-10 21:00
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今月、名古屋競馬場は開設70周年を迎え、東海ダービーが行われる6月11日は「名古屋競馬場開設70周年記念デー」と定められた。これから年末まで記念イベントが随時行われる予定と聞くが、そのキックオフとなる今日は、10レースまでの競走名に過去10年の東海ダービー馬の名を冠して実施される地方競馬は過去の名馬を語り継ぐという部分が弱いこともあり、こうやって思い出す機会を作ったことは、オールドファンにも若い人にもありがたいこと。同様の企画が今後も出てくることを期待している。


名古屋競馬11レース「第49回 東海ダービー」(3歳重賞・1900m)


◎(本命) (3)番 ゴールドリング

○(対抗) (1)番 エムエスクイーン

▲(単穴) (10)番 アンタエウス

☆(特注) (8)番 フォアフロント

△(連下) (6)番 オイコイケ


<期待度> ◎単勝=C  ◎○ワイド=B  3連複BOX=A


昨年は無傷の10連勝でこの舞台に立ったサムライドライブが、無敗の東海ダービー馬となるかに注目が集まったが、ビップレイジングの前にそれは阻まれた。あの時、次にその偉業に臨む馬はしばらく出ないと思われたが、今年も同じシチュエーションとなったのには驚いた。歴史は繰り返すのか、それとも今年は偉業が成し遂げられるのだろうか。


その偉業を目指すエムエスクイーンは、10戦無敗という経歴に、牝馬という点までサムライドライブと同じ。ただし違うのは、体調不安のために駿蹄賞前に3ヶ月の休養を取ったことだ。それだけに駿蹄賞の内容は注目されたが、逃げ切り勝ちを収めたものの、馬体減を含め立て直されたと思える走りではなかった。当時2着のサウスグラストップが故障でリタイアしたのは追い風かもしれないが、この馬自身に上積みがあるとは思えず、他馬が逆転する可能性は小さくない。前走同様、対抗評価に止めることにした。


そこで本命を打ちたいのは、ここが初対決となるゴールドリングだ。道営1勝で転入後、ここまで7戦5勝。目下牝馬限定重賞を連勝中で、前走東海クイーンCでマークした1800m1分58秒8(良馬場)は、エムエスクイーンの駿蹄賞(重馬場)より0.2秒速かった。ダッシュ力は遜色ないし、スプリングC2着で控える競馬も問題ないことを示している。前走以降、ここ1本に調整してきたのも魅力的で、ライバルの連勝を止めてダービー馬の称号を手にすると判断した。


そのゴールドリングにスプリングCで破ったアンタエウスは単穴評価。年明けにエムエスクイーン不在の重賞を連勝したが、その後の中央遠征が余計だったか、近2走は案外な内容で敗戦。ただし昨年、ぎふ清流Cで負けたビップレイジングサムライドライブの連勝を止めているし、牡馬としての意地もある。立て直されていれば、まとめて負かす力は持っているはずだ。


前走ぎふ清流Cでアンタエウスを破ったフォアフロントは、全6勝を笠松コースで挙げているコース適性を味方につけた1戦だった。ただし時計がかかる名古屋コースは、生え抜き限定重賞で2着2回があるものの、笠松ほど対応できていない。中間の雨で速い時計になれば別だが、それがなければ上位陣のミスを突く立場が限界。ここは4番手評価が精一杯だった。


まともな勝負ならこの4頭で決まると思うが、気がかりなのは4頭とも逃げられるスピードを持っていること。まさか4頭でハナからやりあう大乱戦はないだろうが、もし無欲の追い込み馬が台頭すればということで、ここまで追い込みで重賞掲示板3回のオイコイケが気になる。穴党は、こういう馬を探してみたら面白いと思う。


(出走取り消しや当日の馬場状況等による予想変更は行わないのでご了承ください)

(詳細な出走表は地方競馬全国協会のオフィシャルサイト等で確認してください)


明日以降の掲載予定(太字はダービーシリーズ)

6月12日 関東オークス(川崎・統一グレード)

6月14日 六甲盃(園田)

6月16日 ユニコーンステークス(JRA東京・統一グレード)、一條記念みちのく大賞典(水沢)、高知優駿(高知)

6月19日 北海優駿(門別)、京成盃グランドマイラーズ(船橋)


なお東京ダービーに関する戦評記事を、遅くとも13日までに掲載予定です。


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東海ダービー結果

1着 ○ (1)番 エムエスクイーン(1番人気)
2着 - (7)番 マコトネネキリマル(4番人気)
3着 ☆ (8)番 フォアフロント(5番人気)
11着 ◎ (3)番 ゴールドリング(2番人気)

エムエスクイーン・・・スタート直後からゴールドリングとの壮絶なハナ争いを制すると、ついてきた馬は次々と一杯に。途中からは一人旅になり、33年ぶりとなる無敗の東海ダービー馬が誕生した。何より良かったのが、前走時は立て直せていなかった状態面を、キッチリ合わせられたこと。ゴールドウィング賞当時の凄みを完全に取り戻しており、これなら圧勝も当然だ。2歳時に笠松を使ったことが状態を落とした要因なら、遠征には消極的になるかもしれないが、連勝だけ伸ばせばいい立場にないことは理解しているはずだ。
2ヶ月前
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マコトネネキリマル・・・序盤は中団で構え、2周目に入ってから位置取りを上げるが、中身はバテた馬を交わしただけ。エムエスクイーンは遥か彼方で、それを負かしに行かなかったことで転がり込んできた2着だった。予想でも漁夫の利で浮上する馬がいるのではと評したが、それがこの馬だっただけ。それ以前の4連勝を評価しない訳ではないが。
フォアフロント・・・エムエスクイーンとゴールドリングの競り合いを、間近に見る3番手にいたが、2周目から離される一方。それでも一杯にならず3着を守ったのは、負けた組では最も内容があった。速い時計の決着になったことが、笠松所属のこの馬に追い風になった部分はあるにしても、今後につながる走りだったと思う。
アンタエウス(9着)・・・先行グループ3頭を見る位置で進められたので、一見良さそうに映ったが、2周目に入るとついていけなくなった。中央遠征で崩れたリズムを立て直せずにここを迎えた印象で、悔いの残る結果になったのではないか。
ゴールドリング・・・エムエスクイーンに負けじと、こちらも見事なスタートダッシュを決めたが、結局ハナを奪えず。ここで力を使った結果、2周目に入るとズルズル後退するしかなかった。ハナにこだわり過ぎた嫌いはあるが、自分の得意な形で戦いたくなるのが、ダービーという舞台。結果的にケンカを売って返り討ちにあってしまった。
2ヶ月前
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