川崎「関東オークス」 2019年6月12日のダート統一グレード
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川崎「関東オークス」 2019年6月12日のダート統一グレード

2019-06-11 21:00
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川崎競馬11レース「第55回 関東オークス」(3歳牝馬・JpnⅡ・2100m)

◎(本命) (6)番 トーセンガーネット
○(対抗) (14)番 ラインカリーナ

▲(単穴) (9)番 ローザノワール

☆(特注) (1)番 アークヴィグラス

△(連下) (4)番 ゼットパッション、(11)番 アブソルートクイン


<期待度> ◎単勝=C  ◎○ワイド=D  3連複BOX=C

近年このレースに関して指摘されていたのが、南関東のトップクラスが東京ダービーを目指す傾向にあったことだ。確かに賞金額は東京ダービーの方が高いけれど、業界的なステイタスは統一グレードであるこちらの方が上。その意味で寂しさを感じていたが、今年は久々にトップクラスが顔を揃えた。今年の東京ダービーが9年ぶりに牝馬の参戦がなかったので、単に牡馬相手では厳しいと思っただけかもしれないが。

その南関東3歳牝馬3冠路線で、2冠を制したトーセンガーネットが本命だ。(浦和)桜花賞まではスピードタイプに映ったが、前走東京プリンセス賞はアークヴィグラスとのマッチレースで競り勝ち、強さを印象付けた。この1戦で距離にメドを立てたことも大きく、更に距離が延びるここも対応できるはず。ニューイヤーCで後の東京ダービー馬ヒカリオーソを破ったことも忘れてはならず、2006年のチャームアスリープ以来となる、南関東3歳牝馬3冠馬誕生に期待した。

相手は中央勢だが、対抗評価はラインカリーナ。特筆すべきは前走のOP特別で、先行勢が激しく競り合う乱ペースに巻き込まれながら、3着に粘った内容が破格。しかも全日本2歳優駿を制したノーヴァレンタを始め、豪華メンバー相手だったことも評価が高い。元々距離が延びて力を発揮してきた印象があり、今回経験する未知なる距離もプラスになるはず。初コースに対応できれば、トーセンガーネットの夢を打ち砕く筆頭格とみる。

単穴にはローザノワールを持って来た。初勝利がタフさを要求される中京1900m戦で、2勝目の前走は高速戦だった京都1800m。条件が異なる馬場で結果を残したのは、初コースとなるここでは強み。また前走の勝ちタイムは翌日の古馬準OPとほぼ同じで、地力の高さも証明している。厳しい相手と戦っていないのは気になるが、それ故にかえって不気味な存在に感じている。

今年になって勝てていないアークヴィグラスは、前走東京プリンセス賞でトーセンガーネットに競り負け。レースセンスの良さで勝ってきたが、それだけでは苦しくなってきた雰囲気を感じた。ただしローレル賞を勝っている馬場になり、その経験が活きればチャンスは巡ってくるはず。2歳時の実績も色褪せたというには早計で、4番手より評価は下げられないだろう。

似た話は地元川崎のゼットパッションにもいえる。(浦和)桜花賞はしぶといレースをして2着に喰い込んだが、前走東京プリンセス賞は2強にまともにぶつかって撃沈。ただし自分のペースを守る戦いをするなら、地の利を活かして何とかする要素が川崎コースにはある。そこに可能性を求める意味で、印を入れておきたい。

最後は大穴でアブソルートクインを。道営からの転入直後は苦労したが、前走でようやく初勝利。その道営時代にはブロッサムC3着を始め、長い距離の経験値はかなり高い。前走の勝利で軌道に乗ったとすれば、半兄に佐賀の第一線で活躍するキングプライドを持つ良血が開花するかもしれない。

ところで前走のリステッド格を含むダート2戦2勝の(13)番マドラスチェックは、時計面で見劣り感がある。楽な相手に勝っている訳ではないが、勝ったレースの価値で人気になるなら、かなり危険に映る部分も。それなら思い切って印を抜いても、面白いのではないだろうか。

なお“グランダム・ジャパン”の総合優勝争いは、現在トップのゴールドリングが11日の東海ダービーに出走したため、余程のレアケースがなければ関東オークス出走組から総合優勝が出る。そのうち、トーセンガーネットと(5)番グローリアスライブは地方馬最先着で、アークヴィグラスは勝てば自力で総合優勝を手にすることが出来る。

(出走取り消しや当日の馬場状況等による予想変更は行わないのでご了承ください)
(詳細な出走表は地方競馬全国協会のオフィシャルサイト等で確認してください)


<おことわり>
4月より地方主催の統一グレードにおける戦評記事は統一GⅠのみとしております。そのためレースの振り返りは、この記事のコメント欄で対応することを基本としますので、ご了承ください。


明日以降の掲載予定(太字はダービーシリーズ)
6月14日 六甲盃(園田)

6月16日 ユニコーンステークス(JRA東京・統一グレード)、一條記念みちのく大賞典(水沢)、高知優駿(高知)

6月19日 北海優駿(門別)、京成盃グランドマイラーズ(船橋)


なお東京ダービーに関する戦評記事を、遅くとも13日までに掲載予定です。


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関東オークス結果

1着 ○ (14)番 ラインカリーナ(4番人気)
2着 - (13)番 マドラスチェック(1番人気)
3着 ◎ (6)番 トーセンガーネット(2番人気)

ラインカリーナ・・・スタート直後にゴチャつきそうになったところで、腹をくくってハナに。一旦は大逃げ模様になったが、そこからペースを落として引きつけると、2周目向正面から再スパート。ラスト3ハロンできれいに13.0秒のラップを並べ、逃げ切り勝ちを収めた。変幻自在のペースを作った武藤雅騎手の好騎乗はもちろん、前走乱ペースを粘った先行力が本物だったと証明。今後は恐らく牝馬路線だが、ジャパンダートダービーでも出ればチャンスはあるのでは。
2ヶ月前
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マドラスチェック・・・序盤は中団で追っ付け通しだったが、2周目向正面からエンジンがかかって2番手に。ここからマッチレースに持ち込んだものの、ラインカリーナのペースが見事だったために、ゴール前で再び突き離された。敗因があれば序盤の手応えが良くなかったことだが、これは厳しい流れを経験していなかった分。今日の差が一生ついて回るとは思えず、古馬相手になっても牝馬路線で活躍を期待できる。
トーセンガーネット・・・正攻法の競馬で2着のマドラスチェックに2.1秒差つけられた以上、この条件では逆転不可能な完敗と評するしかない。今回本命を打ったとはいえ、東京プリンセス賞のレベルに対して懐疑的なところがあり、負ける場合はこういう手も足も出ない負け方をするかもと思っていた。なお地方馬最先着で“グランダム・ジャパン”の総合優勝を手にしている。
アークヴィグラス(5着)・・・一瞬ハナを窺う姿勢も見せたが、結局2番手からの競馬になり、その後は徐々に位置取りを下げて終了。これ以上の結果を望めたわけではないけれど、強気に逃げるか思い切って下げるかしても良かったかもしれない。
2ヶ月前
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