ショートコラム 高知競馬再興の象徴・ディアマルコが引退
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ショートコラム 高知競馬再興の象徴・ディアマルコが引退

2019-11-09 00:00

    さる7日に、昨年のNARグランプリ年度代表馬を受賞したキタサンミカヅキが引退し、種牡馬入りすることが発表された。2年前に中央から南関東へ移籍して以来、南関東のみならず、ダート短距離路線の中核を担い続けた。今年のJBCスプリントに名前がなかったために気になっていた方も多いと思うが、お疲れ様という言葉とともに、新たな役目を全うしていただきたいものである。


    ただし、ここで取り上げたい主人公は別にいる。高知競馬生え抜きの名牝として、全国の競馬場を沸かせ続けたディアマルコが引退することになり、(この記事を読まれている方には直前になって申し訳ないのだが)9日の高知競馬1レース終了後に引退式を行うことになったのである。


    ディアマルコは、高知競馬に2歳新馬戦が17年ぶりに復活した2015年にデビュー。新時代の象徴的存在として2歳時から積極的に他地区への遠征に取り組むと、3歳になって園田ののじぎく賞で重賞初制覇高知生え抜きのサラブレッドによる、初めての地方全国交流重賞制覇は、大きな話題になった。


    その後も積極的に他地区へ遠征を重ねていったが、それは地元高知に牝馬限定重賞がなかった(2017年より準重賞は創設されている)ことも関係している。その一方でディアマルコが全国各地に遠征したことで、高知競馬への注目度を高めたのは間違いない。そしていつしか“高知競馬再興の象徴”として、全国に名を轟かせることになった。


    52戦21勝の生涯成績を振り返ると、重賞9勝中6勝が他地区への遠征で手にしたタイトル。兵庫サマークイーン賞の3連覇に、2018年の“グランダム・ジャパン”総合優勝と、外へ出なければ手にできない結果を数多くもたらした。それは他の高知競馬関係者にも波及し、多くの馬が“勝つために”高知から遠征する下地になったと感じている。


    高知生え抜きの競走馬の引退式となると、当時の日本記録となる54勝を挙げたアラブの名馬エスケープハッチ以来で、サラブレッドの生え抜きとしては史上初となる。ディアマルコは今後、生まれ故郷のクリアファーム(旧松平牧場)で繁殖牝馬になるとの事だが、その産駒が高知所属としてデビューし、自身が成し得なかったダート統一グレード制覇の夢を叶えてくれることを願ってやまない


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