川崎「全日本2歳優駿」(20:10発走) 2019年12月18日のダート統一グレード
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

川崎「全日本2歳優駿」(20:10発走) 2019年12月18日のダート統一グレード

2019-12-17 21:00
  • 1
JRA認定競走の創設を軸として、2歳戦の充実が全国で図られてきた21世紀の地方競馬。2002年から統一GⅠに格上げされたこのレースは、地方所属馬にとって最も手が届く位置にある統一GⅠレースといえる。それでも昇格以降、地方所属でこのレースを制することが出来たのは、フリオーソ・ラブミーチャン・ハッピースプリントの3頭だけ。今年はそれに続く馬が現れるだろうか。

川崎競馬11レース「第70回 全日本2歳優駿」(2歳・JpnⅠ・1600m)

◎(本命) (2)番 ヴァケーション
○(対抗) (8)番 テイエムサウスダン

▲(単穴) (4)番 インペリシャブル

☆(特注) (10)番 メイショウテンスイ

△(連下) (13)番 ゴールドビルダー、(12)番 ティーズダンク


<期待度> ◎単勝=D  ◎○ワイド=C  3連複BOX=D

節目の70回目を迎えた地方競馬最古の1戦は、前哨戦となる統一グレード2戦の覇者に、南関東で行われた2歳重賞3戦の優勝馬全てが顔を揃えた。一方で例年なら地方勢の中核をなす、ホッカイドウ競馬デビュー組が2頭のみと、メンバー構成は例年と様変わりした印象がある。そんな1戦を、今年は2016年のこのレース以来、このブロマガでは2度目となる全頭解説を行った上で、結論を出すことにした

<全頭解説>
(1)番 アイオライト

ダートに転じてから中山1200m戦で2連勝中だが、今回はオールダートに距離延長と、課題が山積。それでも2連勝はいずれも好位から抜け出して圧勝したように、ハナにこだわらないスピードは魅力で、他の先行馬にとっては嫌な存在か。


(2)番 ヴァケーション
差し馬に流れは向いた平和賞で、ハイペースを作った先行勢を自分で捕まえにいって圧勝した内容は、圧巻以外の言葉が見つからない。スケール感は中央勢相手でも遜色なく、しかも地元川崎コースに戻るなら、上積みしか感じられない。


(3)番 ブリックオドーン
3番手追走から伸びなかった、ハイセイコー記念の評価が難しい。3ヶ月半ぶりだった前走、思ったほど成長を感じなかったのがその理由で、この1ヶ月でどれだけ成長しているかがカギ。初の左回りも気になる材料だ。


(4)番 インペリシャブル
前走鎌倉記念まで、全て逃げ切りで4戦無敗。前走こそクビ差まで迫られたが、当時2着のアベニンドリームは、北海道2歳優駿でも2着なら評価を高めたといえる。ただし同型が強力になり、ハナにこだわるのか考えどころかもしれない。


(5)番 イロゴトシ
初ダートだった前走兵庫ジュニアGPは、後方から流れ込んだだけ。ダートに変わって走りが良くなった印象はなく、前走以上を期待するのは酷だろう。


(6)番 キメラヴェリテ
北海道2歳優駿は、スローペースの単騎逃げが見事に嵌って逃げ切ったもの。長目の距離をマイペースで逃げられれば粘る脚はあるけれど、マイル戦になって同じような展開に持ち込める可能性は、何処まであるか。


(7)番 モリノブレイク
平和賞5着はハイペースを追いかけたこともあるが、手変わりの影響も強かったと考える。ヴァケーションとの1.5秒差を逆転できるとは思えないが、乗り慣れている桑村真弘騎手に戻るなら、際どい勝負ができるかもしれない。


(8)番 テイエムサウスダン
圧勝した兵庫ジュニアGPは、スピードの絶対値の違いを示した1戦。同レースの覇者で、全日本2歳優駿も制したスーニやラブミーチャンにイメージは近い。同型を捌ければ、再度圧倒できるスピードは持っていると考える。


(9)番 トゥーナブロッサム
唯一の川崎マイル経験馬も、着外では価値はない。この時期で末一手の競馬しかできないのも問題で、大乱戦になってもチャンスがあるとは思えない。


(10)番 メイショウテンスイ
兵庫ジュニアGPは揉まれる競馬になったことで、ストレスを感じながら走っていた印象。バラけた最後の直線では伸びて来ただけに、揉まれずに戦えるなら、結果は違ってくるか。その意味で外枠を引いたことは、好都合かもしれない。


(11)番 ヴァンブルース
5走前に挙げた初勝利の相手は、それまでもそれ以降も勝利を手にしていないメンバーが相手。秒単位の大敗が続いているその後の成績が、この馬の現在地だ。


(12)番 ティーズダンク
南関東転入初戦の前走は、古馬B1下をも上回る開催ベストタイム。サンライズCの差し切り勝ちに見られるように、ラストの切れ味はホッカイドウ競馬デビュー組では屈指の存在で、それが活きる流れになれば怖い存在になる。


(13)番 ゴールドビルダー
好位から抜け出したハイセイコー記念でマークした、ラスト1ハロン12.5秒の切れ味は高く評価できる。ポイントは大外枠を引いたことで、大井で負けた時は早目に外へ出して伸びあぐねたので、ロスのない競馬をしたいところだ。


<最終結論>
最終的に本命を打ったのはヴァケーション。平和賞はもっとじっくり構えても圧勝できただろうが、敢えて自分から前を捕まえに行って突き抜けたことは、更に強い相手を意識した予行練習の意味合いもあったと思う。大井で敗れた時は、早目に先頭に立ったことが最後の息切れにつながったが、川崎コースなら早目先頭でも押し切れる。統一グレードになってからまだ勝利がない川崎所属馬に、栄冠がもたらされることを期待したい。


これに相対するのがテイエムサウスダン。前走兵庫ジュニアGPは2番手からの競馬が出来ているので、速い馬を行かせることは可能。自慢のスピードを活かして、ヴァケーションより一歩前で戦い続ければ、押し切るシーンは十分あるはずだ。

インペリシャルムは速さ比べになった時、テイエムサウスダンより上とは思えないが、控えるレースが出来ない印象もない。完成度は高い上、メンバー唯一の無敗馬という点も見逃せず、これに単穴の印を打った。

4番手評価のメイショウテンスイは、揉まれずに競馬が出来れば前走の雪辱は十分可能。2戦2勝の左回りに変わることも、プラスにしたいところ。一方でゴールドビルダーは、できれば内に潜り込みたいところで、森泰斗騎手の手綱捌きがカギを握る。先行馬がやり合う展開になれば、ティーズダンクの末脚が届くチャンスが出てくる。

(出走取り消しや当日の馬場状況等による予想変更は行わないのでご了承ください)
(詳細な出走表は地方競馬全国協会のオフィシャルサイト等で確認してください)


<おことわり>
全日本2歳優駿の戦評記事は、23日ごろまでずれ込む可能性があります。ご了承ください。


明日以降の予定
12月19日 名古屋グランプリ(名古屋・統一グレード)

12月22日 中島記念(佐賀)



広告
×
全日本2歳優駿結果

1着 ◎ (2)番 ヴァケーション(5番人気)
2着 - (1)番 アイオライト(4番人気)
3着 △ (12)番 ティーズダンク(9番人気)

届くと信じていながらも、アイオライトが大きなリードを取っていただけに、不安はありました。それだけにゴールと同時に差し切ったヴァケーションの末脚には、感動を覚えています。後日掲載する戦評記事は、じっくり取り組みたいので、少し時間を下さい。なおヴァケーションの単勝は、880円です。
5ヶ月前
コメントを書く
コメントをするには、
ログインして下さい。