2020年のダート競馬界を考える-クリソベリルの動向注目も、中核を担うのは今年も黄金世代か
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

2020年のダート競馬界を考える-クリソベリルの動向注目も、中核を担うのは今年も黄金世代か

2020-01-11 17:30
    ここでは2020年のダート競馬を展望したい2019年はルヴァンスレーヴが脚部不安で1度も競馬場に姿を現さなかったが、それを埋めるようにオメガパフュームとチュウワウィザードという、同世代の2頭がシーズンを通じて牽引した。一方で川崎記念を制したミツバに、マイルチャンピオンシップ南部杯を制したサンライズノヴァと、脇役とされた存在が古馬統一GⅠを奪取し、多様なチャンピオンが誕生したことも、大きな特徴だったといえるだろう。

    その多様なチャンピオンの最たるものが、チャンピオンズCで3歳馬クリソベリルが、無敗のままチャンピオンズCを制したことである。まだ完成していないとされるスケールの大きさもあり、2020年のダート競馬界は、この馬の話題で持ちきりになる可能性は高いと思われる。ただしクリソベリル自身は、ドバイワールドカップやサウジアラビアで今年新設されたサウジカップなど、春先から海外遠征を視野に入れているため、国内のダート路線に姿を現すか不透明。そうなればオメガパフュームなど明け5歳となった黄金世代が、今年も国内のダート競馬を牽引する気がしている

    これを脅かすクリソベリル以外の明け4歳世代として、名古屋GPを勝ったデルマルーヴルもいるが、むしろ地方生え抜きに期待したい存在が多い。中でもジャパンダートダービーで3着のミューチャリーと、ホッカイドウ競馬の3冠馬リンゾウチャネルはまだ底を見せておらず、道営記念を制したリンノレジェンドを含め、これらが統一グレード戦線でどこまで戦えるかは興味深い。2019年はモジアナフレイバーが地方競馬ファンの期待を一身に集めたが、そういう馬が何頭も登場すれば、プレッシャーも分散する。それが地方生え抜きによる古馬統一GⅠ制覇に近づくことにつながるのではないだろうか。

    また浦和記念で奇跡の復活を遂げたケイティブレイブに、南関東への移籍で息を吹き返したノンコノユメといった古豪も、まだまだ存在感を発揮するはず。特にノンコノユメの成功を受けてか、中央時代に統一グレードタイトルを持つ馬が続々と南関東に移籍しており、この中から再び脚光を浴びる馬が出てくる可能性もある。多様な経歴を持つ馬が頂点を争う、興味深い1年になるのではないだろうか。

    このあと、2019NARグランプリに関するコラムを掲載します。


    広告
    コメントを書く
    コメントをするには、
    ログインして下さい。