JRA東京「フェブラリーステークス」(15:40発走) 2020年2月23日のダート統一グレード
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JRA東京「フェブラリーステークス」(15:40発走) 2020年2月23日のダート統一グレード

2020-02-22 18:00
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国内のダート競馬は、ドバイワールドカップに最強馬を送り込むことを念頭に路線が整備されてきたと、以前指摘したことがある。そこに今年、その1ヶ月前に当たる2月29日にサウジカップ(他、アンダーカード2戦)が新設され、日本からもクリソベリルゴールドドリームの2頭が出走する。それもあって今年のメンバーに寂しさを感じる人も少なくないようだが、以前から話すように、芝スタートで統一GⅠを行うこと自体に無理がある。この外的要因がフェブラリーステークスの価値を下げるエネルギーになるなら、国内のダート競馬発展にとっては歓迎すべきことと考えている。

東京競馬11レース「第37回 フェブラリーステークス」(古馬・GⅠ・1600m)

◎(本命) (14)番 ミューチャリー
○(対抗) (11)番 モジアナフレイバー

▲(単穴) (5)番 インティ

☆(特注) (2)番 アルクトス

△(連下) (10)番 ノンコノユメ、(16)番 ワンダーリーデル


<期待度> ◎単勝=D  ◎○ワイド=C  3連複BOX=D

1997年に現行の格付けとなったこと、また1999年に岩手所属のメイセイオペラが制したこともあり、かねてより地方所属馬の参戦が多かった中央主催の統一グレード。それでも3頭参戦となると、2008年以来となる過去最高タイだ。これに再転入初戦となるブルドッグボスもいることを考えると、中央主催の統一GⅠとしては歴史上、最も地方競馬の存在感が強いといえるだろう。

まずは本命を打ち続けたモジアナフレイバーの話からしたい。南関東実力ナンバー1として期待され続け、統一GⅠでも1戦ごとに着順を上げてきた。左回りや高速戦は、マイルチャンピオンシップ南部杯4着時に1分34秒8で走っているなら問題なく、悲願のタイトルに手が届くチャンスは相当ある。しかし統一GⅠホースになれる目安が統一GⅠ4走目までとされる中で、今回が5走目。またラスト1ハロンの伸びという課題はある馬としては、直線が極端に長い東京コースも良いとは思えない。そこで今回は断腸の思いで、対抗評価に止めることにした。

逆にこの舞台だからこそ狙ってみたいのがミューチャリーだ。前走川崎記念は4着に終わったが、末脚勝負型が2番手から慣れないレースをしたもので、そもそも休み明け。それで勝負になったなら、統一GⅠ級の資質は十分あると考える。また現役屈指といえるラスト1ハロンの爆発力を活かすには、マイル前後の距離が良いと思うし、直線が長い東京コースもプラス。勝つための条件が揃っていると判断し、この舞台の本命に推す。もちろん地方生え抜きによる1-2決着も、十分期待していいだろう。

単穴評価は連覇を目指すインティ。あれから1年間勝利に手が届いていないが、単騎で逃げられないと苦しい上に、距離もマイルがベストなのがその理由。しかし控えるレースを意識的にした前走東海Sが、伸びあぐねて3着に終わったなら、今日は強気にハナにこだわるレースをしてくるはず。行く気になれば速い馬はいても、何が何でも逃げたい馬は昨年同様他にいない。マイペースで逃げられれば、昨年の再現は十分あるとみている。

評価に迷ったのはアルクトス。3連勝でプロキオンSを制すると、その勢いでマイルチャンピオンシップ南部杯でも2着に入り、トップレベルで戦える素質を披露した。今年のメンバーでは数少ない、展開に左右されにくい好位抜出型でもあり、3連複の軸ならこの馬が最もふさわしい印象もある。ただしこのレースは、休み明けで来た例が皆無。予定通りとしても4ヶ月ぶりでは割り引かざるを得ず、4番手評価に止めることにした。

2年前の覇者ノンコノユメは、今年は大井所属として参戦する。南関東移籍後に帝王賞3着に東京大賞典2着と息を吹き返したが、課題だったゲートが“尾持ち”によって解消されたのがその理由。それができない中央ではその不安が頭をもたげてくるし、過去に何度も紹介したように、元中央馬が中央に遠征して勝った例がないのも減点材料。突き抜けるまで期待するのは難しいことから、ここは押さえまでとした。

最後の印は大穴候補としてワンダーリーデルを。前走根岸S8着は脚を余した印象があり、現状では1400mは距離不足を感じさせた。逆にマイル戦では武蔵野Sで直線豪快に抜け出して差し切ったように、ポテンシャルを全開にできる。前走の敗戦で気楽に戦えるなら、一発があっておかしくないだろう。

他にも注目すべき馬は多いが、前走根岸ステークスを初ダートで制した(12)番モズアスコットは、当時より格段に相手が厳しくなったのがどうか。また昨年マイルチャンピオンシップ南部杯を制した(9)番サンライズノヴァは、当時は吉原寛人騎手の好騎乗に依る部分が大きく、どちらも人気になるなら予想上は切ってみたいと判断した。あと昨年のJBCスプリントを制した(1)番ブルドッグボスは、南関東時代に唯一使ったマイル戦が逃げ切り勝ち。先行策なら活路がありそうだが、印を回すまでは厳しかった。

(出走取り消しや当日の馬場状況等による予想変更は行わないのでご了承ください)
(詳細な出走表は日本中央競馬会のオフィシャルサイト等で確認してください)


<おことわり>
フェブラリーステークスの戦評記事は、27日頃の掲載を予定しております。


明日以降の予定
2月24日 スプリングカップ(名古屋)
2月26日 フジノウェーブ記念(大井)

2月27日 クラシックトライアル(大井)、たんぽぽ賞(佐賀)


なお近日中に掲載するとしていたコラムは、24日頃を目処に掲載予定です。またフェブラリーステークスの戦評記事掲載後に、大切なお知らせがございます。


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フェブラリーステークス結果

1着 - (12)番 モズアスコット(1番人気)
2着 - (15)番 ケイティブレイブ(16番人気)
3着 - (9)番 サンライズノヴァ(3番人気)
11着 ◎ (14)番 ミューチャリー(15番人気)

モズアスコットが芝ダートの両GⅠ制覇を果たしたことは称賛しなければいけないが、一方でスッキリしない部分が相当残った1戦でもあります。詳細な戦評記事は27日頃を予定していますが、それまでにモヤモヤする理由を、しっかりまとめないといけないですね。
1ヶ月前
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