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ショートコラム 望みたい、アブクマポーロ記念の創設
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ショートコラム 望みたい、アブクマポーロ記念の創設

2021-02-28 22:00

    ダート競馬の草創期、地方競馬から日本の頂点に君臨したアブクマポーロが、2月21日にこの世を去った生涯成績32戦23勝。うち統一グレード9勝は、後にフリオーソに並ばれたものの、今も地方所属馬における統一グレード最多勝利記録。記録にも記憶にも残る名馬が29歳で大往生を遂げた今、その想いを少し綴りたい。

    アブクマポーロを語る上で外せないのは、最も輝いた1998年だ。川崎記念で統一GⅠ初制覇を果たすと、帝王賞では逃げるメイセイオペラを狭い内ラチ沿いから抜け出して制覇。マイルチャンピオンシップ南部杯こそメイセイオペラの3着に終わったが、この年から2000mになった東京大賞典で、先に抜け出したメイセイオペラを並ぶ間もなく差し切り勝ち。この年挙げた年間統一グレード6勝は、2013年にホッコータルマエに塗り替えられるまでの、年間最多勝利記録でもあった。

    私は1999年の川崎記念を含め、4度制した統一GⅠを全て現地で見ていたが、どこからでも抜け出してくる、自信に溢れた姿を見せ続けたことが強く印象に残っている。また1998年に出走した全ての統一GⅠでシノギを削ったメイセイオペラというライバルがいたことで、更にその強さを輝かせたのは間違いない。ダート競馬の歴史における最初のライバル関係として、多くの競馬ファンを熱くさせたことも忘れてはいけないだろう。

    それだけに私を含むその雄姿を知る人たちは、アブクマポーロという存在を語り継ぐ責任があるが、私たちだけの力だけでは限界もある。そうなればやはり、全盛期に所属していた船橋競馬場に、その名を冠する重賞競走が生まれてほしいという感情を抱いてしまうのである。

    船橋競馬では2017年度から船橋所属で活躍した往年の名馬の名を冠した特別競走は組まれており、その中にアブクマポーロの競走もある(但し、2020年度は実施なし)。だがアブクマポーロのような歴史的名馬には、特別競走という扱いが物足りなくも映っていた。また2016年にこの世を去ったライバルのメイセイオペラは、翌年からマーキュリーCに「メイセイオペラ記念」のサブタイトルがついている。それならアブクマポーロも重賞競走に名を記す資格は十分にあるはずで、その名を語り継ぐにふさわしい競走条件を整えた上で、「アブクマポーロ記念」が誕生することを願っている


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