コラム ネット投票サイト徹底比較 PART1「SPAT4」編(再掲載版)
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コラム ネット投票サイト徹底比較 PART1「SPAT4」編(再掲載版)

2017-10-23 15:00
    (おことわり)
    このコラム(4回連載)は2015年4~5月に連載したものを、2017年10月時点の情報に即して加筆・訂正した上で再掲載したものです。当初は春を目処に再掲載を予定していましたが、ここまでずれ込んだことに対してお詫びいたします。

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    地方競馬の予想をメインとしているこのブロマガでは、主要競走と言えない競走も取り上げる機会がある。それは在宅(ネット・電話)投票で地方競馬を楽しまれる人が拡大しているからだが、一方で地方競馬のネット投票サイトは複数あるため、どれを選べば良いのかわからないという人も少なくない。そこで今月中に4回に分け、各投票サイトの特徴などを紹介していくことにする。第1回となる今回は「SPAT4」を取り上げる。

    SPAT4申込ページ https://www.spat4.ne.jp/cb_apply/top/

    ・指定銀行はメガバンク・ネットバンク中心


    「SPAT4」は大井・川崎・船橋・浦和の4主催者(以下、南関東)が共同運営するネット投票サイトとして、1996年4月に運用を開始した老舗である。その後は2006年8月にホッカイドウ競馬(以下、道営)が参加。さらに2014年3月に「楽天競馬」(PART3で紹介)との統一プラットフォームを導入したのを機に、南関東開催日に実施される他地区競走の発売と、徐々にサービスを拡大していった。

    まず、どこに口座を作れば「SPAT4」で馬券を購入できるのかを紹介するが、その指定銀行はメガバンク・ネットバンクが中心になっている。指定銀行によって手続きに違いがあり、詳細は申し込みページを確認していただきたいが、大まかに分けると以下の3つに分類される。

    ネットバンク系
    指定銀行は「ジャパンネット銀行」「楽天銀行」に、2017年10月16日付で加わった「じぶん銀行」の3行。いずれも口座を開設していれば、最短15分で投票可能となる
    市中銀行のネット決済口座
    指定銀行は「三井住友銀行」SMBCダイレクト登録者と、「三菱東京UFJ銀行」「ゆうちょ銀行」に、2017年10月16日付で加わった「りそな銀行」「埼玉りそな銀行」「千葉銀行」「横浜銀行」の7行。いずれも口座を開設していれば、最短15分で投票可能となる
    市中銀行の専用口座
    指定銀行は「みずほ銀行」「三菱東京UFJ銀行」「三井住友銀行」「千葉銀行」「横浜銀行」「埼玉りそな銀行(埼玉県内の支店に限る)」の6行。申込から口座を開設し、投票可能になるまで1~6ヶ月を要する

    いずれも会員となれば、③の会員がARS方式(プッシュホンによる投票申込)でも購入できることを除けば、扱いの差はない。なので、これから会員になろうとされる方は、どこに口座を持っているか(作るか)で判断されてはと思う。

    ・2017年4月より、地方全主催者の全競走を発売

    次に購入できる競走について紹介すると、南関東4場と道営の全競走に加え、2014年4月より南関東の開催日に限って他地区主催者の競走も購入できたが、南関東非開催日は発売業務を原則として行っていなかった。また浦和開催日だけは条件付きの運用となっていて、他地区発売については一定していなかった。

    それが2017年4月より、南関東の開催・非開催に関わらず、地方全主催者の全競走を発売するように変更された。これで既に実施済みだった楽天競馬に追いついたことになり、SPAT4が発展していく上での最終形に到達することになった。

    ・日本初の50円投票券「SPAT4LOTO」

    SPAT4のみで購入できる馬券もある。それが重勝式馬券「SPAT4LOTO」だ。これは通称「トリプル馬単」と呼ばれているように、3レースの馬単を全て的中させるという投票法である。

    単勝以外を基本とする重勝式が競馬界では初めてだったことと、フルゲート16頭の大井競馬場で全て16頭立ての時、約1382万通り(JRAの重勝式「WIN5」は、最高で約189万通り)という難易度も注目されているが、話題になったもう1つの理由に、1点50円から購入できる(50円以上10円刻み)ところがある。

    これが実現した根拠は、馬券の最低単位は1枚10円と競馬法で定められているからである。そのため3連単導入時など難易度の高い投票券が登場した際に、10円や50円で購入できるようになればという声はこれまでもあり、この馬券は初めてその期待に応えたものとなった。

    これまでの最高配当は、2017年9月12日の大井競馬で出現した約9200万円(50円に対するもの)。最近はキャリーオーバーがない時でも南関東では1000万円近い売り上げを記録するようになり、十分定着したと言って良いだろう。

    ・ポイント還元は0.5%完全保障

    地方競馬のネット投票サイトの特徴は、ポイント還元によるサービスがあることだ。この点については各サイトとも、特に詳しく説明していきたい。

    SPAT4については「SPAT4プレミアムポイント」というポイントプログラムが別サイトで運営されている。そのため、このサイトに登録しないとポイント還元を受けられないことになっている。

    そのポイントだが、複勝式および3頭立て以下のレースを除いた全てのレースで、購入金額1円につき1ポイントがもらえる。これを積み重ねることで現金還元やイベント参加権などが得られるが、現金還元の場合、最低単位は500円。そのために必要なポイントは10万ポイント(10万円相当)なので、ポイント還元率は実質0.5%となる。ちなみに現金還元の場合、5000円なら96万ポイント(4万ポイント割引)などのように、金額が大きくなればよりお得に交換できる。

    0.5%という数字は一見、今後紹介する他の投票サイトより見劣るが、クレジットカードにおける利用額に対するポイント還元率なら一般的な数字だ。これが購入する主催者に関わらず全会員に保障されているのは、他の投票サイトにはない特徴である。

    ・ボーナス・キャンペーンポイントもプレミアムランクの対象に

    その獲得したポイントを基にした「プレミアムランク」(以下、ランク)というボーナスプログラムも用意されている。これは3ヶ月ごとの獲得ポイントに応じて、最上位の“GⅠ”から最下位の“OP”まで7段階のランクを設定。このランクに応じ、次の3ヶ月において購入金額に対して得られるポイントに対し、最大10%のボーナスポイントがもらえることになっている。具体的にいえば、4~6月期に獲得したポイントによって7~9月期のランクが設定され、それに応じたボーナスポイントがこの期間の購入金額に対して与えられるということになる。

    また重賞競走を中心にキャンペーンも頻繁に行われており、各キャンペーンに申し込めば、購入金額の●倍などの形でキャンペーンポイントが与えられる。なお重賞競走では、複数のキャンペーン対象となるケースも珍しくなく、2016年のJBCクラシックでは最大33倍のポイントを獲得することができた。

    ここで注目したいのは、ランクの決定にはボーナスやキャンペーン、また毎日最大1000ポイントが当たる、無料のミニゲームで獲得したポイントも含む事だ。例えば3ヶ月で購入金額が1万円の場合、通常なら獲得ポイントも1万ポイントで、この場合のランクはOP。これが全て10倍キャンペーンのレースであれば、獲得ポイントは10万ポイントとなり、ランクも2ランクアップしたGⅢ”(10万~50万ポイント未満、ボーナス2%)となる。このように、ライトユーザーでも高いランクを得るチャンスがあるのは良心的と言えるだろう。

    なお、キャンペーンポイントは対象競走終了から2週間程度経過してから与えられる。そのため、投票で得たポイントとキャンペーンポイントでは、ランクの対象期間が違うケースがあることは留意していただきたい。これはキャンペーンには数か月にわたるイベントもあるためである。

    ・継続購入する限り、半永久的にポイントは有効

    獲得したポイントは、連続して90日購入がなければ全てのポイントを失効するが、逆に言えばコンスタントに購入し続ける限り、ポイントは失効しない。そのため、現金還元であれば中長期的に目標を定めてためることも出来ることは、大きな特徴といえるだろう。

    全体的な印象は、ポイントプログラムのサイトが別運営となっている点を除けば、穴がなくまとまっている。さらに2017年4月の全競走発売で利便性が高まったことで、誰もが安心して利用できる状況になったと感じている。課題らしい課題がないことが、逆にいえば更なる発展の余地がないといえるが、それだけ完成された投票サイトであると考えていただきたいと思っている。

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    このあとPART2「Odds Park」編を掲載します。



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