コラム ネット投票サイト徹底比較 PART3「楽天競馬」編(再掲載版)
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コラム ネット投票サイト徹底比較 PART3「楽天競馬」編(再掲載版)

2017-10-23 17:00

    投票サイトの紹介として最後に取り上げるのは、楽天グループが運営する「楽天競馬」である。事業開始は2007年2月と最後発だが、開始当初から全地方競馬主催者の全競走を購入できる投票サイトとして、認知度を高めたサイトである。ただ大変申し訳ないのだが、これまでの2つと違い、私自身がこの投票サイトの会員になっていない。そのため、会員とならなければ気が付かないようなサービスを説明できない点は、ご了承いただきたい。

    楽天競馬 トップページ http://keiba.rakuten.co.jp/

    ・会員となるには楽天銀行の口座開設が必須


    楽天グループの競馬事業参入は、南関東4主催者(以下、南関東)が、2006年3月に楽天と業務受委託契約を締結したところから始まる。これは南関東が、未参加だった「D-net」のソフトバンクグループへの譲渡や、当時競馬事業への参入に意欲を見せていたライブドアグループ(当時)と、別の選択肢を模索したためとされている。


    最終的にこの契約が地方競馬全主催者に拡大したことで現在のサービスが実現したが、2014年3月にSPAT4との統一プラットフォームを導入したことは、その参入経緯と無関係ではないだろう。そのため、他の投票サイト以上にシンプルな運営スタイルが構築されている。


    まず会員となるためだが、楽天競馬の指定銀行は楽天銀行しかなく、楽天銀行の口座開設が必須となっている。楽天銀行はネットバンク系の金融機関であるため、口座を持っていなければ口座開設まで最長1週間程度かかるとされているが、口座を開設していれば数分で購入できるようになる。


    またこの投票サイトは、開設当初から地方競馬全主催者の全競走が購入できていた。SPAT4が同等のサービスを開始したことでその優位性は失ったものの、後発でありながら着実に認知度を向上させた大きなポイントであり、シンプルな運営を行う大きなバックボーンとなっている。ただし、他の投票サイトが導入している会員専用の重勝式馬券は、今のところ導入していない。


    ・会員同士のコミュニティが充実


    他の投票サイトにはない取り組みとして、会員同士のコミュニティが築かれていることがあげられる。その1つとして「みんなの予想」というコンテンツを取り上げたい。


    これは会員がサイト内で予想を公開できるだけでなく、それを見た会員は予想に丸乗りする形で馬券を購入するシステムも用意されている。公開する立場では、誰でも評論家・予想家気分を味わえるものであり、また購入する立場では既存の競馬専門紙の予想だけでは測れない、人気の動向を把握できるのがメリットだ。


    ここで公開する予想の成績に応じて、賞金等が用意されているのかは不明だが、こういった取り組みは後発ゆえの独自色として、高く評価できる。


    ・毎月変動するポイント還元の基礎ランクは、毎月変動する


    楽天競馬のポイント還元は購入実績に応じて変動する「ポイント大盛りプログラム」(以下、大盛りプログラム)と、日替わりキャンペーンの2本立てとなる。まずは大盛りプログラムから紹介していくが、その基礎となるランク付けは毎月変動する。


    ランク付けは直近3ヶ月の購入金額と購入日数の2つの基準があり、上位ランクを獲得するにはその両方の基準をクリアする必要がある。その実績によって、翌月のランクが最下位の“プチ盛り”から2015年4月に導入された“超テラ盛り”まで、5段階に分かれる。つまり、1月から3月の実績によって4月のポイント還元ランクが決まり、5月になれば今度は2月から4月を基準に決まる訳だ。


    この大盛りプログラムは、エントリーすることで以下に紹介するポイントが全会員共通で獲得できる。さらにランクによって更に良い条件が提供される。


    1.南関東の全競走で、購入金額に対して1%(複勝除く)

    2.南関東以外で毎月指定される2つの主催者の全競走で、購入金額に対して1%(単勝・複勝除く)

    3.土曜・日曜の全競走で、購入金額に対して1%(単勝・複勝除く)


    いずれも3頭立て以下の競走は対象外で、一部主催者はワイドも対象外となっている。ちなみに上から2番目に当たる“テラ盛り”の場合、3ヶ月の購入金額5万円、購入日数30日以上が条件。これは他の投票サイトに比べてハードルは低く、またこのランクであれば、全場全競走で1%が保障されている。


    ・還元ポイントは全て「楽天スーパーポイント」での還元


    さらに日替わりキャンペーンとして、特定の競馬場または競走にポイントを上積みするイベントを実施している。内容は毎日変わるが、イベントによってはその1日のキャンペーンのために、別途エントリーをしないといけない。日替わりキャンペーンでは最大10%の還元ポイントを獲得できる競走もあるが、大盛りキャンペーンと重複しても、1つのレースで獲得できるポイントは最大10%と定められている。


    ここまで見ていくと、ポイント還元率は他の投票サイトより優位に見えるが、気を付けないといけないポイントがある。それは楽天競馬の還元ポイントは「楽天スーパーポイント」(獲得ポイントが多い場合は「楽天キャッシュ」)でしか受け取れない事だ。


    楽天グループには最大級のネットショッピングモール「楽天市場」や、宿泊予約サイトとして長い歴史を持つ「楽天トラベル」など、様々なサービスがあり、その獲得ポイントの利用先も多岐にわたるが、逆に言えば楽天のサービスを利用しない人にとってはどうにもならない。つまりポイント還元は活用できで初めて意味がある訳で、各々がそのライフスタイルに応じて、ポイント還元で得た楽天スーパーポイントをどこで利用していく(できる)のか、知る必要があるのだ。


    ・楽天グループのユーザーなら是非とも登録したい投票サイト


    なお「楽天スーパーポイント」は、以前は期間限定ポイントとして有効期間が短く設定されていたが、2017年4月より通常ポイントとして扱われている。この有効期限は、最後にポイントを獲得してから1年間。毎月のようにポイント還元を受け取れば、事実上無期限にポイントを積み重ねられることになり、より効果的にポイントを利用できることになる。

    そのため楽天グループのサービスを積極的に利用する人であれば、この投票サイトの利用で獲得できる楽天スーパーポイントを活用し、様々なサービスを受けられることになる。その意味で、楽天グループのサービスを利用するかどうかが、楽天競馬の会員となる上での1つの基準となるだろう。


    最後になるが、楽天競馬唯一の指定銀行である楽天銀行は、楽天競馬以外で現在開設されている、全公営競技のネット投票サイトで指定銀行になっている。つまり、楽天銀行の口座1つで全公営競技の収支状況を管理できることになるので、楽天競馬の会員で他種公営競技のネット投票会員にもなろうとする人は、楽天銀行を指定銀行とすることが有用ではないかと考えている。


    ――――――――――――――


    このあと、PART4(最終回)として総集編を掲載いたします。



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