早くも貫録十分! 余裕十分で完勝したホワイトフーガは更なる強敵相手に臨む-「TCK女王盃」戦評
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早くも貫録十分! 余裕十分で完勝したホワイトフーガは更なる強敵相手に臨む-「TCK女王盃」戦評

2016-01-18 22:00

    <レース概況>

    ほぼ横一線のスタートから、1番枠を利してノットオーソリティが出ムチを入れて逃げの手に出る。これに外からセキショウが並びかけ、その外からホワイトフーガは我慢できない形で3番手につける。その直後はディアマイダーリンティーズアライズ以下が続き、1コーナーに入っていった。

    ノットオーソリティの逃げは、1コーナーからペースを落とすと、超スローペースに。向正面では各馬がほぼ1馬身ずつの等間隔で、後方まで差がなく追走していた。この流れにたまらず、3コーナー手前から後方にいたタマノブリュネットが進出を開始し、3コーナー過ぎには4番手の外まで上昇。一方の先行集団は、追い出しを我慢するノットオーソリティに、手綱をしごきながらセキショウが並びかけるが、その外から抑えきれない手応えでホワイトフーガが並びかけ、3頭並走の形で4コーナーを迎えた。

    直線に入り、満を持して追い出したノットオーソリティは伸びがなく、まだ手綱を抑えたままのホワイトフーガがあっさり先頭に立つ。抜け出してからゴーサインが出されたホワイトフーガは、後続にセイフティリードを保って勝利を確定。最後は後方から直線追い込んだ2着パワースポットが1馬身4分の1差まで詰めてきたが、そのまま先頭でゴールを駆け抜けていった。2着パワースポットから3馬身離された3着がタマノブリュネット。5着まで中央勢が独占した。

    <各馬の戦評>

    勝ったホワイトフーガは、早くも女王としての貫録を感じさせる走りだった。本来なら前走のJBCレディスクラシックのように、後方からの競馬で臨みたかったようだが、流れに合わせて自在に立ち回るレースセンスもある馬。前半1000m64.2秒という超スローペースを3番手で我慢して、しっかり抜け出したのは、その部分が現れていたと言えるだろう。
    次走は牝馬限定戦のエンプレス杯ではなく、フェブラリーSに向かうとの事。関東オークスを制する前に1400mのOP特別を勝っていたように、自慢の切れ味を存分に生かすためなら、前が速くなるマイル以下の方が戦いやすいはず。古馬相手になった直後、好走しても勝ち切れなかった理由の1つはこれと思っているので、メンバー次第ではチャンスが巡ってくるのではないだろうか。

    2着には直線追い込んだパワースポットが入った。いつもスタートが悪く、必要以上に後方に置かれてしまうが、今回は互角のスタートを切れた。後方の内々で4コーナーまで抜群の手応えで進み、最後の直線で大外に持ち出してからの末脚も、後続を3馬身離したように、このメンバーでは切れ味が違ったと言えそうだ。
    勝ったホワイトフーガの力が抜けていたため、それでも勝利は手にできなかったが、この競馬が出来ればいつ統一グレードのタイトルを取ってもおかしくないだろう。ただ今回は、手綱を取った真島大輔騎手が、上手くスタートを切らせたと言える部分もある。今のこの馬には、追わせるタイプよりもスタートが巧い騎手の方が、手が合うのではないだろうか

    3着に終わったタマノブリュネットは、3コーナー手前から徐々に進出した辺りでは、そのまま抜け出すのではと期待したが、直線で全く伸びなかった。あそこで前との差を詰めるなら、向正面まくりのような大胆な競馬をしても良かったかもしれないが、それは他の馬にも言えること。少なくともはっきり言えるのは、昨年6月に中央1000万下交流を勝った時の状態にはないという事。その状態に戻るまで、見る者はどこまで待てば良いだのだろうか。

    初ダートでクイーン賞を制したディアマイダーリンは、好位から仕掛けられず、最後も伸びず5着。前走が恵まれた1戦だったことが示されたが、だからと言ってこの1戦だけで見切る必要もないだろう。もうしばらくは地力を探る時期が続くと考えている。

    逃げたノットオーソリティは9着まで後退したが、これまで38秒を切る上がりタイムを記録したことがない馬。スローに落とすより、速い流れで後続に脚を使わせた方が良かったと思われ、その意味では作戦ミスか。もっともその競馬が出来たところで、根本的にこの距離は長いだけに、どこまで戦えたかは微妙ではあるが。

    (詳細なレース結果は地方競馬全国協会のオフィシャルサイト等で確認してください)


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