【声劇用台本】ARMORED CORE for ANSWER~ラストリンクス(前編)【6:3:1】
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【声劇用台本】ARMORED CORE for ANSWER~ラストリンクス(前編)【6:3:1】

2014-08-08 00:32

    ~注意点~
    この台本はFROMSOFTWARE様のPS3用ゲームタイトル「アーマードコア4」「アーマードコア・フォーアンサー」を題材に声劇用にアレンジした台本です。実際のストーリーと異なる点やネタバレが大いに含まれます。以上を踏まえた上でお楽しみください。なお、他シリーズ台本とは時系列やその出来事に於いて直接的な繋がりはありません。それぞれ独立したストーリーとして解釈してください。
    ※大まかな世界観やストーリーの詳細についてはwikiを見ていただくと詳しく書いてあると思いますので、そちらを参考にしてください。「ACfA」「AC4」などで検索できると思います。


    ARMORED CORE for ANSWER~ラストリンクス(前編)


    ~登場人物~

    (♂6:♀3:N1…合計10人/所要時間約60分)

    ♂オッツダルヴァ :30代。元カラードランク1。リンクスとしてのプライドは高く、それ故に弱者には毒舌。搭乗機はステイシス。

    ♀アナト・ウォルコット :10代後半。名門ウォルコット家の家柄ながら、AMS適正は低く、それ故に勘当され、孤独の身となったが、未だにそのお嬢様気質は抜けきれていない。

    ♂アディ・ネイサン :30代。オーメル陣営の管理と、ミッションの斡旋など、何でもそつなくこなすエリート。他者を見下して生きてきたのか、その口調は皮肉気味。

    ♀リリウム・ウォルコット:20代前半。カラードランク3、BFFの"女王"。以前の大人しい性格とは打って変わり、言動に余裕がなく、鬼気迫る様子。名門ウォルコット家の才女。搭乗機"アンビエント"とは、環境音という意味。

    ♂銀翁 :40代。ネクスト月輪(がちりん)を駆るORCAのNo.2。面倒見の良い頼りになるまとめ役だが、崇高な目的のためなら容赦がない

    ♂カニス :20代。ビッグマウスとして知られているが、その器とは裏腹にそれなりに活躍もする。搭乗機はサベージビースト。

    ♂アスイ :10代半ば。ネクスト・ジエンドを駆るリンクス。必要十分以上働くため、企業から注目を集めている。

    ♀セレン・ヘイズ :40代。元リンクスの女性オペレーター。元が優秀なだけに厳しい。口調は冷静だが、言葉は辛辣そのもの。

    ♂有澤隆文 :50代。第43代目有澤重工社長兼リンクス。搭乗機は雷電。どっしりと構え、落ち着いた物腰から、主砲"老神"(おいがみ)で冷静に敵を叩きつぶす。

    ♂or♀ナレーション :世界の終焉と希望の雰囲気を出してください。


    ~簡易配役表~

    ♂オッツダルヴァ:
    ♀アナト:
    ♂アディ:
    ♀リリウム:
    ♂銀翁+オーメル幹部:
    ♂カニス:
    ♂アスイ:
    ♀セレン:
    ♂有澤:
    Nナレーション :


    ~本編~

    BGM ChangeGire

    ナレーション
    「国家という概念が崩壊し、企業による世界統制が始まって十数年。新資源コジマ粒子を組み込んだ新兵器・ネクストと、搭乗者・リンクスは、その個体依存性の強い圧倒的戦力から危険視され、リンクス管理機構・カラード機構に押し込まれる。かつて戦場を支配したリンクス達は今や、汚染された地上でただ延々と続けられる経済戦争に使われるだけの尖兵と成り果てていた。アナトリアの傭兵。企業にこれらの意識を根付かせた一人。彼らイレギュラーが原因で、今の現状が出来上がった。代替可能な多数の凡人によって操作される、巨大兵器アームズフォートも、企業が支配者たる威厳を知らしめるための象徴。平均的なネクストはこれに太刀打ちできず、"ジャイアントキリング"を体現したかのように思われた、リンクスたちにとって、今やその言葉は奇跡の親戚に過ぎなかった。」


    BGM Intro


    ナレーション
    「5ヶ月前の出来事。ここは、ラインアーク近郊の廃墟。カラードランク1、オッツダルヴァは、自身の駆るネクスト、ステイシスのメインブースターを海上で損失。やがて海中から打ち上げられ、それを見つけた少女に介抱されていた。」

    BGM 終了

    オッツダルヴァ
    「こ・・・ここは・・・?」

    ナレーション
    「何も言わずに包帯を取り替える少女。オッツダルヴァも特に抵抗せずその行動を受け入れる。それが終わると、少女は部屋を出て行く。」

    オッツダルヴァ
    「待て、貴様・・・どこかで・・・・・・名を教えてくれ。」

    アナト
    「・・・アナト・・・ウォルコット・・・」

    オッツダルヴァ
    「ウォルコット・・・だと・・・!?それじゃあ・・・貴様・・・ウォルコット家の・・・」

    アナト
    「あの家とは、もう何も関係ないのです。」

    オッツダルヴァ
    「なんだと・・・」

    アナト
    「アナトは失敗作・・・なのです・・・AMS適正が劣等なアナトは、あの家では"いらないもの"なのです。」

    オッツダルヴァ
    「・・・フン。・・・っ!」

    ---起き上がろうとするが傷が痛むオッツダルヴァ

    アナト
    「まだ寝ていなくてはだめ・・・です。」

    BGM Set the Sunset

    アディ
    「我がオーメルとインテリオル・ユニオンで、共同研究中のクローン技術ですが、現在注目されているカラードのランク1、オッツダルヴァ。高いAMS適正と、戦闘センスを身につけている彼を素体として、クローンリンクスの量産を計画しています。これが完成すれば、我が社の戦力は大きく底上げできるでしょう。・・・ん?失礼、通信が入りました。君、続けていなさい。(通信中、小声)・・・なんだ、今会議中だぞ。・・・なんだって!?(思わず大声)・・・あ、失礼・・・(再び小声)それは・・・本当か・・・?・・・自我はプログラムしていないはずだろう!?・・・突然変異・・・か・・・まあいい、まだそう長く心肺機能を維持できないはずだ。捜索を続けろ、会議が終われば、私もすぐに現場指揮に戻る。(会議に戻る)失礼。続きを説明しましょう・・・」

    ナレーション
    「人々は汚染された地上を捨て、空気の清浄な9000メートル上空に生活空間を見出し、航空プラットホーム"クレイドル"を建造。限られた裕福な人間がそこで生活し、その維持のためにさらに地上は汚染されていった・・・その後、マクシミリアン・テルミドールと名乗る男が、突如、ORCA(オルカ)旅団という組織からすべての空へ住む人々へ宣戦布告する。人類の未来のための革命を掲げて・・・そして、あの二人の未来も、動き出していた。」

    ---間

    アナト
    「行ってしまうんですね。あなたがわざわざ行かなくとも・・・」

    オッツダルヴァ
    「俺はカラードのリンクスだ。生きて戦える以上、戦場に戻らねばならん。」

    アナト
    「・・・そうですか・・・どうか、ご無事で・・・」

    オッツダルヴァ
    「ああ、世話になったな・・・・・・もし戦いが終わり、ここへ戻ってくるようなことがあれば、その暁には、お前の言うことを何でも聞いてやろう。なあに、金ならいくらでもある。これでも私は腕が立つ方でな。傭兵で稼いだ金が有り余っている。・・・まあ、恩返しなど、あまり柄じゃないのだがな・・・あれは私が持っていても仕方がないものだ。」

    アナト
    「・・・」

    オッツダルヴァ
    「なんだ、何が欲しい・・・?・・・まあ、精々大袈裟なものでも考えておくんだな。この私が何でも言うことを聞いてやると言っているんだ。つまらんことをさせてくれるなよ・・・」

    アナト
    「自然の・・・」

    オッツダルヴァ
    「ん?」

    アナト
    「自然の中で・・・静かに・・・暮らしたい・・・」

    オッツダルヴァ
    「・・・まったく。女というものは何を考えているのかわからんな。そんなものバーチャル施設で・・・」

    アナト
    「本物が・・・!本物が・・・いいの。緑の香り、さわやかな風、心地よい木の葉の擦れる音。リアルな物を味わって・・・みたいの・・・」

    オッツダルヴァ
    「…」

    アナト
    「無理…ですよね。自然の木や草花は、今はすごく貴重なものですもの…」

    オッツダルヴァ

    「・・・・・・いいだろう・・・では、お前もそれまで、ここにいろよ。」

    ---優しく笑うアナト

    アナト
    「…」

    BGM 終了

    ナレーション
    「オッツダルヴァは、振り払うようにその場を後にした。アナトはそれを見届けると、海中へ目をやる。そこには、一見気付かないが、人型の巨大兵器が隠してあった。それは、たった一機で戦況を覆すほどの力を持つ強力な機動兵器。アーマードコア・ネクスト・・・」

    アナト
    「さあ、いきましょう。レイジングフレア。テルミドール様の元へ・・・。彼はもうカラードのリンクスに・・・私たちの敵に・・・なったのだから・・・"ORCA(オルカ)旅団"の・・・」

    ナレーション
    「ORCA(オルカ)旅団の計画が最終局面を迎えた頃、オッツダルヴァの傷は完全に癒えていた。カラードに帰還した彼は、歓迎されない雰囲気に違和感を覚えつつも、すぐさま支援パーツを与えられ、自身のネクスト機、ステイシスを構築すると、戦場に駆り出される。彼の参戦により、企業対ORCA旅団の戦局は一気に覆され、ORCA旅団は、最後の砦にまで追い詰められる。・・・アルテリア・クラニアムに。」

    テルミドール(オッツダルヴァ)
    「ここが最後の砦だ。これは私の始めたことだ。最後まで付き合う必要はない。アナト、君はエーレンベルクへ逃れ、銀翁と合流しろ。もしかしたら、やつらは生きているかもしれん。相手はあのウィン・D・ファンションだ。私は君まで守れる自信はない。・・・それに・・・もうこの体も限界が近い・・・」

    アナト
    「いいえ、テルミドール様。私のことはお気になさらず、戦ってください。私は最後まで共に・・・」

    ---間

    オーメル幹部
    「今回のORCA旅団の件。マクシミリアン・テルミドール、つまり君の考案したクローンリンクスが原因で起こったとされている。企業連にまでは伝わっていないが・・・我々とユニオンの幹部会議で、この件の責任を誰が取るかについて、議論が絶えないところなのだが・・・我々としては、やはり現場監督の君にこの件の責任をと・・・考えているのだが・・・」

    アディ

    「い、いえ!あれは私の管轄外で起こった突然変異のクローンです!私の機関はまったく関係がありません!・・・そう・・・あの研究が開始されて間もなく・・・オッツダルヴァが姿を消しました・・・」

    オーメル幹部
    「ほう・・・あのオッツダルヴァが・・・」

    アディ
    「そ、そうです!奴が消えてから、あのテルミドールが姿を現した・・・!きっとやつが研究の情報を持ち出して、独自に開発したに違いありません!」

    オーメル幹部
    「・・・聞くに堪えない根拠だが・・・まあ、我々も君のことは高く評価している。それが事実なら、彼からそれを聞き出す必要があるな。一度だけチャンスを与えよう。」

    アディ
    「は、はい。彼を拘束し、事実を吐かせ、私の潔白を証明してみせます!」

    ---間

    オッツダルヴァ
    「オッツダルヴァ、ステイシス、帰還した。・・・ふぅ・・・・・・っ!?」

    ナレーション
    「ステイシスから降りると、オッツダルヴァは銃を持った兵士に囲まれた。」

    BGM Turn it round

    オッツダルヴァ
    「おい、これはどういうことだ?・・・っ!私に触れるな!貴様ら、私が誰だかわかっているのか!カラードのランク1、オッツダルヴァだぞ!オーメル幹部に取り次げ、おい、聞いているのか!」

    アディ
    「一応断っておきますが、今やカラードのランク1はウィン・D・ファンションです。あなたが不在の間に彼女は大変活躍されました。今回の一連の事件。あなたのクローンであるテルミドールが起こした反乱。・・・自我はまだプログラムされていなかったのですよ。」

    オッツダルヴァ
    「アディ・ネイサン。貴様・・・何が言いたい!」

    アディ
    「オッツダルヴァ・・・。あなたは、元々反逆の意思を抱いていた。それがクローンに反映されたのですよ。」

    オッツダルヴァ
    「何を・・・!ふざけるな・・・そんな寝言・・・納得がいくわけがないだろう!」

    アディ
    「あなたに納得してもらう必要はありません。あなたは危険分子、"イレギュラー"、なのかもしれませんからねえ。」

    (間)

    ナレーション
    「オーメル第一犯罪者収容施設。独房へ入れられたオッツダルヴァは、向かいの独房にいる見覚えのある人物にすぐに気付いた。」

    オッツダルヴァ
    「・・・ッ!貴様は・・・」

    アナト
    「お久しぶりです。オッツダルヴァ様。」

    オッツダルヴァ
    「・・・どういうことだ。看守、この娘は・・・!」

    アディ
    「おやおや、天才オッツダルヴァ殿がどうしたのです?随分と取り乱しておられるではないですか。」

    オッツダルヴァ
    「ちっ、貴様の不遜な態度は一々癇に障る、アディ・ネイサン・・・どうしてこの娘が監禁されている!」

    リリウム
    「裏切り者だからです・・・」

    オッツダルヴァ
    「!?  リリウム・ウォルコット・・・」

    アナト
    「リリウム従姉様・・・。」

    リリウム
    「久しいですねアナト。ウォルコット家の恥。気安く"従姉様"だなんて呼ばないでいただけますか?」

    アディ
    「まあまあその辺にしておきましょうか、お嬢様方?それはそうと、どうしたというのです?  オッツダルヴァ殿。まさかこの独房の女性と交友があるのですか?」

    アナト
    「いいえ、この方とは何も関係などございません。」

    オッツダルヴァ
    「貴様は黙っていろ!  話せ、アディ・ネイサン。」

    アディ
    「いいでしょう、ただ、あなたにとっては、あまり良い話ではないと思いますが。・・・あなたがクラニアムで落したネクスト。テルミドールのアンサング、それから、もう一機いたはずです。」

    オッツダルヴァ
    「軽量タンクの・・・ネクスト・・・」

    アディ
    「あのネクストのリンクスの名は・・・・・・アナト・ウォルコット。」

    オッツダルヴァ
    「!!」

    アディ
    「そう、そこにいる女性です。」

    アナト
    「・・・」

    オッツダルヴァ
    「ORCA(オルカ)の・・・一員だったというのか・・・」

    アディ
    「彼女は、あの戦闘の唯一の生存者。いろいろ聞きたいこともありますし、とりあえず殺しはしません。・・・もっとも、殺されたほうがマシだった・・・かもしれませんがねぇ・・・」

    オッツダルヴァ
    「待て!この娘は私に・・・!私のクローンに踊らされていただけだ!」

    アディ
    「そう、だから、殺しはしません。ただ、必要なことは教えてもらう。それだけです。素直に話してくれれば・・・ですが。」

    オッツダルヴァ
    「クッ・・・!」

    リリウム
    「さようなら、オッツダルヴァ様。そして・・・アナト・・・。」

    ナレーション
    「独房の前を通り過ぎていくアディ。オッツダルヴァの前のアナトは、まっすぐに彼を見ていた。」

    オッツダルヴァ
    「どうして・・・黙っていた。」

    アナト
    「私はウォルコット家を追放され、ORCA(オルカ)旅団に拾われた身。カラードのリンクスである貴方に、私の素性を明かす訳には・・・。」

    オッツダルヴァ
    「・・・お前は、どうしてORCA(オルカ)に・・・」

    アナト
    「私を捨てたウォルコット家が・・・BFFが憎かった。ただ、それだけです。」

    オッツダルヴァ
    「貴様にしては単純明快すぎる。・・・まあいい。それにしても、どうしてBFFの主力リリウムが、オーメル幹部のアディと・・・。」

    アナト
    「今やリリウム従姉様は、BFFにおける女王と幹部の立場を獲得致しました。」

    オッツダルヴァ
    「なんだと、幹部・・・王小龍(ワンシャオロン)がいながら・・・。」

    ナレーション
    「数日経ったある日から、看守がアナトを連れてどこかへ行くようになった。そして数時間後には、ぼろぼろになって帰ってくるアナト。激しい拷問を受けているのだろうか。徐々に弱っていく彼女を、オッツダルヴァは毎日のように目にする。しかし、独房内の彼には何もできない。励ましの言葉すらも、彼女にとっては痛みに耐えることへの集中を削ぐ行為でしかない。そして、そんな生活が数週間過ぎた。」

    オッツダルヴァ
    「・・・ん?  騒がしいな。」

    ナレーション
    「オッツダルヴァの独房からいくつか離れた房だろうか、数人の話し声とガサゴソと物音が聞こえる。どうやら看守ではないようだ。」

    BGM ChangeGire

    アナト
    「ようやく・・・この日・・・が・・・オッツダルヴァ様、今から貴方は、マクシミリアン・テルミドールとして振舞ってください。」

    オッツダルヴァ
    「・・・?」

    アナト
    「ネオニダス様、テルミドール様はこちらです。」

    銀翁
    「・・・おぉ!生きとったかテルミドール!・・・おい、こっちも頼む!」

    オッツダルヴァ
    「・・・どういうことだ。」

    ナレーション
    「なんと、ORCA(オルカ)の残党が脱獄を手引きしたのだ。主要メンバー、最初の五人の救出を目的とした工作員らの手によって、オッツダルヴァは脱獄を果たす。」

    オッツダルヴァ
    「こ、これは・・・」

    ナレーション
    「その施設の防衛部隊は、工作員の手によって、アームズフォート・ランドクラブが機能を失い、陽動のノーマル部隊によって、混乱状態にあった。」

    銀翁
    「こっちだぞ、テルミドール。」

    ナレーション
    「輸送機が被弾しながら到着し、決死のネクスト投下を試み、間もなく撃墜される。しかし銀翁のネクスト、月輪(がちりん)は予定のポイントへ舞い降りた。」

    銀翁
    「さて、仕上げだな。お前さんたちはそこの奴らに付いて行ってくれ。・・・ん!?」

    ナレーション
    「そのとき、コジマ粒子によるネクスト独特の排出音が、辺りに響き渡る。」

    銀翁
    「仕掛けが早いな。もうネクスト投入か。テルミドール・・・死ぬなよ。」

    ナレーション
    「そういうと、銀翁は月輪へ走る。オッツダルヴァとアナトは、工作員たちと共に別ルートでの脱出を図る。・・・工作員があと少しだと告げた時、目の前をネクストが通過した。高濃度のコジマ汚染に、先頭を走っていた工作員たちは即死。急遽、近くの建物内へと避難する二人。」

    オッツダルヴァ
    「こ、これは・・・」

    アナト
    「クローンリンクス・・・」

    オッツダルヴァ
    「なぜこんなところに・・・これほどの数を・・・」

    アナト
    「オッツダルヴァ様、あれを・・・!」

    オッツダルヴァ
    「・・・!」

    ---BGM Overture

    ナレーション
    「大量のクローンの培養液が並ぶ先のセクションには、クローン用の機体、アンサングが多数並べてあった。」

    オッツダルヴァ
    「フッ・・・そうこなくてはな。」

    アナト
    「アンサングが・・・こんなに・・・」

    オッツダルヴァ
    「おあつらえ向きだ、この機体構成、ステイシスに似ている。私でも扱えるだろう。いくぞ、アナト。」

    ナレーション
    「アンサングに乗り込むオッツダルヴァとアナト。」

    オッツダルヴァ
    「AMS始動。全システム良こ・・・ぐあああ!」

    アナト
    「どうしました!?」

    オッツダルヴァ
    「なんだ・・・この機体負荷は・・・バランサーエラー?重量過多だと!?テルミドールめ・・・・・・これほどの負荷に耐えながら・・・戦って・・・いたと言うのか・・・。・・・なるほど、"称えられぬ者"か。元より死は覚悟の上で、こんな機体を操って・・・」

    アナト
    「オッツダルヴァ様・・・!」

    カニス
    「おおっと、なんだここ。あんまり変なとこ弄ると怒られっからなあー…っと・・・あれ・・・?」

    オッツダルヴァ
    「チッ!企業のネクストか!」

    カニス
    「おやおや、一機動いているな。識別信号がアンノウンだ。おい、そこのお前、所属企業を名乗れ、あ、あとカラードランクもな。俺より上か?それとも下か?」

    オッツダルヴァ
    「・・・」

    カニス
    「おいおい、答えろよ。な、なんだよ。俺よりランク上なのか?なあ、おい・・・だったら生意気な口利いたこと謝るよ。・・・あれ?」

    オッツダルヴァ
    「この機体負荷だけでもキツいというのに、うるさい無能が、ランク22如きのカニス、貴様も弁えないな。」

    カニス
    「なんだと・・・?おいおいなんだよ、フラフラじゃねえか。お前、さては新人のリンクスだなあ。この俺を知らねえとは、ふっふっふ・・・こちら収容所鎮圧部隊、地下施設内で不明ネクストを発見。これを排除する。さて・・・サベージビースト、いくぜ!マッハで蜂の巣にしてやんよ。」

    オッツダルヴァ
    「貴様にネクストは過ぎた玩具だ。貴様には・・・ノーマルがお似合いだ。」

    カニス
    「なにを・・・ちょっ、待っ!はええ!す、少しはやるようじゃねえか・・・」

    オッツダルヴァ
    「く・・・、やはり負荷が辛いな。だが、この程度なら、耐えられる。」

    アナト
    「オッツアルヴァ様、気をつけてください!」

    オッツダルヴァ
    「わかっている!ふん!」

    カニス
    「あぶなっ!な、なんだよ・・・この動き、速すぎる・・・こいつ、マジじゃねえか・・・」

    オッツダルヴァ
    「それがネクストの動きか、リンクスの面汚しが、その程度なら、報酬もはした金だろうに・・・」

    カニス
    「な、なんだとぉ!・・・あ、やべ、食らい過ぎた、撤退する・・・」

    オッツダルヴァ
    「退くか。まあ、それも弱者の賢明な選択か。こちらも長期戦は望むところではない。このまま退かせてもらうか。」

    ---間

    カニス
    「あれ?あいつ、逃げやがったのか?・・・俺に恐れをなして・・・?ふふふふ・・・やっぱり俺が最強か~!」

    ---BGM 終了

    ナレーション
    「オーメル幹部情報室。」

    アディ
    「ほう・・・それはそれは上々で・・・・・・はい、クローンリンクスの研究は既に最終段階です。・・・なるほど、あのリンクスをですか。では、"素体"のほうはもう用済みですね。わかりました。では、後ほど・・・」

    ナレーション
    「一方、カラード機構、ブリーフィングルーム。」

    アディ
    「ミッションを説明しましょう。依頼主はアルゼブラ社。目的は、GA社の主力アームズフォート・グレートウォールの排除となります。地上最強を嘯くグレートウォールは、一つ覚えの重厚長大の、歪な結晶に過ぎませんが、豊富な火力、重厚な装甲、桁外れの積載量はいずれも侮れません。これを攻略する最も効率的なやり方は、やはり内部からの破壊です。最後尾の大型ハッチから機体内に進入し、動力部を狙ってください。そうすれば、地上最強など、空虚な戯言に成り果てるはずです。説明は以上です。アルゼブラ社の覚えをめでたくするまたとない機会です。そちらにとっても、悪い話ではないと思いますが?」

    ---BGM Turn it round

    セレン
    「どうする。お前が決めろ。アスイ。」

    アスイ
    「いいだろう。受けるよ、その依頼。」

    セレン
    「うむ、"受諾した"と伝えておこう。」

    アスイ
    「結局、何も変わらないんだな。」

    セレン
    「・・・ん?」

    アスイ
    「あんなことがあったというのに、何事もなかったかのように、また経済戦争が始まる。」

    セレン
    「そしてお前はそれに自ら身を投じる。ORCA(オルカ)の誘いを断ったときに、こうなることを望んでいたのではないのか?」

    アスイ
    「いや、とりあえず、全人類のために、クレイドルの住民の過半を死なせることが、正しいとは思えなかっただけだ。彼らの主張は間違ってはいない。でも、他に方法があったはずなんだ。彼らはその手段を誤った。」

    セレン
    「しかし、あれほどの"力"と"意思"がなければ、企業を動かすことなどできないぞ。こんな時代だ。皆、自分のことで精一杯なのに、人類の先のことなんて考えもしないだろう。」

    アスイ
    「セレンはどっちの味方なのさ。ORCA(オルカ)なの?企業なの?」

    セレン
    「誰の味方でもないさ。私は、自分の育てたリンクスが、何の為に戦うのか、その戦いの向こうに答えはあるのか。それだけが知りたい。」

    アスイ
    「・・・」

    セレン
    「さ、準備しろ。  話は任務が終わってからだ。」

    ナレーション
    「GA社支配圏。砂漠にそびえるその巨大な地上走行型の"壁"まさにその名のとおり、

     ・・・『グレートウォール』・・・」

    ---BGM GreatWall

    セレン
    「ミッション開始。GAのアームズフォート・グレートウォールを撃破する。まずは最後尾から内部へ進入しろ。」

    アスイ
    「なんてデカイんだ。それに砲が・・・いったい何門ついてるんだ・・・ぐあっ!」

    セレン
    「不用意に近づくな。ゆっくり回り込んで最後尾から近づけ。  あれだけの火力、  集中砲火を浴びれば一溜まりもないぞ。」

    アスイ
    「わかった!砲台の射程外だとミサイルの量がすごいな。」

    セレン
    「グレートウォール内部進入までに、ダメージを最小限に抑えるぞ。やれるか?」

    アスイ
    「当たり前だ、レフトアームユニット、パージ!ハンガーウェポン換装!・・・マシンガン、オンライン!」

    セレン
    「来るぞ!敵ミサイル第一波接近!数四十!出来るだけ撃ち落せ!」

    アスイ
    「了解!うおあああああ!」

    ---間

    アスイ
    「・・・よし!」

    セレン
    「ミサイル、全弾撃墜。素晴らしい。機体ダメージゼロだ。」

    アスイ
    「へっ、このくらい朝飯前さ。」

    セレン
    「体勢を整えろ、すぐに第二波がくるぞ。両腕(りょうわん)、マガジンリロード急げ!」

    アスイ
    「了解!」

    セレン
    「来た!ミサイル、第二波接近・・・数・・・五十・・・?増えているだと!?まだ火力を全て出し切ってないのか!?・・・敵の火力は未知数だ。気をつけろ!」

    アスイ
    「了解!両腕、マガジンリロード完了。来い!…うおおおおお!ぐっ、少し食らっちまった!」

    セレン
    「ミサイル迎撃完了、プライマルアーマー55%減衰!コジマ粒子、チャージしておけ!さすがに撃ち漏らすか・・・だがダメージはほぼ・・・なっ!」

    アスイ
    「・・・!?」

    セレン
    「敵ミサイル第三波接近!間隔が短いぞ…マガジンリロード間に合うか!?」

    アスイ
    「今やってる!!」

    セレン
    「数六十!だめだ!間に合わん!再装填まで回避しろ!」

    ---ミサイルを次々と回避するアスイ、しかし

    アスイ
    「・・・っ!・・・っ!…リロード完了!」

    セレン
    「よし、残りを撃ち落とせ!」

    アスイ
    「だあああああ!」

    セレン
    「機体ダメージ40%。何とかなったか・・・しかし、弾薬費が馬鹿にならんな。・・・機体修理費よりマシか。」

    カニス
    「こちらサベージビースト。敵ネクストを捕捉。もちろんグレートウォールは援護してくれるんだよな?だったらいいんだ。」

    セレン
    「敵ネクスト反応。傭兵か。まあ、適当にあしらえ、まともに相手をしている暇はない。あくまでターゲットはグレートウォールだ。」

    アスイ
    「うん。一気に行くよ。」

    カニス
    「お、おい。ちょっと!くっそお、逃すかよ!オーバードブースト発動!」

    セレン
    「最後尾だ、接近しろ!砲台とミサイルのフルコースだ。ここで落ちたら話にならんぞ。」

    ナレーション
    「アスイは、最後尾大型ハッチを防衛するノーマル部隊に襲い掛かる。」

    アスイ
    「邪魔だあ!お前も!お前もだ!次!次!次次!」

    ナレーション
    「最後尾の防衛部隊を全滅させ、グレートウォールの大型ハッチを破壊すると、アスイは内部へ侵入する。」

    セレン
    「内部侵入に成功。そのまま先頭の動力部を目指せ。」

    ナレーション
    「グレートウォール先頭。有澤重工の雷電が待ちかませていた。」

    有澤
    「鼠が紛れ込んだか・・・困ったものだな。」

    カニス
    「あんたには楽させてやるよ。俺がここで落すからな、ふふん。」

    有澤
    「ビッグマウスが。空き樽は音が高いのう。期待せずに待っておく。」

    カニス
    「なんだと!」

    ---間

    セレン
    「よし、いいぞ、その調子だ。」

    カニス
    「まてまてー!」

    アスイ
    「かかったな!まんまと付いてきたか!」

    ナレーション
    「アスイはクイックターンで180度反転する。そこには、フルチャージされたコジマキャノンが構えられていた。グレートウォール内は狭く、回避は極めて困難である。」

    カニス
    「なっ!嘘だろ!?うわあああ!…ダメージ90%・・・くそっ、コジマキャノンだと!?聞いてねえぜ、あんなの!・・・おい、あんた、そんな中に閉じこもってないで、前に出ろよ!」

    有澤
    「フン、羽音が耳障りだぞ蚊トンボ。・・・早く撤退しろ。」

    カニス
    「な、なんだとおお!そう言われて簡単に・・・ってあれ、オーバードブーストが壊れちまった。  うおおおまってくれ~!グレートウォールうぅぅ~!」

    ---遠ざかるカニス

    セレン
    「後方の敵ネクスト、オーバードブースト異常発生、後続不能。邪魔者が一匹消えたな。よし、引き続き先頭を目指せ。・・・ん?これは・・・グレートウォール内にネクスト反応。注意しろ!」

    アスイ
    「まだいるのか。」

    ナレーション
    「動力部付近。突如、すさまじい振動が起きる。」

    アスイ
    「うわっ・・・!なんだ、何が起こっている!?」

    セレン
    「衝撃・・・?切り離しただと!?やつら、後部車両を放棄しやがった!すぐに追え!動力部に逃げられるぞ!・・・クソッ・・・トカゲかこいつは・・・!」

    アスイ
    「間に合えええ!」

    ナレーション
    「なんとか先頭車両へ手をかけた。そして、そこへ体を持ち上げる。しかしその目の前には・・・」

    有澤
    「有澤重工、雷電だ。ここから先は一歩も通さん。」

    アスイ
    「で、でかい・・・」

    セレン
    「敵ネクストを確認。・・・よりによってここで有澤か。敵ネクストはガチガチの重装タンクだ。  撃ち合いに付き合うな。この狭さじゃ分が悪すぎる。賢くやれ。」

    アスイ
    「うおおおおお!」

    有澤
    「浅い…、その程度の攻撃、プライマルアーマーすら剥ぎ取れんぞ。」

    アスイ
    「くそ…」

    有澤
    「今度はこちらからいくぞ…。ぬん!!」

    アスイ
    「ぐあっ!」

    有澤
    「塵にしてくれる…」

    アスイ
    「く…なんて装甲だ…。こうなったら…!」

    ナレーション
    「アスイは激しい上下運動で、雷電の一撃必殺の火力を回避しつつ、その距離を詰める。」

    有澤
    「来い、この雷電を削りきってみせよ。」

    ナレーション
    「するとアスイのジエンドは雷電の頭上を通り過ぎ、その瞬間、雷電をグレートウォールから蹴り落した。」

    有澤
    「なっ・・・にぃ!?貴様、なんという機動力!化け物がぁ・・・!」

    セレン
    「敵ネクスト後続不能。フン、うまくやったな。あれではさすがの火力も無意味だ。図体が仇になったな。」

    アスイ
    「へへっ、目標はあくまでグレートウォールだからな。」

    セレン
    「よし、まもなく動力部だ。破壊後、速やかに車両外に脱出しろ。さもなくば、爆発に巻き込まれるぞ。」

    アスイ
    「一発で沈めてやる。」

    ナレーション
    「アスイは、ジエンドのコジマキャノンをチャージしていく。そしてフルチャージしたそれを、動力部目掛けて放った。」

    セレン
    「動力部、破壊拡大!十分だ、脱出に移れ!」

    ナレーション
    「アスイの行く手を阻むノーマル部隊。破壊が拡大していく動力部を指差して言う。」

    アスイ
    「君たち、仕事熱心なのもいいけど、あれ見てよ。・・・殉職したいの?」

    ナレーション
    「示し合わせたように彼らも脱出を開始する。グレートウォールは、その重厚長大な図体を、  地響きと爆音と共に、横倒れに地に滑らせる。アスイはそれに振り返りもせずに、静かに遠ざかる。」

    セレン
    「グレートウォールの撃破を確認。ミッション成功だ。・・・地上最強か、どうしてやるものだなお前も。少しだけ見直してやるか。」

    ---BGM 終了

    アディ
    「グレートウォールを落しますか。やりますね、彼は。では、彼もリストに入れておきましょう。・・・ん、どうしました?リリウム・ウォルコット。」

    リリウム
    「いえ・・・」

    アディ
    「浮かない表情だ。これから"狩り"の時間です。あなたにも協力してもらいますよ。」

    リリウム
    「リ・・・わ、私・・・は・・・。」

    アディ
    「おや?まさか、ここへきて躊躇っているのですか?もうあなたは後戻りはできないはずです。ウォルコット家のためにも・・・。」

    リリウム
    「躊躇ってなど・・・。」

    アディ
    「そうですよね。ウォルコット家のために、師である王小龍まで暗殺して、BFFの女王にまで登りつめた貴方ですから。・・・躊躇うことすら・・・許されません。・・・さて・・・本番開始ですね。ショータイムだ!」

    ナレーション
    「それは突如として起きる。各地で任務中のリンクス達が、次々と所属不明機による攻撃を受ける。そのとき、アスイたちは、クレイドルを占拠するノーマル部隊を、討伐する任務を与えられていた。」

    ---BGM Today

    セレン
    「よし、全敵部隊の排除を確認。十分だ、もど・・・ん?」

    アスイ
    「どうした?」

    セレン
    「ネクスト反応。識別アンノウンで5機向かってくる。敵か?」

    アスイ
    「馬鹿な、この程度の組織がネクストを5機も・・・」

    セレン
    「ミサイルのブラスト確認、攻撃してきているぞ。・・・どういうことだ。この上5機も相手にするのか・・・・・・やるしか・・・ないのか。生き残れ、それだけだ。」

    アスイ
    「了解。敵ネクストを排除する。」

    ナレーション
    「クレイドル周辺での空中戦。しかし、謎のネクストは異常な滞空時間で攻撃してくる。」

    アスイ
    「こいつら、あれだけエネルギー兵器を使ってるのに、出力は桁外れか?」

    セレン
    「機体構成も特注だな。見るからにオーメル製らしい作りだが、憶測で言っても仕方がない。・・・おい、何をしている!クレイドルのエンジンを盾にするんじゃない。墜落するぞ!」

    アスイ
    「た、たまたまだ!盾にしてるわけじゃないよ!」

    セレン
    「敵ネクスト、一機撃墜。残り四機。この高度だ。さすがに生きてはいまい。こいつら・・・死に急いでいるようにしか見えんな。何のつもりだ。」

    アスイ
    「くっ、集中集中!空中戦な上に長時間任務。さすがに疲れてきたよ。」

    セレン
    「泣き言を言うな。敵ネクスト撃破。残り三機。」

    アスイ
    「やばい、プライマルアーマーが・・・一旦上昇して距離を取るか。」

    ナレーション
    「そのとき、クレイドルの遥か上空、衛星軌道上から何かが見えた。」

    セレン
    「・・・ん?なんだ・・・これは、・・・攻撃?大気圏外からか!なんだ、アレは!?空が・・・空が自律兵器で埋まっているぞ!全速で退避だ!奴らの攻撃は無差別だ!」

    アスイ
    「く・・・!なんで、あんなものが!・・・あれ?追ってきた敵が・・・」

    セレン
    「敵ネクスト、自律兵器により消滅。・・・ふう、ピンチはチャンス・・・か。助かったな。」

    アスイ
    「なんだったんだ一体・・・。」

    ナレーション
    「コジマプラント周辺で、作戦行動中の有澤隆文の元にも、この所属不明機たちは現れていた。」

    有澤
    「面白い、その軟弱なネクストで、この雷電に挑むとは、何機いようと同じことよ。」

    ナレーション
    「その凄まじい火力と制圧力で、四機の所属不明機の攻撃を物ともしない雷電。その一発一発が、確実に所属不明機たちの装甲のほとんどを消し飛ばす。」

    有澤
    「小蝿の駆除より簡単な話だ。実力も、機体も、未熟そのもの・・・ん?」

    ---BGM Remember

    有澤
    「アン・・・サング?テルミドールだと?」

    アナト
    「ネクスト・・・?有澤重工の雷電です。」

    オッツダルヴァ
    「なんだ、有澤か。デカイだけの鉄塊ネクストでよく生き残っているものだ。」

    有澤
    「反乱分子め、生きていたのか・・・!ええい、邪魔だ匹夫めが!」

    ナレーション
    「雷電は、飛び掛る火の粉のようなクローン達を薙ぎ倒しながら、オッツダルヴァの元へ近づく。」

    オッツダルヴァ
    「こちらに向かってくるな。鈍いやつだが時間はかかる。捨て置くか。」

    アナト
    「今は皆との合流を優先しましょう。」

    有澤
    「逃がさん!"老神"の威力をとくと思い知れ!」

    ナレーション
    「有澤重工特注の巨大なグレネード砲"老神"。その大艦巨砲主義の体言とも言える、大口径のグレネード砲が火を吹く。オッツダルヴァと雷電との射線上の障害物を焼き払いながら、飛来する弾頭。」

    オッツダルヴァ
    「ぐあっ!チッ、相変わらず馬鹿げた火力だ。かすっただけでこのダメージ。恐ろしいネクストよ。」

    有澤
    「チ・・・逃がしたか・・・それにしても、この程度の数のネクストで雷電に挑もうとは、片腹痛いわ。」

    ナレーション
    「吹き飛んだクローンたちのネクストの破片が、どのぐらい帯空していたのか、今頃になって、雷電のその重厚な機体の上に虚しい音を立てながら、バラバラと落ちてきた。取り残された雷電は立ちつくす。業火に焼かれるネクストの残骸に囲まれながら。」

    ---BGM 終了

    ナレーション
    「この襲撃を受けたリンクスの中で、生き残ったのは、僅かに数名のリンクス。残りは暗殺され、カラードのリンクスの人口は半数以下まで減少した。」

    アディ
    「計画は順調、ネクストは全て我がオーメルグループの独占商品となる。オリジナルのリンクスはいらん。全て殺してしまえ。・・・ふっふっふ。戦場は全て、我がオーメル社のクローンリンクスが、支配する時代がくるのだ!」

    ナレーション
    「この時、企業連の予想もしない組織が、唯一事態を冷静に把握し、行動に移していた。彼らには全て、見えていたのだ。」

    ---BGM ChangeGire

    銀翁
    「クローズ・プランは失敗に終わった。今各地でリンクス達が相次いで行方不明となっている。恐らく、亡きメルツェルの読み通り、企業がクローンリンクスによる、"リンクス狩り"を開始したのだろう。今こそ、カラード管下、独立傭兵問わず、我々リンクスは結束し、企業に全面戦争を挑む時である。これは、扇動だが、同時に事実だ!我が同胞たるリンクス達、良い返事を、期待して待っている。」

    ナレーション
    「この声明により、数多のリンクス達が、そのカラードという枷から放たれ、銀翁の傘下へ集結しつつあった。管理機構カラードは、このリンクス達による突然の離反に気付けないでいる。」

    銀翁
    「テルミドール、あの騒動で行方がわからなくなっている。そもそも、あやつは死んだと聞いていたが・・・本当にやつはテルミドールなのか・・・?メルツェル、お前さえいればなあ。やはり、まだまだお前が必要だったようだのう。・・・少々、死に急ぎすぎじゃあなかったのか・・・?」

    ナレーション
    「GA支配圏某所。汚染の低い廃墟を見つけて、そこに立てこもる二人がいた。」

    アナト
    「やはり動き出したようです。テルミドール様、我々も合流を。」

    オッツダルヴァ
    「フン、いいだろう。どの道、私は追われる身だ。付き合ってやるさ。」

    有澤
    「・・・有澤重工だ。今そちらに向かっている。」

    オッツダルヴァ
    「なんだと?」

    アナト
    「大丈夫です。私が手引きしました。」

    有澤
    「貴様のネクストを輸送中だ。しばらく動かんでくれよ。いつまでもそんな重量過多のネクストに乗っていて、廃人になってもらっては困るのでな。オッツダルヴァ。」

    アナト
    「有澤様、機体提供感謝致します。」

    有澤
    「なに、GA仕様のパーツばかりだ、他社パーツは手にはいらんでな。有澤製の特注品ネクストだ。気に入ってもらえると良いのだがな。」

    オッツダルヴァ
    「フン、嫌な予感しかしないのだが。」

    カニス
    「サベージビースト、絶好調だぜ!なんでもこいってんだ!」

    有澤
    「うるさい小僧めが。貴様に牽引させてもいいのだぞ。」

    カニス
    「い、いや、そいつは困るぜ。雷電みたいにガチガチの防御じゃなきゃ。こんなとこ狙われちゃ終わりだぜ。」

    ナレーション
    「そのとき、雷電とサベージビーストの進行ルート上に大型の機影が現れた。強力なプロトタイプネクスト、"アレサ"だ。」

    ---BGM Fall

    有澤
    「面白い、旧世代の遺物か。一度削り合いを挑んでみたかったのだ。砕け散れい!」

    カニス
    「よっしゃ!俺もいくぜ!」

    有澤
    「ふん!…ちっ、当たらぬか。」

    カニス
    「おいおい、なんてスピードだよ。誰が乗ってやがんだ?」

    有澤
    「クローンリンクスだろう。その辺のリンクスならアレサの負荷に耐えられん。代替可能なクローンなら、何人潰れようが知ったことではないということか…生命を弄びおって、変態企業があ・・・!」

    カニス
    「どわあ!…行ったぜ!おっさん!」

    有澤
    「口に気をつけろ小僧ぉぉぉ!」

    カニス
    「うおー、迫力だぜー…」

    有澤
    「…ん!?後方に熱源反応…」

    カニス
    「げっ…!さっき俺を襲ってきたネクスト…三機だったのに…七機も!?」

    有澤
    「貴様…付けられたな…ぐぅ!」

    カニス
    「雷電!…くっそぉ…はさみ撃ちか…!」

    アスイ
    「手を貸そう。」

    有澤
    「ん!?…お前は…」

    カニス
    「おお!助かるぜ!…今のうちに撤退だ…逃げるぜ!雷電!」

    有澤
    「面白い…小僧…お前に私の背中を預けたぞ…」

    アスイ
    「任せろ…」

    セレン
    「…ふぅ…無意味な戦闘だが…」

    アスイ
    「見殺しには出来ない…それに…雷電とは以前協働したんだ。借りがある。」

    セレン
    「わかった。お前の好きにしろ……七機だ…気を引き締めろ!」

    アスイ
    「了解!」

    カニス
    「お、おいおい、逃げないのか!?せっかくあいつが足止めを…!」

    有澤
    「ふん、足止めだと?…やつはそのつもりじゃないさ。」

    カニス
    「なに!?…あの数に…勝つ気…なのか!?嘘だろう…俺は三機でも逃げるので精一杯だったのに…」

    有澤
    「あの小僧は優秀なリンクスだ…だが…それ以上に何かを感じる…我々の辿り着く先が…小僧の行く末と必ずいつか交差する。もし最後に地上に残るリンクスがやつだと言われても、何も違和感を感じんわ。」

    カニス
    「ラスト…リンクスか…」

    アスイ
    「コジマキャノン、チャージ開始!」

    セレン
    「衝撃の強い攻撃には当たるな。チャージがリセットされるぞ。」

    アスイ
    「わかってる!…はあっ!」

    セレン
    「敵ネクスト撃破。残り六機!」

    アスイ
    「どうしたどうした?この程度じゃいくら量産しても無意味だぜ!」

    セレン
    「敵ネクスト撃破。残り四機。素晴らしい。好調だ。コジマキャノン、間もなくチャージ完了。面倒だ、まとめて葬ってやれ。」

    カニス
    「すげえ…あの数を…見事に相手にしている。」

    有澤
    「こっちも本腰を入れるぞ。むん!」

    カニス
    「ひぃっ!くそっ!プライマルアーマーが!」

    有澤
    「不容易に近づくな。あのガトリング砲の餌食となるぞ!」

    カニス
    「冗談じゃないぜ…あんなの…どうやって倒せば…!」

    セレン
    「コジマキャノン、チャージ率80%、十分だ、やれ…」

    アスイ
    「まだだ…!フルチャージまで待つ…!」

    セレン
    「なぜだ?この程度なら80%で十分だぞ?」

    アスイ
    「まあ、見ててよ…」

    セレン
    「コジマキャノン、チャージ完了!…100%だ。いつでも撃てるぞ…!何をしている!衝撃でチャージがリセットされたら水の泡だぞ!早く撃て!!」

    アスイ
    「まだだ!この立ち位置では…サベージビースト!!」

    カニス
    「うっ…な、なんだよ!?」

    アスイ
    「今だ、そこでアサルトアーマーを…!」

    カニス
    「へ!?うおあ!」

    アスイ
    「よし、ここだあああ!」

    ナレーション
    「アスイの放った二発のコジマキャノン。一発はアスイを狙うクローンリンクスたちの方へ、もう一発はカニスを狙うアレサの方へ。アレサの近くでカニスはアサルトアーマーを使用したことでコジマキャノンを相殺し、アレサにのみ被害が生じた。」

    カニス
    「へっ!?…何が起きたんだ…?いつの間にか…クローンリンクスも…アレサも…」

    有澤
    「なんて小僧だ…」

    セレン
    「あの局面で味方の身を案じていたのか。なんてことだ…私も脱帽だよ。…引き上げるぞ。」

    ナレーション

    「アスイは有澤たちとは別の方向へと向かっていく。だが有澤隆文は彼を止めはしなかった。それは…彼には彼の道があることを、悟っていたからだ。」

    アディ
    「チッ、まだまだですね。やはり一筋縄ではいきませんか。」

    ---BGM:終了

    セレン
    「”リンクス狩り”だと?散々利用するだけ利用して、いらなくなったから処分か?何様のつもりだ・・・」

    アスイ
    「所属不明のネクスト機は全てクローンだったっていうのか?企業め・・・なんてことを・・・」

    セレン
    「どうする?今頃リンクス達がORCA(オルカ)の元へ集まっているだろう。お前も合流するのか?」

    アスイ
    「僕は・・・」

    ---間

    銀翁
    「これより、インテリオル・ユニオンのアームズフォート製造工場、B-8の中枢コンピュータ破壊作戦を開始する。行くぞー!リンクスの恐ろしさを思い知らせてやるがいい!」

    ナレーション
    「銀翁を中心にネクスト部隊による反撃が始まる。手始めに企業の有する脅威であるアームズフォート。これらを根絶やしにしようとした。」

    カニス
    「サベージビースト、いっくぜええ!クローン如きが!本物のリンクスに勝てるかってんだ!  ・・・ってあれ、やばいぞ、機体ダメージが40%も!」

    銀翁
    「やれやれ・・・。援護してやれ、アナト・ウォルコット。」

    アナト
    「レイジング・フレア、作戦を開始します。カニス様の援護を・・・」

    銀翁
    「そいつに"様"なんぞつけんでいいわ。」

    アナト
    「では、カニス様・・・・・・あ・・・だめです。つい…つけてしまいます。」

    カニス
    「いや、外そうとしなくていいんだよ!」

    銀翁
    「カニス"様"・・・その響き。リンクスを辞めたくなるのう。」

    カニス
    「そこまで言うか銀翁!」

    銀翁
    「馴れ馴れしいわ、ネオニダス"様"と呼べ。」

    カニス
    「くう~!むかつく親父だぜ!・・・どああ!なんて言ってる場合じゃねえ!クローンってこんなに強いのか!?」

    銀翁
    「一対一じゃないか・・・何をやっとるんだまったく・・・そおれ!」

    カニス
    「うわっ!あっぶねー、助かったぜ!」

    銀翁
    「あいつも消し飛べば良かったがなあ・・・」

    カニス
    「何か言ったか?」

    銀翁
    「なんでもない。そら、もう一機来た・・・ぞ・・・」

    カニス
    「・・・ん?」

    銀翁
    「やつは…!…回避しろ!」

    カニス
    「・・・があああ!」

    リリウム
    「まだ生きていたのですね、カニス様。クローンに抹殺されていなかったのですか?まあいいでしょう。あなた方には、リ・・・私が引導を渡してあげます。アンビエント、これより作戦を開始します。」

    カニス
    「くっそぉ、反撃を・・・!…あれ…プライマルアーマー消滅…。…!?…出力が急激に低下しているだと!?くそっ!ジェネレーターを狙われたのか!…ど、どうすりゃいいんだあああ!」

    リリウム
    「覚悟してください。あなた方にはここで果てていただかなくていけません。理由は…お分かりですね?…はぁっ!」

    カニス
    「ぐあああ!」

    ナレーション
    「リリウムのアンビエントが放っ数発のライフルが、サベージビーストを磔にするように貫き、サベージビーストは機能を停止する。」

    銀翁
    「カニス!」

    リリウム
    「ふうん、最新鋭の精密ライフル。ここまで精度がいいとは…うふふ…」

    銀翁
    「くそっ・・・サベージビースト・・・ロストか・・・」

    アナト
    「従姉様・・・よくも!」

    リリウム
    「従姉様だなんて呼ばないでくださいと、言ったはずです。自らの劣等さゆえにウォルコット家を追い出され、挙句、彼らのような坪人(ファイレン)と与するなどと・・・貴女のせいで・・・リリウムは・・・、私が・・・、どんな苦しみを…!」

    銀翁
    「おやおや、まだお嬢様気質は抜けきれていないらしい。私からしてみれば、お前さんたちは似たもの同士よ。まだアナトの方が"らしい"振る舞いだと思うが…。…無理に女王の自覚を持とうとしているのかねえ・・・お前さん・・・・・・変わったのう・・・。王小龍(ワンシャオロン)は・・・どうした?」

    リリウム
    「!!」

    アナト
    「・・・リリウム?」

    銀翁
    「ふん、そういうことか。急にBFFの姿勢が弱腰になったかと思えば・・・」

    リリウム
    「うるさい!」

    銀翁
    「おおっと、ふっ・・・そんな声も出るのかね・・・」

    アナト
    「ネオニダス様、ここは私に相手をさせてください。」

    銀翁
    「ん?どうした…」

    アナト
    「アナトは…本当は、ウォルコット家を追放されたのではありません。」

    リリウム
    「ええっ…?」

    銀翁
    「ほう…」

    アナト
    「アナトは、自分の意志でウォルコット家を離れました。」

    リリウム
    「なんですって…」

    アナト
    「…優しかった母様、父様…ずっと…ずっとそばに居てくれたリリウム従姉様。でも、近くにいるがゆえに見えてしまう強さ…。従姉様に憧れていた…。そして、超えたくなった!従姉様と戦って…そして・・・それに勝って・・・初めてアナトは"リンクス"を名乗れる。そんな気がしたから…だからウォルコット家を去ったのです!」

    リリウム
    「…ア…アナト…。あなた…、自分のしたことがわかっているの…?あなたの…あなたのそのわがままのせいで、ウォルコット家は…!」

    銀翁
    「素晴らしい!それでこそリンクス!私は気付いてておったよ…お前さん、実は根っからのリンクス向きの気質なのだよ。さあ、見せてみろ、リンクス。…お前の力を…お前の可能性
    を…!!」

    リリウム
    「…許さない…」

    アナト
    「はああ!」

    リリウム
    「くっ!…いいわ…。あなたがその気なら…容赦はしません。…あなた如きが・・・このリリウムに・・・!女王たる私に…勝つ…!?ウフフフフフ…アハハハハハ!笑わせないでアナト!あなたは私の奏でるアンビエントに勝つことなど不可能なのですよ!」

    アナト
    「きゃあ!」

    リリウム
    「あなたと私とでは、AMS適正の差が歴然…!墜ちなさい…アナトォ!!」

    アナト
    「ぐあっ!」

    リリウム
    「ネオニダス様も、人が悪いお方です。アナトを…見殺しにする気ですか?ウフフフ…はあっ!」

    アナト
    「ああっ・・・!」

    銀翁
    「ふん…まあ見てるがいい。まだ大丈夫だろう?アナト。」

    アナト
    「この程度、王大人(ワンターレン)の狙撃に比べたら!」

    銀翁
    「そういうことらしい。」

    リリウム
    「っ!…どうあっても…私を怒らせたいようですね、アナト。王大人(ワンターレン)の名を出すなどと!」

    アナト
    「きゃあっ!・・・はあはあ…アナトは、ウォルコットの家を追放されて、ORCA(オルカ)の仲間達と一緒に、企業と・・・戦ってきました。もう、あの頃のアナトとは・・・違います!!」

    リリウム
    「これは・・・!ああっ!くっ・・・低速ミサイル・・・!…こんなにばら撒いて、行儀の悪い子…プライマルアーマーばかり削っても仕方がないのですよ!アナトォー!」

    アナト
    「・・・うああ!まだまだです…レイジングフレアが燃え盛るのは、まだ…これからです!」

    リリウム
    「きゃあっ!・・・ハイレーザー・・・!?しまった・・・これを狙っていたの!?…プライマルアーマーを回復させないと・・・」

    ナレーション
    「アナトはミサイルからマシンガンに切り替え、プライマルアーマーを回復させない。その丸裸の状態で、強力なハイレーザーを被弾し続けることは・・・言う間でもない・・・。」

    アナト
    「従姉様。本当にあなたは変わられました。以前の従姉様なら、この程度の戦法に呑まれることなど無かったでしょう。アナトは…AMS適正は確かに低いです。…ですが、それを補う強さを身につけました。」

    ---段々と追い詰めるアナト

    リリウム
    「ああっ!…これは…私が…負けるというの…!?アナト…あなたなんかにぃ…!!」

    アナト
    「リンクスとして、ひたすらに強くあろうとしたアナトの燃え盛る炎…この怒りの炎は弱き自らへの戒め…もう、あなたのアンビエントは、音色を奏でることは・・・ありません!!」

    リリウム
    「・・・っ!うあああああ!」

    アナト
    「さようなら、リリウム。あなたと過ごした日々…楽しかっ…た。」

    --泣き崩れるアナト
    ---間

    銀翁
    「アンビエントの撃破を確認。…おぉ、自らを高みに上げるために従姉妹を手にかけるか。…辛いな…アナト。だが、それは純粋な強さを求める戦士の宿命。お前はもうウォルコット家の少女ではない。」

    アナト
    「ネオニダス…さ…ま…」

    銀翁
    「お前はもう…一人の、戦士だ。」

    アナト
    「…はい…」

    --涙を拭うアナト

    アナト
    「ああ・・・これで私は・・・リリウムを超えた!ウォルコット家を…乗り越えた!!」

    銀翁
    「アナト、よくやった。」

    ---間

    銀翁
    「残りはランドクラブの鉄屑だ。彼らに任せよう。・・・これより最深部へ突入する。」

    オッツダルヴァ
    「待たせたな。」

    有澤
    「新機体ゆえ、テストの相手をしていて遅れてしまった。すまんな。」

    銀翁
    「…オッツダルヴァか。話は聞いとるよ。そうか、やはりテルミドールは死んだか。状況がそれじゃなかったら、お前さんをぶん殴っているところだが、そうも言ってられん。」

    オッツダルヴァ
    「フン、私は自分の責務を果たしたまでだ。」

    有澤
    「そこまでだ。今は、エリア内の制圧が先だ。」

    銀翁
    「うむ、頼んだ。」

    ---BGM Remember

    有澤
    「やれるな?」

    オッツダルヴァ
    「誰に・・・言っている?」

    有澤
    「よし…来い、鉄屑共ぉ!焼き払ってくれるわぁ!」

    オッツダルヴァ
    「・・・ほぉ、この機体、意外と軽いな、"飛龍"か・・・これなら・・・いける!」

    ---ARMORED CORE for ANSWER~ラストリンクス中編へ続く…


    ~上演された方へ~
    よろしければコメントに演じてみた感想、意見、アドバイスなど頂ければ幸いです。筆者の気が向き次第更新しますので、気まぐれに覗いてみたら変わっているかも。


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