《霊剣山》原作視点から西澤監督のインタービューを見てみる
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《霊剣山》原作視点から西澤監督のインタービューを見てみる

2017-03-27 16:00
    追加説明シリーズをご清覧になった方ならご存知だと思いますが、2期から参加なさった西澤監督の手によって、アニメは原作小説とだいぶ雰囲気の違う作品になりました。本来はアニメ化されたら、こうなるのも自然で、原作厨としては愚痴を避けられないとはいえ、面白ければいいとは思っています。
    しかし、ツイッターで霊剣山の情報を漁っている間、アニメディアに載っている西澤監督のインタービューの情報も少し手に入れて、なんと原作は小虎を殺したという話になったそうで、これはさすがに気になって、アマゾンに寄せてもらいました。では、原作を片手にして、監督のインタービューを見てみましょう。

    2期は村を救うのがポイント?
    確かに智教編だけ見れば、ここは自分の故郷を救って、家族に憂いなき生活を用意しておくことがポイントです。しかし、ストーリー全体から見ると、詐欺師、愚民への憎悪、まるで共産党のような手段は王陸の正体に関する伏線で、智教方式と王陸が見せた手段は終盤まで影響を与えることです。原作はこれらを配慮して、王陸の情をチラ見せして、彼の智謀、決意にポイントを置きました。何度も言いましたが、王陸の人情の薄さは伏線です。

    人間ができることは人間に任せる?
    監督は人間ドラマにしたいそうです。そのせいで、原作で法術で一瞬出来たところは、どんどん人間の労働シーンに改変されて、修仙要素がどんどん削られました。これも全体から見たらどうかと思いました。
    物語の冒頭、1期の昇仙大会から、仙俗の格差は激しいと原作で何回も言及されましたが、どれくらい激しいか、俗世に降りた智教編はそれを描く良い舞台、そして恐らく唯一の舞台になります。なぜなら、修仙ものなので、登場人物ももちろんほとんど修士で、一般人との交流は極めて少ないからです。
    これは、どうしてみんな修仙に憧れるのか、という質問に答えるためでもあれば、終盤まで続く、修仙、仙人とは結局何かと答えを出すまで、ギャップを作っておくためでもあります。

    王陸の存在は超然
    これについて、監督の理解は至って正しいです。すべては王陸の正体のせいです。で、ここまで読んで、あれはもう手加減したのかよ、って思いましたw

    原作側、原作サイド
    文脈からすると、これはマンガやアニメの中国側の話で、原作者、小説のほうの話ではないと思います。アニメはマンガ版に基づいたものですが、私がいう原作は原作小説のことを指しているので、これは気をつけないとですね。

    原作でもさすがに小虎は殺していない
    これは監督のとんだ勘違いです。原作小説では、小虎を尋問して、連絡役の存在を知って、連絡役を捕まえに行ったら、小虎についての描写はもうありませんでした。それからは連絡役を尋問して、何昀たちの居場所を吐かせて、気づいたら冷たくなっていると、連絡役を殺してしまったという描写はありました。監督は恐らくこれを見て、小虎も一緒に殺してしまったのでは、と判断されたでしょう。
    しかし、小虎はちゃんと生きています。なぜなら、王陸が何昀たちをやっつけに村を出た後、小虎は態度を一変して、王陸の家族を村人から守るようになったと、あとで出てきた村人の会話にきちんと書いてあります。そのせいで、王陸の妖術にでも惑わされたかとまで疑われました。さらにその後、小虎家の屋敷をわざと壊して、あれだけの悪事をしたから、これくらいいいだろ、みたいな描写もありました。小虎本人を殺してしまっていたら、さすがにこうは書きませんよ。
    制作陣は小説も確認しているはずですが、もしマンガだけ読んだら、小虎が生きていることを示唆する細かいシーンはもちろん省略されたので、それで勘違いなさったかもしれませんね。
    王忠の時も、村長の時も、王陸は口が悪くて冷酷だけど、凡人だったころの知人に対してはやはり手加減していますよ。

    監督が見せたい人間ドラマと原作と両立しにくい
    監督の好みで人情、人間くさいところをどんどん増やされましたが、終わる時は原作基準に戻さねばならないので、激しい違和感が発生してしまいました。こういうギャップが面白いと思う人もいますが、ツイッターのコメントを見れば???の人も少なくないですね。一言言わせてもらえば、どうせやるなら、もう最後までやり通してもらいたかったです。それでしっくりくるし、原作なんか捨てて、ベータ世界線の同人作品にして見られたかもしれません。まあ、大人の事情もあるし、現に賛否両論だし、よしとしましょうか\(^o^)/
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