【歌詞翻訳】雙城記 City of Sadness - 滅火器 Fire EX. × 林夕
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【歌詞翻訳】雙城記 City of Sadness - 滅火器 Fire EX. × 林夕

2019-11-16 07:17
  • 8

台湾バンド滅火器さんと香港有名な作詞家林夕さんと共同で作った新曲『雙城記 City of Sadness』。この曲は滅火器さんが今年3月に作り始めて、本来は1949年の台湾の背景にして歌詞を作る予定でしたが、6月に林夕さんと会って、コラボしてもらって、偶然にも現在の香港事情が70年前の台湾と非常に似てきたので、香港の現況にも当てはまるようになったという。


滅火器 Fire EX. X 林夕 - 雙城記 City of Sadness
https://www.youtube.com/watch?v=ERZboYStq0w


北京語歌詞:

《雙城記 City of Sadness》
 
無辜的人 / 昨天已犯了明天的罪
​有心的人 / 原罪是沒本事諂媚
​無臉的人 / 受不起被餵飽的恩惠
​有夢的人 / 再也沒有自由閉嘴
 
​漂白了城市的淚 / 煙霧不必再催
​螻蟻只有汗水 / 歷史總在輪迴
哪裡沒紀念碑 / 哪種悲情更悲
 
​他們用彈藥回答 / 不中聽的喧嘩
​寒蟬只能 / 在沈默中爆發
冷血是冷血者的大麻
​熱血讓熱血者 / 走到偏地開花
 
​他們用黑手打壓 / 赤裸裸施行家法
​我們用流水 / 變成盔甲
無恥逼迫出無畏的人
在權威之下 / 無權說害怕(我們無權害怕)
 
少年人渺小 / 因而偉大
​就看誰更快崩塌
​白色恐怖最怕光明正大
​老大何時才長大


日本語訳:

『二都物語 傷心の都』[1]

罪のない人 昨日にすでに明日の罪を犯してしまった[2]
良心を持つ人 その原罪は媚びるのが下手
顔を持たない人[3] 施しを受けるのは性に合わない
夢を持つ人[4] 黙り込む自由はもうない

都市を漂白した涙 煙霧はもう催す必要はない[5]
虫けら[6]は汗を流してばかり 歴史は輪廻で何度も繰り返す
どこに慰霊碑がない? どの悲劇のほうが悲しい?

彼らは弾丸で答える 耳障りの喧噪に対して
寒くなったらセミ[7]は 沈黙の中で爆発するのみ
冷血は冷血な者の大麻[8]
熱血は熱血な者を[9] 一面に開花させる[10]

彼らは黒手で弾圧し 赤裸にケジメをつけさせる[11][12]
私たちは流れる水を[13] 甲冑にする
恥知らずの迫害は、怖いもの知らずを生み出す
権威の下 怖いと言う権利もない/権力を持たない者は怖いと言っている
(私たちは怖いと言うことは許されない/私たちは怖いと言うべきではない)[14]

若者は矮小 だから偉大である[15]
どっちが先に崩れるのを見てみろ
白色テロは正々堂々を一番恐れている[16]
ビッグブラザーは何時成長する?[17]


[1]タイトルの「二都物語」はもちろん、例のフランス革命前後のロンドンとパリを舞台にして、あの残酷な世界を描いた有名な小説が由来です。そして、1990年中国に主権譲渡される前香港にも同じタイトルのミニドラマがあって、中国返還直前の香港の葛藤を描いたものです。

[2]共産中国でよくあること。法の不遡及に違う一方、自由の萎縮の喩えでもあります。

[3]元台湾民進党主席施明德のご令嬢、ひまわり学生運動の活動家の施蜜娜さんが書かれた台湾とご家族の歴史についての著作『沒臉的人—關於我不想被遺忘的台灣史』(顔のない人-忘れてほしくない台湾史について)が由来かと思います。顔のない人とは、白色テロ時期の名も無き被害者と加害者のことです。

[4]今回香港の反送中デモでは、特にデモに参加することの隠語として、「夢を見ること」が使われています。余談ですが、5年前の雨傘運動では、オキュパイセントラルの主張者の影響で、一時期は「宴会に出席すること」がデモ参加の隠語でした。

[5]この半年香港の町中でよく見られる催涙煙(催涙ガス)が入っており、敢えて動詞を交換したような2文です。普通漂白したのは煙で、催したのは涙ですね。

[6]​本文は「螻蟻(ろうぎ)」、虫けらのことですが、下賤の民の暗喩でもあります。

[7]本文は「寒蝉(かんぜみ)」、寒くなって鳴かなくなった蝉のことです。転じて、脅かされて声を出せなくなった様子とその人のことです。四字熟語で「噤若寒蝉」があります。

[8]「冷血」は冷酷、残酷なさま。残酷な行為は冷酷な人の麻薬で中毒するぞって意味ですね。

[9]「熱血」は鮮血、犠牲になった人の血。そして、情熱を持ち、夢を持つさま。

[10]本文は「遍地開花」。社会運動でよく使われる言葉で、香港全域で運動が展開する様子を言います。

[11]「黒手」と「赤裸」は、色の入った対句で敢えて翻訳しませんでした。黒手は黒幕、魔の手という意味で、赤裸は赤裸々のことで、恥じる・怯えることがないさま。

[12]本文は「施行家法」。家法とは一族の掟、またはヤクザの掟のことです。ここは、まるで組のケジメや教育のように、私刑を堂々と行うことを言っています。

[13]今回香港の反送中デモでは、ブルースリーの「水になれ」という言葉が最高指針になっています。つまり、何もかも臨機応変で柔軟で対応するのが大事ってことです。

[14]この2文は解釈によっては2通の意味が出てきます。「無権」はふつう権力・権利を持たないことですが、慣用表現としては、その権利がないからそれが許されない、そうすべきではない、するもんか、みたいな意味合いにもなります。

[15]無力ながら精いっぱい抵抗するから偉いです。

[16]白色テロは国家権力を持った統治者が制度や社会的優位など利用して、政治的敵対勢力や平民を迫害することです。台湾にも戒厳時期という白色テロ時期があったし、香港はまさに現在進行形です。

[17]本文は「​老大」、恐らく全体主義国家の統治下の恐怖を描いた有名な小説『1984』に登場するビッグ・ブラザーのことで、つまり政権、権力者の暗喩です。権力者は何時成長して、こういう悲劇にしかならないことをやめるのでしょうか。



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4週間前
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>>1
いいですよ。注釈が色々必要な下手な翻訳でしたけどw
4週間前
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>>2
実はその日私はカツキさんの訳文を参考して、もう一つの歌詞の訳文を作りました。
もしよかったら見てくれませんか?
3週間前
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>>3
お?どれどれw?
3週間前
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>>5
あっ、文法ミスがそこそこありますけど・・・(;・∀・)
3週間前
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>>6
やっぱりですね (^_^;)
そのミスの所を教えてくれませんか?
3週間前
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>>7
いや、説明なしに間違えたよってただ指摘するのは自分のポリシーに反するけど、いざ細かく添削するとあまりにも時間かかるから、遠慮させてください(;・∀・)
3週間前
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>>8
そうですね、文章を見て直すのに大変時間がかかりそうですね
無理矢理でお願いして失礼しました。
3週間前
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