スクリューパイルドライバー
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スクリューパイルドライバー

2019-12-08 09:32




    毎週土曜日に紹介してたスクリューパイルドライバーのコーナー


    ・・・・・・・4カ月もサボって正直すまんかった
    でもこれにはちゃんとしたワケがあるんです
    あそぶのにいそがしかったんだ
    そーいうことだから許してね




    ・・・・・・・さぁぁぁぁぁ!(;゜Д゜)ノ
    みんなからAK-47のフルバースト射撃をくらう前にさっさと紹介ぃぃぃ!
    今回とりあげるお話はこちらぁぁぁぁぁ!




































    辰夫に会うのは半年ぶりだった。
    僕のコインの表がでて、辰夫が車を運転することになった。
    しかし、辰夫は帆船のウィスキーをロックで飲み始めた。

    「やっぱり 今夜は僕が運転するよ」

    そして僕は辰夫の車のキーをあずかった。




    だいたい辰夫が飲みたいというときは、なにか特別な話があるときだ。
    僕はライトビールを飲みながらその話を待った。
    しかし 辰夫の話は卒業の年、いっしょに行った九州のドライブ旅行のおもいで話だった。


    僕は辰夫の二年前の話にあいづちをうち、右手でかってにおもいでのアルバムをめくった。
    二年前は僕が由美と。
    そして、辰夫がサリーとつきあっていた頃だ。



    辰夫のガールフレンド
    175cmの沙織を、僕たちは「ノッポのサリー」と呼んだ。
    辰夫とサリーの車をよく街でみかけた。




    しばらくの後、僕と由美がわかれ
    辰夫もサリーと・・・・

    僕はライトビールからcokeに変えた。




    結局 辰夫の特別な話はなかった。
    辰夫は、ボトル2/3の切符で夢の航海に


    「さぁ おくっていくよ」

    「京、 辰夫くんの荷物だ」

    それは紙袋いっぱいの青りんごだった。





    そのとき、ふと僕は
    辰夫が今夜はなしたかったのはサリーのことではないかと思った。





    アイドリング3分
    辰夫は、小さないびきをかきはじめていた。






    めいっぱいに下げられた辰夫の車の助手席
    いまでも サリーの指定席だ



               (    ハートカクテル vol.95 サリーの指定席 - YouTube     )







































































    (絵本をうつしてるかのようなアニメ それがハートカクテルです
    ほとんどが静止画の一枚絵を長時間うつして
    たまにアップや クロスフェードをするくらいのもので
    動きのあるシーンだって一枚絵がすこしかわるだけ
    非常に簡素なアニメです



               

    アニメーション部分も
    公園の池のきらめきや 夜の街の街灯のきらめきくらいのもの
    効果音もコーラがはじけるシュワワーって音くらいのもの

    でも
    ほとんどアニメ―ションもしないアニメだとばかにして見てたのに
    いざ見てみれば
    こまごまとした所、ちゃんと動いてるし
    ここぞってとこで効果音だしてて感動
    全然できないヤツと見せかけて アンタちゃんとやってるやん
    そんな印象をもたせるアニメです
    (たしかにアニメーション部分すくないし 効果音もわずかだけど
     そのかわりその一つ一つに手間暇がかけてあって 高級感ただようんです
     ただの絵本アニメとばかにしてたわりにさりげなく 海の波がアニメーションしたり 
     ビールの缶のフタあける音ひとつとっても なんだかやけに高音質で普通のアニメとなんかちがう
     そんなふしぎな魅力がこのアニメにはあります )

     

    今のアニメのように
    常にすべて動きまくってるアニメとちがい
    ハートカクテルは全然絵がうごかないですが

    ほとんど動かないアニメだからこそ
    そのシーンにわざわざチョイスした静止画に 深い意味がわいてくる
    絵が一枚一枚きりかわるのを味わってみるようなたのしみがあるように思います


    絵なんてべつに
    かならずしもコンマ1秒ごとに動かなきゃいけないってわけじゃない
    べつにとくに意味ないシーンなら休んで
    ほんとに意味あるシーンまで止まってればいい

    それを地でいったハートカクテルはすばらしーともいます


                

    彼からウィスキーへピントが変化するシーンをみるとゾクッとします
    そこにカメラマンがいるわけでもないのに
    レンズの焦点いじったみたいな演出をわざわざするんです

    こんな手の込んだことする必要ないのに
    ちゃんと文章にあわせて、話の焦点となるボトルにピントが合うのがすごい
    ほとんどテレビドラマに近いです このアニメは













    昔のおもいでをなつかしく 愛おしくおもった哀れな男が
    友をつかって
    青りんごをつかって
    ウィスキーという夢の航海をつかって
    あのときあのひととのドライブを再現しようと
    わざと友達をよびよせた

    彼にとってbarで話すことなど どーでもよかったのです
    もんだいはその後



    彼がほんとにしたかったのは友達に運転させること
    自分の分身になってもらうこと
    そしてあの日の夢をみること

    青りんごをサリーに見たて 運転を京にかわってもらって
    あのころの昔話でもして酒のんで寝ころべば
    ひょっとしたら
    あの頃、彼女とドライブしたひとときを疑似体験できるかもしれない

    そんな一瞬を再現してほほえみたかった
    涙したかった
    それだけのために辰夫は友だちを呼んだのです
    そんな都合よく見たいゆめなんて見れるわけないのにね


    barでくずれるように寝てる辰夫の寝姿
    そこにこのアニメがつたえたかった事がつまってるともいます




    わずかな幻想にすがる哀れな彼に どうか願わくば
    あの頃の夢が訪れますように            )


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