SCP財団(SCP Foundation)をざっくり短く解説してみる
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SCP財団(SCP Foundation)をざっくり短く解説してみる

2018-04-07 22:38
    最近自分の中でSCP熱が再燃してきたので、せっかくだし知識を取り入れてる今のうちに整理も兼ねて手短な解説をしてみようと書き始めた次第。

    1, そもそもSCPとは?

    まずSCP財団、という組織は実在しない。海外のホラー、オカルト好きのネット民がオカルト系の掲示板内で始めたおふざけがどんどん流行って規模がでかくなり、いつの間にか「財団」という設定を持ったサイトが出来上がってしまったというカラクリだ。

    当初はネット掲示板で「様々なホラー画像にいかにも怖い設定を勝手に考えて付け加えてみよう」という遊びに対し、一人のユーザーが日本の彫刻家が作った不気味な作品「無題 2004」に「SCP-173」という名前と「これはSCPという特別な財団が確保、収容、保護している存在だ」と細かく設定を付け加えたのが発端だった。

    そこからこの様式を真似る人が続出した結果、今では海外だけでなく日本でも密かなブームとなって「都市伝説図鑑」とでもいうべきサイトに発展した。

    SCPというワード自体は「Secure(確保)、Contain(収容)、Protect(保護)」の頭文字で、常識では考えられない超常現象や生物、物体などを管理する財団という設定になっている。財団の管理下に置かれたものは「オブジェクト」と呼ばれ、基本的には「SCP-XXX(Xは数字)」と言った具合に番号と後述する「オブジェクトクラス」が与えられる。

    これらはサイトを利用するユーザーが自分で考えて投稿が可能で、なおかつ他人が評価を押すことも可能。もし低評価が目立てば削除されてしまい、常にクオリティの高いSCPオブジェクトが更新されている。

    2, オブジェクトクラス
    SCP財団で収容されているオブジェクトは全て「取り扱いやすさ」によってクラス分けがされている。主なのは以下の3つ

    1. Safeクラス
    • 完全に取り扱い方法、収容方法が確立されており、やらかしたりわざと刺激しなければ人畜無害な物。これはオブジェクト自体危険じゃないのではなく、別に大量破壊兵器だろうが管理がちゃんとできるなら立派なSafeである。
    2. Euclidクラス
    • 一応ちゃんと使えるけどまだバグが多くてなんかあったらヤバいかも、という最もよく目にするクラス。このクラスのオブジェクトには脱走を企てたりするものもチラホラ。
    3. Keterクラス
    • もう収容とか無理、抑えるのに必死、もし財団いなかったら世界が終わる、宇宙やばくなるレベルの物がこちら。全部が全部宇宙レベルではないものの、人類の文明を滅ぼしたり乗っ取ったり歴史を改変したりとチート級のオブジェクトが勢ぞろい。
    他にも機密レベルの高いクラスが存在するがここでは敢えて割愛しよう。また、クラスは変動することもあり「Safeだと思ってたテディベアのぬいぐるみが殺人鬼だったので飛び級でKeterになりました」なんてことも。

    3, SCP財団サイトの読み方
    もしこれを見てSCPのサイト覗いてみようかな、と思った方はまず堅苦しい文書やらが目に飛び込んでくる事だろう。中には「これ以上の閲覧はパスコードが必要です」だの「レベル4のセキュリティクリアランスが必要です」だの焦らせるような記述も見かけるが、もちろん演出。実際全員100%読める内容なのでご安心を。

    では有名なオブジェクトを一つ例にとりどのような内容構成なのかを見ていこう。
    SCP-173をサイト内から抜粋。
    これはSCPの数千とあるオブジェクトの中でも一番有名な「SCP-173」通称:The Sculpture - The Original(彫刻ーオリジナル)の文書だ。

    文書はどのオブジェクトも一番上に「アイテム番号」と「オブジェクトクラス」が書かれており、その下にはどう取り扱えばいいのかという「特別収容プロトコル」そしてオブジェクトの概要を示す「説明」が記載されている。このオブジェクトは文章が滞りなく読めるが、オブジェクトによってはわざと歯抜けの文章にして機密だよ感を高めてみたり、「ここから先は上位職員でないとアクセスできません」と書いてヤバい情報なんだぞという演出に拍車をかけてみたり色んな創意工夫がなされている。

    初めてこの記事を観た人は予想以上にしっかり設定が創り込まれている事に驚く事だろう。実在しないオカルトを妄想し、そこにリアリティ溢れる設定をたくさん盛り込んで皆と共有できるのがこのSCP最大の魅力であると僕も思っている。

    このオブジェクトは最初に作られたSCPなのでシンプルだが、中にはプロの脚本家なのか?と思わせる超濃密な文書を作っている輩まで存在する。かなり長文で堅苦しいだろうがその全てを理解できた時の快感はそこらの都市伝説の114514倍味わえるはずだ。ニコニコ動画やYoutubeで調べるとSCPを解説している動画がわんさか出てくるのでそれを見て楽しむのも良いだろう。

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