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  • 庭について:その67(1,739字)

    2024-03-01 06:0019時間前
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    今気づいたのだが、「桂離宮」と「千利休」は、字や意味は全く違うけれども、ともに同じ「りきゅう」である。「りきゅう」という語感は、庭と深い縁があるのかもしれない。

    「離宮」は「皇居の別に設けられた宮殿」という意味だ。つまり桂離宮は天皇の別邸だった。ただし「離宮」と呼ばれるようになったのは明治になってからで、できた当時は「別業」と呼ばれていた。別業とは別荘という意味である。桂にある天皇の別荘なので、「桂別業」というわけだ。

    桂離宮が建てられたのは17世紀の初頭、1615年頃、つまり江戸時代に入ってすぐの頃である。場所は、京都の西に流れる桂川の、やや上流の西岸沿いである。
    昔は、鴨川と桂川のあいだがいわゆる「都」で、川を渡るとそこは「郊外」とされた。桂離宮は、その桂川を渡った外側にあるので郊外である。

    桂離宮のある場所(京都市西京区桂)は、それ以前から貴族の別荘地として有名だった。郊外から京都の
  • 1994:その5(1,909字)

    2024-02-29 06:004
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    1994年の若者を象徴するものといえば、まずは「ルーズソックス」である。次に「渋谷」であり、「援助交際」だ。「テレクラ」ブームもあった。いわゆる「女子高生ブーム」だった。渋谷の街をルーズソックスの女子高生たちがポケベル片手に闊歩していた。

    1994年に17歳ということは1977年生まれである。小学生の頃にバブル社会だったが、中学になってそれが弾けた。そして高校生になる頃から、経済がおかしくなり始める。
    この世代は「ポスト団塊ジュニア」とも呼ばれる。団塊ジュニアの少し後に生まれた世代だ。1975年から1981年生まれくらいを指す。

    なぜこの世代の子供たちは「絶望」していたのか? それは、バブル崩壊で経済が落ち込んだということ以上に「学校が完全に崩壊していたこと」が大きい。
    日本の学校(教育)には、潮目が180度変わった巨大な転換点がある。それは「金属バット殺人事件」だ。

    1980年11月、受
  • [Q&A]集中力がないときはどうすればいいか?(1,610字)

    2024-02-28 06:001
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    [質問]
    頭が良く人格も優れていて、なおかつマネタイズが上手な人とはどういう人だと思われますか? 岩崎さんのご意見をお聞かせください。

    [回答]
    頭が良い人、マネタイズが上手い人に、「人格が優れている人」はいないですね。そもそも「頭が良い人」というのは「価値判断が正しくできる」ということであり、価値判断が正しくできると、いわゆる「人格が優れている」というのは「合理的な生き方ではない」ということが判断できます。

    そもそも、「人格が優れている」というのは正しくない生き方なのです。例えば、頭が良くて正しく価値判断ができると、「この世界には生きる価値がない人がいる」ということが分かります。しかし、人格が優れていると、その判断ができません。

    ですので、人格が優れているというのは、頭が悪いということでもあるのです。実際、人格が優れている人というのは、頭が悪い人に多い印象があります。そのため、彼らはたと