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  • 生きるとは何か?:その3(2,022字)

    2021-09-28 06:008時間前
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    メタ思考は、どのように持てばいいのだろうか?
    それは、とことんまで考える――ということだ。

    例えば、子供が事故死して、悲しいとなる。
    そこで、ほとんどの人は、その悲しさに身を任せる。これでは不幸のままである。

    メタ思考というのは、その悲しんでいる自分を、客観的に見るということだ。そして「なぜ悲しんでいるのか?」と考えることだ。それが、メタ思考の第一歩だ。
    つまりメタ思考とは、「なぜ○○なのか?」を考えるということである。しかも、徹底的に考えることだ。

    例えば、「自分はなぜ悲しいのか?」と考える。すると「それは、子供が事故死したからだ」となる。そこで、今度は「子供が事故死すると、なぜ悲しいのか?」という問いを投げかける。

    ところが、たいていの人は、まずここで嫌になる。
    「そんなことを考えても仕方ないだろ! 悲しいものは悲しいんだよ!」
    「子供が事故死して悲しいのは当たり前だろ! そんなことも
  • 好きなことを見つける方法:その18(1,573字)

    2021-09-27 06:00
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    その人の生い立ちを聞けば、その人のことが分かる。

    それは、人間というのは3歳までで、脳のOSが構成されるからだ。そして、その0Sに則って、生涯にわたって思考したり行動したりする。だから、その人のOSを知れば、その人の思考パターンや行動パターンも読めるようになる。そしてその人のOSを知るには、その人の生い立ちを聞くのが一番というわけだ。

    では、その人の生い立ちはどのようにOSに反映されるのか?
    その人の生い立ちで重要なのは、その人が「聞いた言葉」と「見た景色」である。この2つで、OSはほとんど決定される。

    では、「聞いた言葉」とは何か?
    それは、日本語や英語といった言語そのものではない。その人の近くにいる大人の――特に親の、「言葉との距離感」だ。親が言葉とどうつき合っているか――がその人のOSとしてインストールされる。

    例えば、親が言葉を丁寧に扱っていたら、その人も言葉を丁寧に扱うようになる
  • マンガ界の庵野秀明は誰か?:その2(1,666字)

    2021-09-24 06:00
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    庵野秀明は、創作物のパロディ――すなわち二次表現を一つの技法(芸術スタイル)にまで昇華させた。

    それまでにも真似る(盗む)というのは多くの人がしていたが、だいたいは元ネタとの関連性をむしろ消そうとした。それがピカソが言う「すぐれた芸術家は真似る。偉大な芸術家は盗む」というものだ。
    つまり、偉大な人は盗んでいたのだ。しかし庵野秀明は、「盗む」のではなく「真似る」ことをむしろ前面に押し出した。それを連続させることで、初めて「偉大」の域に達した。

    これは、庵野が世界初の「オタク世代」の代表であり、浴びるようにコンテンツを吸収してきた生い立ちがあるからだろう。1950年代後半に生まれたいわゆる「オタク第一世代」は、ありとあらゆるコンテンツが生活の中に溢れる環境で生まれ、それをほとんどストレスなく吸収しながら育ってきた。

    それが、新しい芸術領域を生んだ。近年、アニメやマンガでは「異世界もの」が流行っ