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記事 23件
  • [Q&A]なぜれいわ新選組を応援するのか?(2,057字)

    2019-07-17 06:00  
    110pt
    [質問]
    ハックルさんはヴィーガン思想について興味はありますか?
    自分はヴィーガンでは無いのですが、調べると皆さんとても毎日充実していて人生がアップグレートしているような感じがします。
    最終的にどこまで広がると思いますか?
    [回答]
    ヴィーガン思想は今、危機に瀕していると思います。特に、動物性タンパク質を食べないというのは健康を著しく害するので、有名なヴィーガン思想の人が隠れて魚を食べ炎上した、というできごとがアメリカであったりしました。
    ヴィーガン思想は多様なので単純な定義は難しいのですが、そのうちの一つに「動物を殺めない」というのがあります。動物を殺めないから植物を食べるというわけですね。ですが哲学的な疑問としては「植物もまた命があるからそれを殺すのはいいのか」というのがあり、その場合に「動物には痛みがあるが植物には痛みがない」という反論が為されるのですが、しかし「植物に電気信号的な痛

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  • お金をかけずにたった三ヶ月で知的生産性を爆発的に飛躍させる方法:その30(1,958字)

    2019-07-16 06:00  
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    食事は人生の基盤なので、何をする上でもだいじであるが、頭をより良く使うこと――つまり知的生産性を高めることについても、当然のように一つの鍵となってくる。知的生産性を高める食事においては、取り分け「糖質の摂り方」がだいじだとされる。なぜかといえば、脳というのは糖分をエネルギーとして働くので、糖質が不足すると脳の機能も当然のように低下してしまうからだ。脳の機能を高めるためには、効果的な糖質の摂り方がだいじになってくる。ただし、現代において糖質は、なかなか厄介な存在ともなっている。なぜなら都市生活や頭脳労働が一般的になったため、多くの人間が運動不足に陥っているからだ。また、食事そのものも安価にまた大量に供給されるようになったため、人々が糖質を摂取することのハードルが極端に下がった。糖質の多い食事が、いつでもどこでも摂れるようになったのだ。さらに、現代生活のストレスで食事の量が増えてしまう人も少な

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  • 動画——その魅力の底知れなさ:その2(2,223字)

    2019-07-15 06:00  
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     動画の歴史は19世紀末に始まった。その頃、アメリカで「ギャロップする馬は、四つの足を全て宙に浮かせている瞬間があるか?」という論争が湧き上がった。肉眼では確認できなかったので、エドワード・マイブリッジという写真家が撮影を試み、それを確かめることとなった。
     そこでマイブリッジは、写真機を改良してギャロップする馬の連続する12枚の写真を撮ることに成功した。すると、ギャロップする馬には全ての足が宙に浮いている瞬間があることが分かった。こうして、長年の論争にようやく終止符が打たれた。
     ところが、この連続写真は思わぬ副産物を生み出した。一連の写真を点滅させながら展開させると(つまりパラパラ漫画のようにめくっていくと)、まるで実際に走っているように見えたのだ。いわゆる「動画」になっていたのである。
     そこでマイブリッジは、「ズープラクシスコープ」という回転する的のような機械を作って、その動画を誰

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  • 動画——その魅力の底知れなさ:その1(2,513字)

    2019-07-12 06:00  
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     みなさんは、「動画」をご存じだろうか?
    ――というのは、もちろん愚問だろう。言うまでもなく、ご存じだろうからだ。今の世の中で、動画と触れ合わないで生きるのはほとんど不可能に近い。
     しかしながら、「ではなぜ我々はこれほど動画を見てしまうのか?」と問われると、どうだろうか?
     もちろん、「面白いから」「興味があるから」「暇つぶし」など、答えは即座にいくつか思い浮かぶはずだ。しかしながら、それらはどれも「本質的な答え」になっていない。
     というのも、今の世の中には他にも「面白いもの」「興味があるもの」「暇つぶし」がたくさんある。それにもかかわらず、我々は動画だけを選択的に、集中して見てしまうのだ。
     実は、我々の生活の中に占める動画の割合は、今なお増え続けている。そして上記の答えは、それへの説明にはなっていない。
     動画というのは、文化としても産業としても、今なお例外的な拡大成長を続けている

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  • 子どもたちに伝えたい「仕事がなくなる時代」のドラッカーのマネジメント:第10回(2,233字)

    2019-07-11 06:00  
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    そもそも「経営」とは何か?
    まずいえるのは「何か(個人・組織)を営むこと」である。特にそこでは、「健全に営む」ということが求められる。
    なぜなら、経営の目的の一つは「継続」だからだ。すぐに終わってしまうのではなく、長く続くように心がける。
    すると、自然と健全である必要が出てくる。なぜなら、不健全なものというのは何事もなかなか長く続かないからだ。
    さらに、何かを継続的に経営するためには、そこに何らかの「成長」がなければならない。なぜなら、あらゆることはただ継続しているだけだと停滞を招く。そして停滞は、やがて継続を阻害する。
    停滞を避けるためには、何らかの変化がなければならない。それも正の変化がなければならない。それは何かというと「成長」である。だから成長が必要となってくるのだ。
    ただし、ここでいう成長は必ずしも「大きくなること」ではない。そうではなく「良くなること」がだいじだ。
    つまり、何か

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  • [Q&A]瞑想について(1,931字)

    2019-07-10 06:00  
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    [質問]
    瞑想についてどのようにお考えでしょうか? 
    集中力の鍛錬、頭の整理・休息といった意味で取り組むことがあるのですが、なかなか長続きしません。また、おすすめの本があればご紹介いただけないでしょうか?
    よろしくお願いいたします。
    [回答]
    ぼく自身、瞑想に意識的に取り組んだことはありませんが、瞑想をしたことはあります。29歳で離婚した直後、人生があまりにもつらかったのですが、その時期に絵を描いていました。すると、絵を描き始めて20分くらいはいろんな妄想が沸き上がってきてとても苦しくなるのですが、それを過ぎると平静が訪れて、心がとても穏やかになるのです。とても落ち着いて、いい気分でいられました。それは、絵を描き終わってからもしばらく続き、おかげでだいぶやすらぎが得られたのです。
    ですので、絵を描くのがいいと思います。しかし絵以上に、おそらく塗り絵の方が効果があると思います。上杉忠弘さんと

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  • お金をかけずにたった三ヶ月で知的生産性を爆発的に飛躍させる方法:その29(1,686字)

    2019-07-09 06:00  
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    次に、知的生産性を高めるため「食」について見ていく。
    食というものは、これは言うまでもないかも知れないが、「知的生産性」と分かちがたく結びついている。というより、食は人生のほぼ全てを決定するといっていいくらいに重要なものなので、ゆめゆめ疎かにすることはできない。
    その前提で、ここでは特に食の知的生産性にかかわることについて、重点的に見ていきたい。
    食において、まず重要になってくるのが量である。特に、お腹いっぱいになるのを避ける――ということだ。
    これも言うまでもないことかもしれないが、お腹いっぱいになると、知的生産性は極端に下がる。だから、まずはお腹いっぱいにならないということが重要になってくる。
    お腹いっぱいになると、人は知的生産性が下がる。脳に血が回らなくなるので、眠くなるし、そうならないまでも、頭の働きが極端に鈍くなる。
    だから、お腹いっぱいにならないよう気をつけなければならないのだ

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  • ロスジェネ世代の救い方(1.851字)

    2019-07-08 06:00  
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    ロスジェネ世代とは、今だいたいアラフォーからアラサーの人たちである。彼らは、大人になったとき(2000年頃以降)には就職難だった。また疑似恋愛が花盛りで、恋愛や結婚を積極的にするという風潮もなくなっていた。
    そのため、正規雇用されず、また結婚もしていない人が多い。ところが、そうした中で仕事がどんどん減ったり、生活が苦しくなったり、孤独さが増したりと、社会の中で追い詰められてきている。
    そういう人が、かなりのボリュームいる。だから「ロスジェネ世代」と言われているのだ。
    ロスジェネ世代の中には、心の病を患ったり、ひきこもりに苦しんだりしている人も少なくない。そのため、これからどう生きたらいいのかというのは、彼ら自身だけではなく、一つの社会問題にもなりつつある。彼らをどうすれば救えるのかということが、社会全体の議論になりつつあるのだ。
    ところが、そこでどうすればいいかということの解決策はちっとも

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  • ぼくは安冨歩さんを応援したい(1,893字)

    2019-07-05 06:00  
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    安冨歩さんがれいわ新選組から参院選に出ることになった。比例区だそうである。
    ぼくは彼を応援したい。また彼のことをみんなにも応援してもらいたい。だからここに応援のテキストを書こうと思う。
    ぼくが安冨さんを応援する理由は、彼が国会議員になれば世の中は良くなると思うからだ。
    どう良くなるかというと、子供をめぐる環境が良くなると思う。そうして、子供と子供にかかわる全ての人たちの幸せが増える。だから、それは社会にとっていいことだと思うからだ。
    なぜ安冨さんが当選すると子供をめぐる環境が良くなるかというと、今は子供をめぐる環境が悪いからである。何より時勢に合っていない。
    しかし、多くの人がそのことに気づけないでいる。これは非常に由々しき問題だ。
    多くの子供たちが、今この瞬間にも人間性を破壊し続けられている。そして人間性を破壊されると、よっぽど特殊な能力を持っていない限り、大人になってから社会の中で居場

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  • 子どもたちに伝えたい「仕事がなくなる時代」のドラッカーのマネジメント:第9回(1,680字)

    2019-07-04 06:00  
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    例えば、昔は銀行に計算係というものがいた。そろばんを片手に、朝から晩までお金の計算ばかりしていた。
    そういう人は、計算以外のことをする必要がなかった。もちろん、計算のスピードや正確性の向上こそ求められ、その部分には改善の余地があったかも知れないが、しかしそれ以外のことはむしろしない方が良かった。なぜなら、その方が計算のスピードや正確性が増すからだ。それ以外のことは、他の人――経営者に任せれば良かった。計算係は、組織の「歯車」として機能することが重要だった。
    そのため、昔の会社員には「経営性」は必要なかった。むしろない方が良かった。経営性があると余計なことを考えるようになり、「歯車」の仕事に支障が出るからだ。それで、昔の会社員は経営について考えないようにしてきたのだ。
    そのやり方が、いまだに継続しているところもある。いまだに、会社員は経営のことを考える必要がないという考えを持っている経営者や

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