ハックルベリーに会いに行く
作り方の発明が必要だ(1,917字)
『シン・ゴジラ』を見ていて、あるいは『ジ・アート・オブ・シン・ゴジラ』を読んでいて強く感じたのは、何かコンテンツの大ヒット作品が生まれる背景には、「新しい作り方が発明されている」ということだ。『シン・ゴジラ』の映画制作は、そのまま新しい映画制作スタイルの発明であった。平たくいうと、映画の作り方をこつこつと発明していたということである。
これは『君の名は。』にも『この世界の片隅に』にも共通しているだろう。両作品とも作品作りを通して新しい作り方を発明できた。だから、それが作品にフィードバックし、あれだけのヒットにつながったのだ。
あるいは近年の映画だと、『ゼロ・グラビティ』や『マッドマックス』も新しい作り方を発明していた。それが作品に反映されて、面白さが増していたし、ヒットにもつながった。
さらにいえば、ディズニーやピクサーなども、ここ10年新しい作り方を発明し続けていた。映画を作ることそのも
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