• このエントリーをはてなブックマークに追加
世界的なプロダクトを生み出す日本の美的感覚:その70(1,849字)
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

世界的なプロダクトを生み出す日本の美的感覚:その70(1,849字)

2017-05-23 06:00
    『未来少年コナン』というのは、特別な作品である。よく「デビュー作にはその作家の全てが現れる」というが、それでいうと宮﨑駿のデビュー作である『未来少年コナン』には、文字通り彼の全てが現れている。

    宮﨑駿の映画の作り方の特徴として、「結末を決めずに作り始める」というのがある。絵コンテはおろか台本も作らないまま制作をスタートさせるのである。

    これは、映画においては宮﨑駿以外、国内、国外を問わず誰一人として採用していない方法だ。しかしテレビでは比較的一般的な方法でもある。テレビでは、台本や絵コンテを完成させないままスタートすることが少なくない。

    宮﨑駿が『未来少年コナン』以前に手がけたテレビシリーズ『アルプスの少女ハイジ』や『母をたずねて三千里』も、そういう作り方をしていた。そしてデビュー作である『未来少年コナン』も、シナリオや絵コンテを完成させないまま作り始めたのである。

    いや、それはもっと過酷
    この記事は有料です。記事を購読すると、続きをお読みいただけます。
    ニコニコポイントで購入

    続きを読みたい方は、ニコニコポイントで記事を購入できます。

    入会して購読

    この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。

    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。