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勉強力とは、すなわち哲学力だ。なんにでも好奇心を持ち、「なぜ?」と問いを発する(発し続ける)哲学力こそが、勉強力の源泉である。
しかしながら、ほとんど全ての母親は、すべからくこの哲学力を阻害しようとする。子供の阻害力を削ってくる。そうしてほとんどの子供が哲学力を失い、同時に勉強もできなくなる。
だから、勉強力を取り戻すには哲学力を取り戻す必要があり、それには哲学力を阻害した母親を否定する必要がある。勉強力を養うことを妨げた母親の教育を否定する必要があるのだ。
しかし、これが難しい。というのも、子供はすべからく母親を愛するように制度設計されているので、なかなか否定できないからだ。ましてや力のない子供時代は、母親の教育を否定しようがない。
しかしながら、ぼくは幸いにも幼い頃から母親を否定できた。そのおかげで哲学力を失うことなく今に至るのだが、しかしそれでも、母親を否定したことの罪悪感は小骨のよ
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