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お金と上手につき合うためには、一定の金銭感覚が必要だ。
そして、その金銭感覚にとって一番の弊害となるのは「友だち」である。
実は、お金と友だちはトレードオフの関係にある。お金が増えれば友だちが減るし、お金が減れば友だちは増える。植木等の有名な「だまって俺について来い」は、このような歌詞から始まる。
ぜにのないやつぁ
俺んとこへこい
俺もないけど 心配すんな
みろよ 青い空 白い雲
そのうちなんとかなるだろう
実際、お金がない人間にとって一番大切なのは友だちである。友だちがないと生きていけない。
しかしこれは、逆に言えば友だちさえあれば生きていけるのである。そのため、友だちが多ければ多いほど、お金を稼ぐことのモチベーションは下がる。お金が必要となる度合いが下がる。
そうなると、金銭感覚を研ぎ澄ませようがない。それは、もはや必要ないからだ。
かつて、多くの人々が貧乏であった。それも「絶対的貧乏
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コメント
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核心を突いたお話で納得しながら読んでいたのですが、
そもそも友達がいなかったところは吹いてしまいました。
岩崎夏海(著者)
>>1
自分でも思わぬ結果でしたが、一方で腑にも落ちました。