ハックルベリーに会いに行く
お金の話:第18回「友だちとお金の関係」(1,787字)
お金と上手につき合うためには、一定の金銭感覚が必要だ。
そして、その金銭感覚にとって一番の弊害となるのは「友だち」である。
実は、お金と友だちはトレードオフの関係にある。お金が増えれば友だちが減るし、お金が減れば友だちは増える。植木等の有名な「だまって俺について来い」は、このような歌詞から始まる。
ぜにのないやつぁ
俺んとこへこい
俺もないけど 心配すんな
みろよ 青い空 白い雲
そのうちなんとかなるだろう
実際、お金がない人間にとって一番大切なのは友だちである。友だちがないと生きていけない。
しかしこれは、逆に言えば友だちさえあれば生きていけるのである。そのため、友だちが多ければ多いほど、お金を稼ぐことのモチベーションは下がる。お金が必要となる度合いが下がる。
そうなると、金銭感覚を研ぎ澄ませようがない。それは、もはや必要ないからだ。
かつて、多くの人々が貧乏であった。それも「絶対的貧乏
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コメント
コメントを書く核心を突いたお話で納得しながら読んでいたのですが、
そもそも友達がいなかったところは吹いてしまいました。
>>1
自分でも思わぬ結果でしたが、一方で腑にも落ちました。