ハックルベリーに会いに行く
これからどう生きたらいいのか?:第37回(2,023字)
戦後の日本には、興味深い現象が見受けられる。
それは、特徴的な「社会現象」が、世界のあらゆる国に先駆けて起こっているのだ。
例えば、高度経済成長、オイルショック、バブル経済、バブル崩壊、そしてバブル崩壊後のデフレ。あるいは、人口爆発と、その後の少子化。いずれも、世界に先駆けて起こり、世界がそれを追随している。
日本という国は、立地的・文化的に世界から適度に隔絶し、また国民が軽佻浮薄で新しいもの好き(変化に敏感)ということもあって、新たな社会現象が発生しやすい。そのため、日本で起きたことが、やがて他の国々でも起こるということが珍しくない。特にデフレや少子化は、最初は日本に固有の現象だったのが、今は先進国を中心に世界中にじわじわと広まりつつある。
この中で、「少子化」については経済との密接な関連性があるといわれている。
それは、経済が豊かになればなるほど少子化が進み、経済が悪化すればするほど逆
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