ハックルベリーに会いに行く
Wii Uの2画面について(1,706字)
Wii Uにおける2画面は、画面同士の距離を大胆に引き離した。これまでニンテンドーDSでは数センチだったのが、一気に数メートルにまで広がった。
ここまで広がると、「視点移動の煩わしさ」はむしろ「前提」となる。そのため、短所もある種の個性になるといえよう。
だから、それを利用したゲームというものも考えやすくなる。短所というのは、極端だとかえって長所となる場合が多いのだ。
Wii Uで、この極端な短所を最もうまく活用したのが「マリオチェイス」ではなかったか。「マリオチェイス」とは、「ニンテンドーランド」というパーティーゲームの中に入っているミニゲームの一つなのだが、内容は「逆鬼ごっこ」ともいうべきものだ。一人の鬼が逃げ、残りのプレーヤー(1名から4名まで)がそれを捕まえる。
このとき、鬼はスクリーン付きのコントローラーを持ち、逃げる方はスクリーンなしのコントローラーを持つ。そして鬼だけは、手元
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