閉じる
閉じる
×
20世紀後半に世界中の経済がものすごく伸張した。数倍どころか10倍以上に膨らんだ。
それに伴って世界中の人口も増えた。よく「人口が増えたから経済が伸張した」という人がいるが、順番が逆である。まず経済が伸張し、それに引っ張られる形で人口が増えた。
ではなぜ経済が伸張したのか?
それの答えはいろいろあるが、端的にいうと「石油」のおかげである。人類が、石油の効果的な使い方を発見したのだ。
20世紀の前半に、石油を使えば膨大なエネルギーを安価に生み出せることが分かった。それによって石炭から石油へのエネルギー転換が起こった。そして、石油が生み出したエネルギーによってさまざまなものが作られ、世界中の経済が伸張した。物質的に豊かになって、人口が拡大した。
そんなふうに、石油の力は絶大だった。ただし、石油そのものは昔からあった。それこそ紀元前の書物にも、その存在は「燃える水」として記されている。
ただ、扱
この記事は有料です。記事を購読すると、続きをお読みいただけます。
入会して購読
この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。