• このエントリーをはてなブックマークに追加
アーティストとして生きるには:その16(1,871字)
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

アーティストとして生きるには:その16(1,871字)

2023-08-01 06:00
  • 1
振り返ると、ここまで「アーティスト」の例として挙げてきたのは全て男性であった。これは偶然ではない。この連載で取り扱っている「アート」は、図らずも「男性の性欲」と深く関係しているからだ。

そして男性の性欲は、女性の性欲とは違う。内的な心性も具体的な表れ方も違うから、アートの様態はもちろん本質も、また異なるものとなるのだ。
ただしこれは、「女性はアーティストではない」と言っているわけではない。女性には女性の得意なアートがある。何よりまず文学が得意である。これは男性よりずっと得意だ。
男性の文学者というのは、そのほぼ全てが女性の心性を身につけた者だ。だから、男性の性欲に基づいていない場合が多く、ここで取り扱う「アート」とは少し異なる。

日本の文学者の代表は紫式部であるが、彼女はもちろん女性である。そして松尾芭蕉、近松門左衛門、夏目漱石、村上春樹らは、いずれも男性で皆偉大な文学者ではあるが、けっし
この記事は有料です。記事を購読すると、続きをお読みいただけます。
ニコニコポイントで購入

続きを読みたい方は、ニコニコポイントで記事を購入できます。

入会して購読

この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。

コメント コメントを書く

すごく面白い

No.1 15ヶ月前
コメントを書く
コメントをするにはログインして下さい。