ハックルベリーに会いに行く
アーティストとして生きるには:その16(1,871字)
振り返ると、ここまで「アーティスト」の例として挙げてきたのは全て男性であった。これは偶然ではない。この連載で取り扱っている「アート」は、図らずも「男性の性欲」と深く関係しているからだ。
そして男性の性欲は、女性の性欲とは違う。内的な心性も具体的な表れ方も違うから、アートの様態はもちろん本質も、また異なるものとなるのだ。
ただしこれは、「女性はアーティストではない」と言っているわけではない。女性には女性の得意なアートがある。何よりまず文学が得意である。これは男性よりずっと得意だ。
男性の文学者というのは、そのほぼ全てが女性の心性を身につけた者だ。だから、男性の性欲に基づいていない場合が多く、ここで取り扱う「アート」とは少し異なる。
日本の文学者の代表は紫式部であるが、彼女はもちろん女性である。そして松尾芭蕉、近松門左衛門、夏目漱石、村上春樹らは、いずれも男性で皆偉大な文学者ではあるが、けっし
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