これからの時代は「本質的」に生きる必要がある。なぜならAIの登場で「表面的」な魅力の価値が損なわれたからだ。病院経営においては、病院の外観を整えることより医療の質が重要になった。当たり前といえば当たり前だが、今までは病院の外観がだいじな時代がずっと続いていたのだ。

そして医療の質を上げるためには、技術を上げるだけではダメになった。なぜなら技術だけならロボットの方が上だからである。そこで医師は「人間力」を上げる必要が出てきた。立派な人間になる必要が出てきた。

ではどうしたら立派な人間になれるのか?
そこにおいて重要な役割を果たすのが「建築」である。なぜなら人間は、建築空間に驚くほどの影響を受けるからだ。そのため立派な人間になるには、いい建築で過ごす必要がある。逆に悪い建築で過ごしていると、凡庸な人間にしかなれない。

では、立派な人間になるために過ごす必要があるいい建築とは何か?
その理想こそ