ブルーカラーが仕事を奪われた事例で、自動郵便仕分け機と並んで印象深いものがもう一つある。それは自動改札機だ。

自動改札機は1970年代には関西で一般的になった。しかし首都圏特にJR(当時国鉄)ではなかなか導入されなかった。理由は簡単で、国鉄の労働組合が断固として反対したからだ。改札員の仕事が奪われるからである。

そうして労組は組合員の仕事を守ったが、結果的に国鉄の改組という倒産にもほぼ近い形を強いられた。それによって辞めさせられた職員も多い。結局小さな権利を守ったおかげで、もっと大きなものを失ってしまったのだ。元も子もないとはこのことである。

これの強い教訓は、時代の流れに逆らっては絶対にダメということだ。改札員(ブルーカラー)は、自動改札機(ホワイトカラー)の導入にめちゃくちゃ逆らった。そういう抵抗と敗北の歴史が、主に1970年代を中心に展開したのである。

そしてこの事実からぼくが思うの