
本質的に生きる方法:その24(1,824字)
スマホが普及したことで、人間は本質的に生きなければならなくなった。つまり、非ロボット的に生きなければならなくなった。なぜなら、人間のロボット的な部分は、ほとんど全てスマホが担ってくれるようになったからだ。
今考えると、電話というのはきわめてロボット的である。なぜなら、そこには「プロトコルの確立」が不可欠だからだ。もう廃れつつあるが、しかし今でも電話というものはある。そして電話をするときには、必ず儀礼に則らなければならない。
思えば、ぼくが会社に入ったときにも最初に教わったのが「電話の仕方」だった。なぜなら、日本のほとんどの会社にはまず「電話は新入社員が取らなければならない」という風習(文化)があり、かつその電話対応の仕方はそのまま会社の顔や名刺代わりにもなるので、必ず会社のルールに則った取り方をしなければならないからだ。
そんなふうに、電話は一種の通過儀礼というか、その会社に馴染むための儀
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