
本質的に生きる方法:その29(1,700字)
かなり大ざっぱに言うと、江戸時代まで人々は本質的に生きていた。しかし明治になって機械と生きるようになった。そのため機械人間にならざるをえなかったが、人口は増えたし経済的にも豊かになった。
しかし20世紀の後半から、大きくは地球環境の破壊による影響で、近代社会には徐々に終止符が打たれていった。そこから人口減少社会が始まり、これから「大淘汰」の時代に入りつつある。
ここにおいて、機械人間の居場所は完全に潰えた。これからの人類は、再び本質的に生きなければならなくなった。
本質的に生きることと「大淘汰時代」とは相性がいい。なぜなら本質的に生きることの一つは「死を肯定する」ということだからだ。これは「大淘汰時代」に最も必要な考え方になる。
そして皮肉なことに、「大淘汰時代」では死を否定した者から淘汰され、死を肯定した者だけが生き残る。その意味でも、もし生き残りたければ、本質的に生きる以外に道
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コメント
コメントを書くなんとなくハムレットの一節を連想しました。「なにを言う!このハムレット、たとえ胡桃の殻のなかに閉じこめられていようとも、無限の天地を領する王者のつもりになれる男だ。悪い夢さえ見なければな。」
>>1
世界は入れ子構造になっていてなおかつクラインの壺のように最も小さな箱の中に最初の最も大きな箱が入っているのだと思います。