
1994:その51(2,096字)
バハマに着いてからのぼくはルーレットと美食の日々だった。昼の12時くらいに起きると、みんなとランチへ行く。その後ホテルに帰って夕方までルーレット。夕方になるとまたみんなでご飯に行く。ご飯から帰ると、また朝までルーレットだった。
ぼくが着いた日の翌日、秋元さんの運転手のOくんも合流したから、ぼくたち一行は秋元さん、秋元さんの奥さん、察男さん、察男さんの奥さん、吉野さん、吉野さんの彼女、ぼく、Oくんの総勢8名だった。
夜の食事は、この8名でいつもミシュランに載るような高級レストランに行った。秋元さんの奢りなのでお金の心配はいらなかった。
この頃から秋元さんは美食にこっていた。だから、セレブにしか食べられない豪華な食事にありつけたが、そういうお店は気を遣うのと量が多すぎるのとで、あまり楽しめなかった。
それに比べると、ランチは気安い店に行くことが多く、量も適度で楽しかった。中でも印象的だっ
この記事の続きを読む
ポイントで購入して読む
※ご購入後のキャンセルはできません。 支払い時期と提供時期はこちら
- ログインしてください
購入に関するご注意
- ニコニコの動作環境を満たした端末でご視聴ください。
- ニコニコチャンネル利用規約に同意の上ご購入ください。