
1994:その53(2,137字)
ニューヨーク旅行で今でも覚えていることを思い出すままにつらつらと書き連ねてみたい。
秋元康さんに、80年代のアメリカ映画に出てくるようなニューヨークの最高級フレンチレストランに連れていってもらった。そこでは前菜に250グラムぐらいある巨大なフォアグラが出て、ぼくはフォアグラそのものを食べたことがなかったからその珍味に舌鼓を打っていた。
すると隣の席の察男さんが「岩崎、おれレバー食えないんだよ。おれの分も食べて」と言ってきた。先輩の命令は絶対なので、ぼくは2人前の巨大なフォアグラを食べた。
すると、それを見ていた秋元さんの隣に座っていた夫人の麻巳子さんが、ぼくにこう言った。
「あら、岩崎くんフォアグラ好きなんだ。私のちょっと大きすぎるから良かったら食べて」
秋元さんの奥さんの命令も絶対なので、ぼくはまだその80%くらい残っているフォアグラも平らげる羽目になった。合計2.8人前でグラム
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