出て行きやすい家、あるいは帰ってきやすい家というのは、玄関を出入りするときに隣人になるべく捕捉されない家である。そういう家だと出て行きやすく、また返ってくるときも心理的安全性が担保される。

しかしながら、そのためにできることは少ない。なぜならほとんどの家で、玄関のすぐ外は共有スペースなので、これをコントロールすることはほぼ不可能だからだ。特に集合住宅の玄関の外は、すぐのところが共有の廊下で、ここを隣人に入れなくすることはまず不可能なのである。

そうなると、できることは玄関の中をいじるということだ。これなら、ほとんどの人ができるだろう。

では、玄関の中をどういじるのか?
これの答えは一つしかなく、それは玄関を「外」と位置づけることである。つまり、そこを共有空間と位置づけ、覗かれたり、あるいは入ってこられたりしても、プライバシーを守れるような状況にするのだ。

要は、公共スペースを玄関に